2022-01-01から1年間の記事一覧

チューリップの球根を植えた

いろんな町へ

関わっているNPOの用事で、県内の某市 の中心駅ではじめて降りた。市役所へ行 ったのだが、駅も役所も立派で驚く、ト ヨタ城下町というのか元気さがわかる。 県内の市町村でも知らない、行ったこと がないところがたくさんある。世界は広 い。 沢木耕太郎の…

辻原登「遊動亭円木」

盲目の落語家にまつわる人情噺の連作集。 好きな作家といえども好みとそうでもな いものがあるのは当然であり、これは後 者。谷崎賞受賞作品なのにようやくアマ ゾンで購入できたのだが、北村薫の円紫 さんと私シリーズとはもちろん違うんだ けど自分の中で…

映画「蜜蜂と遠雷」

見なきゃと思っていた映画がテレビ放映 されたので録画してすぐに見た。 恩田陸の原作は読んでおり、その映画化 というので期待と心配なのだが、なかな か評価もいいようなので見たかったのだ。 さて、 天才たちの苦悩と努力をもっと深化させ てほしかった、…

シドニー・ルメット「旅立ちの時」

シドニー・ルメット作品というので録画 して見た。1988年作品。シドニー・ルメ ットは「十二人の怒れる男」に始まり、 「狼たちの午後」1975、「ネットワーク」 1976をアメリカンニューシネマとして映 画館で観て、骨太の映画を撮る監督だと 認めた記憶。で…

木版44:散策する

600×450 公募展出品作品(2回目)、はじめてこの 大きさの作品を作れた。全体としてパン チがない、黒に力がないというところか。 しばらくこの大きさをトライするつもり。

木版43:光に誘われ

360×450 広角で撮った写真をベースに構図を決め たので家が傾いている。このままのほう が面白いとそのままで作画したが、これ はダメ、気持ち悪いという人もいる。 左の緑は立ち木のつもり。

版画展に出品2022

愛知芸文センターのギャラリーの版画展 に、木版画を2点出品した。 度胸もなくなってきて下手加減がわかっ てくる。先輩諸氏に助言などもいただき また来年。見に来てくれた友人たちにも 感謝。

フランソワ・トリュフォー「大人は判ってくれない」

トリュフォーの長編第一作、1959年フラ ンス映画。ようやく見ることができた。 瑞々しいと云うんだろうな、少年のナイ ーブな心情を両親も教師も判ってくれな いではなく判ろうとしないことへの反抗、 抵抗なんだろう。トリュフォーの少年期 の自伝的映画だ…

高村薫「冷血」(上)(下)再読

前に読んだ「冷血」は単行本で、再読は 文庫本。高村薫は文庫化するとき大幅改 稿するというが、なにぶん細部は覚えて いないなので気にはならなかった。 「我らが少女A」を再読したので、次は 「冷血」と思っていたので、ようやく、 時間がかかったしんどか…

本を読むこと

読書家ではない、いわゆる人文系の本を 読むわけではない。ただ物語が好きで、 きっと子供のころから現実逃避としての 読書だったように思う。 そろそろ時間がなくなってきた。もう新 しい作家には手を出さないようにしたい、 お気に入りの作家を読みつくし…

映画を見ること

映画は映画館で観るのがいいに決まって いる。若かった頃は映画館の最前列か前 の方で見上げるように観ていた。でもそ のうち習慣もなくなって、家でレンタル で見るようになり、いまではほぼテレビ の映画を見ているだけである。 レンタルショップも近くに…

イラン映画「友だちのうちはどこ?」

1987年イラン映画。イランの田舎の村で の少年の一日、友だちのノートを学校か ら持ってきてしまった少年が返すために 家を探しに行くそれだけの話。なんだけ ど、ちょうど日本でいえば戦後すぐくら いの様子、父も母も爺さんも抑圧的で先 生も厳しい、子供…

堤真一「地下鉄(メトロ)に乗って」

浅田次郎原作の泣かせる映画を見るつも りはなかった。だいたいこういう泣かせ るものでは泣けないへそ曲がり男である、 やっぱり泣けなかった。 愛人は何故死ぬ必要があるのか、母親が 一緒に死ぬかもしれないのに。男は死ん だ愛人への罪悪感、良心の呵責…

考えているわけでもない2

昨日考えているわけでもないとなにげな く書いたが、そうだなあ最近ものをきち んと考えることがなくなったなあと思い いたった。いいのかわるいのかはわから ない。でもちょっと驚いた。

考えてるわけでもない

まだ前職に細くつながっているので言い にくいのだが、組織というものからフリ ーなるためにフリーになったわけで。 でもフリーになって、仕事ではないとこ ろとつながりだすとそこにも組織がある、 あたりまえのこと。 それくらいの付き合いをしないと、社…

スペンサー・トレイシー「折れた槍」

西部劇である必要がない社会派かつ親子 ドラマ。スペンサー・トレイシーがアイ ルランドからの移民で一代で成り上がっ た牧場主を演じ、息子たちを厳しく封建 的に育てている。一方で先住民の後妻を 娶りそこでは差別とかを考えていない。 牧場に流れる川の…

マルセル・カルネ「天井桟敷の人々」再見

映画史上ベストワンと云われてずっと見 る機会がなかった。レンタルビデオが出 てきてようやく見たのはきっと1980年代 になって見たのだろう、映画館じゃなか ったように思う。 あまりに有名な映画だったので、ストー リーとしては、え、これだけの話なのか …

映画「レディ・ジョーカー」

好きだった小説「レディ・ジョーカー」 の映画を見る。長編作品を2時間の映画 に収めるのは大変なことだと思う。本を 読んでいてもついていけない場面がある、 むつかしい。渡哲也はちょっと違う、合 田雄一郎役の徳重聡はもっと違う、と勝 手に思う、むつか…

ジョン・ウェイン「11人のカウボーイ」

1971年アメリカ映画、1971年だからジョ ン・ウェインも64才、牛追いの仕事に少 年たちを雇い、仕事を通じて徐々に少年 から大人に成長していく物語。 ジョン・ウェインの子供を亡くした過去、 黒人の料理人の頼もしさ、混血の少年の 謎とか脇役がよくていい…

「冬のソナタ」17~20

ここまできたらもういっきに最終回まで。 2003年か2004年というから50才前後か、 同世代の女性たちがはまっていたように 記憶するがこういう話だったのか。 テレビのトレンディドラマとかまるで見 ないので日本のドラマもこういう展開な のか、それとも韓流…

名古屋芸創センター「文楽公演」

三浦しをんの文楽の本を読んで、もいち ど文楽を観ようという気になって探した ら、ちょうど名古屋市芸創センターで文 楽の地方公演をやるのを見つけてチケッ トを取り観てきた。 「花競四季寿」からの踊りと近松の「冥 途の飛脚」の羽織落としの段、封印切…

「冬のソナタ」13~16

そうだった、これはテレビドラマだ、映 画じゃない。あれこれ展開に怒ってはい けない、もっと楽しもうと反省。 再び事故があり、10年振りの再会となり、 母親の不穏があり、いよいよ血縁の話に なっていくようだ、やっぱり・・・。 飽きてきてるので早く結…

青春舞台2022

テレビで青春舞台2022の最優秀賞を見る。 ひさしぶり、一時毎年テレビで見ていた が、先生主導で生徒が演じている形が気 になりだして離れていたが、コロナ禍を 越えての公演というので見た。松山東高 校演劇部の芝居、大江健三郎の母校だ。 「きょうは塾に…

高村薫「土の記」(下)

読みました。ちょっと冬ソナに気持ちが 行っているけど、なんのなんの高村薫の 圧倒的な世界観、この言葉はあまり使わ ないけど言ってしまおう、感動した。 シャープに勤めながら農家の婿養子に入 る、妻に先立たれ、定年後農業をはじめ る、コメ作り、茶畑…

「冬のソナタ」6~12

家人と見ているのだが、何故一緒に見る のかを問われ、あの頃あれだけの社会的 現象になったブームはなんだったのかを 知りたいと答える。 もうつっこみどころ満載で、ユジンは大 事なところで沈黙するし、ミニョンは身 勝手だし、サンヒョクはもっと身勝手…

ウォルター・マッソー「サブウェイ・パニック」

1974年アメリカ映画、今見るとおっとり している、サスペンス度合いは低い。と ころがこれが無駄がない、今の映画のよ うにはったりがない。今ならウォルター ・マッソーの私生活なり過去が交差する とか、ロバート・ショウ(スティング) やマーティン・バ…

高村薫「土の記」(上)

高村薫の上下巻の上を読了。 漱石の「行人」、辻原登、それにこれと 3冊を並行して読んでおり、これはいか んと思いながら、さらに冬ソナも見始め て。 高村薫のこれは全編農業の話なので敬遠 していたが、先日、我らが少女Aを再読 してよかったのでやっぱり…

「冬のソナタ」1~5

どうしていまごろになって2003-4年の韓 ドラを見始めたのか。家人がついwebか ら見ている(初めて見た、試しに見た) のを横から見て、なにしろどんな話かも まったく知らなかった、韓ドラを見るの もほぼ初めてなのだから。 最初は主人公の二人が高校生で、…

映画「天地明察」

昔読んだことがある小説の映画化された もの、見た。江戸時代の数学者の話だと いう記憶はあるのだが、映画からは最後 まで思い出せなかった。ちょっとだらだ らしている、暦を変えるということに一 直線で行ってほしかった。有名人がいっ ぱい出ているのだ…