2007-01-01から1年間の記事一覧

今年も終わり

今年もこれでおしまい。 来年はすこしかたちを変えて。

吉田拓郎「歩道橋の上で」

病気のためツアーが途中で中止になり、私は行く ことができなかった。それでたぶん拓郎も不本意 ながらこのようなミニCD+DVD+ブックレット を発売して後始末をしているんだろうなと思う。 まあ、健康に気をつけて好きなように歌を作り 歌ってください…

-071-村上春樹「村上春樹、河合隼雄に会いに行く」

ひっぱり出して再読。 自己治癒という言葉があって、「風信子」を作っていることが 私の自己治癒で、第九も銅版画もその一環なのだなということが 勝手に判ったつもり。再読してすこし理解したつもり。 それにしても箱庭療法の箱庭を作ってみたい、好奇心で…

クリスマスの約束2007

録画しておいたクリスマスの約束を見る。 くるりをはじめて見たのだが、今回はなんといっても、佐野元春。 小田和正が佐野元春をリスペクトし、それに応えて 「SOMDAY」を歌った。かっこよかった。

イングマル・ベルイマン「野いちご」

傑作。この年になって観ることができてよかった。 若いときに観ていたら良いとは思わなかったのではないか。 これはわたしのベストテンに入れてもいいかもしれない。

-070-金原瑞人「大人になれないまま成熟するために」

ときどき自分が漠然と感じていることをずばり書いて くれる文章を読むことがある。例えばこの本がそれで ある。私の世代がポスト全共闘世代、いわゆる三無世 代だといわれ、闘争の残滓と敗北感の匂いを嗅いで、 壊すことも創ることもできず、ただ休息が必要…

-069-村上春樹「東京奇譚集」

彼の短編はむつかしい。その雰囲気は好きだし、 濃くのあるストーリーは短編を読む楽しみを与え てくれるが、なぜその話かということがわからな い。それはなにを暗喩しているのかということを 考えると読めない。 そんなことは考えず私は読む。(420)

25km給水ポイント

であります。

-068-有吉玉青「身がわり」

「恋するフェルメール」を読んで、有吉佐和子の娘さんとは なにものぞと読んでみたのがこれ。母、有吉佐和子との 思い出、恵まれた生活のなかでの母子の愛憎というより、 まるっきり愛のみですね。やっぱり有吉佐和子の方に興味が いくという結論になります…

-067-米原万里「嘘つきアーニャの真赤な真実」

大宅壮一賞受賞作。米原万里のいつものエッセイではなく、 東欧の政治、紛争に巻き込まれた友人のノンフィクション。 とても重い内容なのだが、どんどん一気に読めてしまう、 こんなに軽く読めてしまっていいのかしらと思うくらいの 文章はすごいなと思う。 …

-066-須賀敦子「須賀敦子全集第3巻」

久しぶりに出た全集の第3巻。ユルスナールの靴、時のかけらたち、 地図のない道ほかを収録。 文章はあいかわらず静謐で端正、しかし私に教養がないため、理解 できないところ多し。でも一篇一篇ゆっくり読んで、読み終えた 静かな喜びがある。(1155)

2007一万人の第九:ゲネプロ・本番

快晴、朝9時、大阪城ホール到着。 席変更があってスタンド席よりアリーナ席へ移動、5回の経験で3回 アリーナ席、でも当初思っていたより座席の場所に差はない。 時間が押していて、発声練習もそこそこに、ゲネプロ。 そしていよいよ本番。 25回を記念し…

植田正治「僕のアルバム」

植田正治の奥様を被写体にした未発表の写真をまとめた写真集。 なかなか植田正治の写真集を買えないでいるのだが、 彼と妻の長い生活、関係を少し知ることとなった。アラーキーが 陽子夫人の写真を残したように、植田も婦人の写真を残し、 オブジェとしての…

2007一万人の第九:前日リハ

大阪ドームでのオーケストラ、合唱団合わせての 総合リハーサル。会場までの銀杏並木の黄色の美しさ、見事。 スケジュールがおせおせのようで、今年はじっくりおさらいを する感じではなかった。 久石譲の8分の11拍子のテーマ曲のコーラスも、 ゲスト中島…

2007一万人の第九レッスン(佐渡練)

出張で欠席です。一連の練習の中で佐渡錬がもっとも 充実した、佐渡裕の音楽の想いが発露され、私が 励まされる、私の第九がだけでなく私自身が励まされる レッスンであったのに。

-065-藤田宜永「愛さずにはいられない」

60年代に下宿する早稲田高校生として、軟派に 生きた作者のその理由が明らかにされる。 しかし理由など要らないな。 ところで軟派とはマメで自意識を捨てないといけ ないものなんだとこの年になって知る。(105)

-064-有吉玉青「恋するフェルメール」

日曜美術館で作者が出演しフェルメールを 語っていたので、ずっと気にはなっていたのだが、 買ってしまった。フェルメール全36作品をすべて 見て回るエッセイなのだが、心配していた自慢げな 内容でなく、理論、理屈からでなく自分の生活から 導き出した飾…

神農祭

大阪が日本の商業の中心だった繁栄の残り火というのだろうか。 日本中の薬がすべてここから送られた、武田も田辺も塩野義も この道修町という通りから始まったそうな。

2007一万人の第九レッスン6回目

昨日は、とうとう最終回、5回出席なので本番出席資格を得て、 座席券をもらう。今日は最初からとおしておさらいをして、 休憩後、前の方と後ろの方と二つに分かれて、半分は舞台に 上がり合唱し、残り半分は聞くという練習とご褒美。半分でも 200人くら…

大阪市立近代美術館心斎橋展示室「名画の理由展」

関西文化の日で無料にもかかわらず、すいていた。 吉原治良を中心に抽象絵画、前衛絵画の展覧会となって いるのだが、これをモダニズムというのだろうか。よく わからない。こういう絵画は、説明を聞くと、時代を 現しているとか、難解なことを表現している…

ハリウッドスターの言葉

アクターズスタジオインタビュー総集編を見ていたら、 歴代のスター達の好きな言葉の多かったもの Yes(loveが一番多かった) 嫌いな言葉の多かったもの Can’t これは、すこし感心した。

映画「いつか読書する日」

若いときのいろいろな小さな糸をずっと引きずって、それを どう消化させて生きていくかは人それぞれだけれど、それが 初恋だったりすると、物語になるということだ。 田中裕子がカラマーゾフの兄弟を読んでいて、そのストーリーが 共鳴しているそうだが、私…

(31)口縄坂:エッチング、ソフトグランド

先週土曜に版画教室に行ったのだが、 6月30日の作品をまだ引きずっている。 ソフトグランドがなかなか腐食しなくて、 先生に手伝ってもらって、かなり濃く仕上がった。 前のものとはまったく違う作品となった。 繊細な爽やかなタッチが好きだと思っていた…

-063-宮部みゆき「模倣犯」(上)(下)

2001年の作品だから、6年も経ったのか。上下巻で 4000円近くする単行本の美本をブックオフで2冊で 210円で入手し、約2週間かかって読んだ。 いつまでも終わらない物語は、最後まで後味が悪く、 いつもの宮部みゆきらしさがなかった。 それぐら…

2007一万人の第九レッスン5回目

いよいよあと2回。今日は最初から丁寧に仕上げていき、 暗譜で歌う。まだ、ぎこちないところがあることがわかる。 なんといっても、一度も家で練習していないからなあ、 レッスンCDも今年はまだ聞いていないし・・・。 後半は、4パートをシャッフルして…

「クイーン」

いまごろになって映画館で観る。@500円 エリザベス女王を演ずるヘレン・ミレンではなくエリザベス そのものを見ていたような映画だ。 しかし、この映画はエリザベスの映画ではなく、ブレア首相 の映画だ。この映画を作らせたイギリスはとてつもなく懐が…

-062-浅利佳一郎「鬼才福沢桃介の生涯」

福沢桃介という実業家には永くどんな人だろうと関心を 寄せてきたが、ようやく彼に関する本を読んだ。 知らないことだらけで、福沢諭吉との軋轢、反発も よくわかったし、貞奴のことも少しわかった。(105)

-061-梶尾真治「クロノス・ジョウンターの伝説」

私の好きなタイムマシンもの。 でもまったく知らなかった作者と作品。 とても面白く読めたが、やっぱりジュブナイルなんだなと 思ってしまうのは偏見でしょうか。(630)

2007一万人の第九レッスン4回目

実質3回目は、Sから最後までおさらいして、 最初から通して歌う。 今日は大きな声が出て、歌いきったという感覚で 気持ちがいい。2、3覚えていた音と違うことが わかり、しっかりおさらいの必要あり。 ストレス発散できて久しぶりに充実、こうだったんだ…

幻のチケット

拓郎のツアーが中止になり、幻となったチケット。