2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

100分de名著「ラッセル幸福論」

教育テレビの100分de名著はユニークな番 組だけどなかなかみられない。けれどこれ は録画して見た。以前にも書いたようにラ ッセルにはすこし引っかかるところがあっ て楽しみだった。哲学というのは読んだり 聞いてしまうと当り前のことしか云ってな いよう…

「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」

「クイーン」といい「英国王のスピーチ」 といい、イギリスは王室のスキャンダルに もつながるような映画をよく作れるものだ。 この映画も若き日のエリザベス2世がナチ スに勝った記念の日のお忍び外出の物語。 事実をベースにしたフィクションである。 こ…

「最高の花婿」

フランスで2014年最大のヒットとなった コメディ、フランス映画。四人姉妹の3 人がそれぞれイスラム教(アラブ系)、 ユダヤ教(ユダヤ系)、宗教なし(中国 系)のフランス人と結婚し、4人目の末 っ子がコートジボワール出身(ただしカ トリック)の黒人…

ウェス・アンダーソン「グランド・ブダペスト・ホテル」

傑作だとは聞いていたがこれはなんだ。 面白くて映像はポップでとてもアートで気 に入ってしまった。 さてこれはどういう映画なんだろう、映像 美だけを追究した映画かというとそうでは ないように思える、もう一回見てみようと 思わせた映画だった。

ジャン・ルノワール「ゲームの規則」

ジャン・ルノワールの傑作といわれている コメディ。テンポのよさ、華麗なカメラワ ーク、第二次大戦前夜の欧州貴族たちの世 間知らずの滑稽さ、たしかにそれらは認め ることにしよう、でもやはり古さは否めな い、ドタバタを超えるものを掴めず、胸に ずし…

和泉市立久保惣美術館「ピカソと日本美術展」

関西文化の日で無料とのこと、久保惣美術 館へ行ってきた。ちょうどピカソと日本美 術との関わりを読み解く展覧会をやってい てしっかり楽しめてかつなるほどと思うこ ともあった。北斎をはじめ浮世絵がまた大 きく見直されているが、ピカソもコレクシ ョン…

新刊本の手触り

家の片付けをしているので新刊単行本を買 うことがほとんどなくなっている。書棚を 減らしどれだけ本が収まるのかわからない のでためらいのほうが強い。よって図書館 で借りると同じ感覚でブックオフで買って 読んでいるといったところ。 でもこれは発売と…

ケヴィン・コスナー「メッセージ・イン・ア・ボトル」

うーん、なかなかしっとりした恋愛映画だ と思いながらぼんやり見ていたら、いや、 なにかリアリティがありそうで実はないと いうすこしありえないような作り物感が強 い、男も女も想いと行動がかみ合っていな いのだと気付く。ポール・ニューマンがケ ヴィ…

クリストファー・リーヴ「ある日どこかで」

私の好きなタイムマシン物の映画。タイム 移動の方法は「ふりだしにもどる」に似て いる。ややこしい話もパラドックスもなく ただ古いポートレイトの写真の女性に恋を して会いに行くという話。それがクリスト ファー・リーヴなのでなんとも感傷的な気 持ち…

バートランド・ラッセル「幸福論」

11月のNHKの100分de名著はバートランド・ ラッセルの「幸福論」だと知って、懐かし い名前を見つけたと感慨深かった。19才の 頃迷路にはまり込んだ時に読んだのが例え ばこの一冊、「怠惰への讃歌」、タイトル にしびれ、中身はまるで覚えていないが仕 事オ…

ひたひた11月

長雨、台風、急な寒さ。世の中のなにもな いかのような窮屈感に対抗して機嫌よく暮 らしていけるかが私のこれからの大事な課 題。仕事はあと5ヵ月、次につなげていく 案件の対応がむつかしい。 実家のリフォームをしていて心身ともに疲 れモード、断捨離も…