2010-01-01から1年間の記事一覧

今年も終わり

去年もよくなかったけど、今年はもっとよくなかった、 ポジティブにといっても限度がある。来年はなんとか 好転させたいものだ。

ナンシー・メイヤーズ「ホリディ」

ホームエクスチェンジという制度を知らなかった、ほんとうに そんなことがあるのか。ケイト・ウィンスレットは好きな女優 でコメディで観るのははじめてか。

パイパー「レフト・スタッフ」

後藤ひろひとの演劇集団パイパーの新作をテレビでやって いたので録画して見る。 観客がストーリーを選んで変えていくのは、藤山寛美の松 竹新喜劇でもやっていたが、それとは趣向が少し違うよう だ。面白いことは面白いんだけどさあ、残念ながら中だる みと…

RDウィングフィールド「クリスマスのフロスト」

これが何年度かの第1位に輝いた作品か、ようやく出張の新幹線の 中で読む。ただし往復でも読みきれず少し家へ持ち越した。 刑事コロンボの印象は絶大で、どうしても似ている気がしてしまう。 ただしこちらのほうが下品でいい加減で困った上司だ。 第1位な…

劇団カオス「贋作桜の森の満開の下」

坂口安吾の原作とその他の作品をモチーフに野田秀樹が 戯曲化した作品に、劇団カオスが挑む。 こういうむつかしい作品を取り上げるのは大変だし、実 は観ているほうもよくわからないのだが、それでもこう いうものは後でじわーと効いてくる。何年でもその感…

梅田ガーデンシネマ「ハーブ&ドロシー」

ようやく観たかった映画を、クリスマスイルミネーションが きれいな新梅田シティの梅田ガーデンシネマへ観に行った。 普通の郵便局勤務の夫と図書館勤務の妻、ハーブとドロシー が、2000点もの現代アートを収集し、しかもすべて手放 すことなく生活する…

ラッセ・ハルストレム「ショコラ」

先日見た「マルタのやさしい刺繍」によく似たシチュ エーションの映画。古い因習の街に新風を吹き込む不 思議なチョコレートパティシエ。風の又三郎のようで もある。こういう人を受け入れる度量があるかどうか は大事なところ。ジョニー・デップが普通の男…

ジャック・ニコルソン「アバウト・シュミット」

リタイヤ後の人生というテーマはアメリカも同じの ようで、ジャック・ニコルソンは実にうまく演じ、 独壇場の様相。特別な主人公ではない普通の父親の 弱さもさらけ出し、でも里親となっての希望も織り 混ぜてのヒューマンドラマ。いかにものヒューマン ドラ…

ジョージ・クルーニー「マイレージマイライフ」

リストラ専門家という仕事があるとはアメリカはすご いし、あのように簡単にカットされていくのは本当の ことだろうか。そのためにはデタッチメントで行くし かないのでしょうね。都会的にクールに描かれて作品 が成り立っている、クルーニーには適役か。

ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス「リトル・ミス・サンシャイン」

こういう映画か。どこの家庭もそれぞれの問題を抱え、 乗り越えるのでもなく、しのいでいくのだなあと実感 させる。共感したくない共感って奴か。ロードムービー というものはいつもこのようなカラーのような気がする。

ブリーゼホール「山本潤子コンサートツアー2010〜2011やさしい時間(とき)」

山本潤子を梅田のブリーゼブリーゼのホールへ観に行 きました。大人のコンサートでした。 ほんとうにうまい、透明感のある声、のびやかな声、 艶やかな声、高音が美しい。淡々とした、スタンディ ングもない静かなコンサートでしたが、あとからじわ っと沁み…

伊坂幸太郎「重力ピエロ」

伊坂ワールド2冊目。白石一文以来の新しい作家探検は 伊坂幸太郎なのだが、すこしわかってきた。このセンス は嫌いじゃないが、物語に移入していけないのはなぜだ ろうか、すでにたくさん著作があるのでこれだというの に辿りつかないといけない。

一万人の第九2010余韻

1、2回目の感動から比べれば、この数年はああ終わったと日常 に戻るのだけれど、今年はなぜか余韻が残る。平原綾香のブログに http://ameblo.jp/hirahara-ayaka/entry-10728240738.html コメントがあり、そこに共有するなにかがあったことは確かだ。 今年…

一万人の第九2010ゲネプロおよび本番

今年の本番当日は晴れ、暖かい。坂本龍一の日本サッカーの曲から、 これはサプライズゲストは大阪天王寺高校出身の岡田前全日本監督 に間違いないと思っていたら残念ながらビデオ挨拶でした。 そして平原綾香、歌もよかったけれど、第九を客席で聴かれていて…

一万人の第九2010前日リハーサル

今年で8回目、飽きてきたといえば申し訳ないことで あるが、2日前の木曜の佐渡練も仕事で行けなくて、 前日リハはなんとしても行かないとなと。マエストロ 佐渡はさらにオーラがみなぎっている。ゲストの平原 綾香のリハは積極的で提案もしながらのリハで…

原武史「滝山コミューン一九七四」

なんともやっかいな本を読んでしまった。 実は村上春樹には1973年と1Q84年があったので、それなら 1968年から1982年までの年号が入った本や映画やCDを集 めようと思いついて実行中なのだが、その1冊がこれ。 私はこの本にある頃より10…

一万人の第九2010補習レッスン

経験者クラス6回レッスンの内、4回しか出席できず、 昨日は、救済措置の補習レッスンに出かける。 はじめての先生で曲の解釈がわかりやすい、それぞれ の指導者によってずいぶん違うこともあらためてわか った。バスパートは10名くらいで、全部でも10…

エマ・トンプソン「新しい人生のはじめかた」

ひさしぶりにエマ・トンプソンに魅了されたので、新しい作品を 観てみようと探したら、ダスティン・ホフマンとのラブ・ストー リー。こういう中年女性の映画は最近はやりのようで、アメリカ でもベビー・ブーマー(団塊世代)達が観ているのだろうか。

エマ・トンプソン「いつか晴れた日に」

エマ・トンプソンは、「ハワーズ・エンド」「日の名残り」以来、 注目している女優なのだが、以前観た「いつか晴れた日に」をま た観たら、この作品でアカデミー脚本賞と受賞しており、ケンブ リッジ出身の女優であることを知る。アラン・リックマンが渋い …

朝日新聞の日本芸術院の記事

いつもは時事問題には反応しないのだが、今朝の朝日の日本芸術院の 記事には驚いた。芸術院会員になって、文化功労者になって、文化勲 章をもらう流れがあることは知っていたが、まさか挨拶回りと賄賂の 世界とは思わなかった。別に公募展美術団体の中で勝手…

伊坂幸太郎「終末のフール」

名前は知っていたけれど、バイオレンスかパンクの作家と 勝手に思っていた。伊坂幸太郎はもういっぱい本が出てい る、それも知らなかった。はじめて読んだのは「終末のフ ール」、最初に読む本は結構大事なんだが、ああ、こうい うハートウォーミングストー…

一万人の第九2010第6回レッスン

先回の第5回レッスンも出張に重なり行くことができず。 結局6回中4回しかいけなくて、本当ならば本番を迎えら れないのだが、救済用の補講があるようで、首の皮一枚つ ながっている。だからまだチケットを貰っていない。 さて、昨日はその第6回目最終回…

読む直す村上春樹11「ねじまき鳥クロニクル」

もう17年も前に読んだ小説なのか、まだ最近のように思って いたが。94年4月に2冊同時発売、久々の大作ということで 期待満々だったのに、さてと読んだらなんだか違う、これは村 上春樹が大きな転換を図ったんだ、もうあんなポップな小説に は戻れない…

辻井喬「茜色の空」

大平元首相は、当時はアーウーの鈍牛のような政治家だと思って いたが、その後、クリスチャンだったとか学者タイプだとかいう いわゆる他の保守政治家とは違うという情報が伝わってきて、そ うなのかなとおもっていたが、辻井喬がその評伝を書くというの で…

国立国際美術館「マン・レイ展」

この美術館は文化の日が特別展常設展ともに無料なので、 観たかったマン・レイを観に行った。 マン・レイは写真家として知っていたけど、いろんなこ とに取り組んできたことがわかる。だからというわけで はないのだろうけど、これだというものが感じられな…

メリル・ストリープ「恋するベーカリー」

もうひとつ笑って見られる映画を。しかしメリル・ ストリープは怪物だなあ。マディソン群のときに すでに限界と思っていたのに、あれから幾年、いや はやすごすぎる。

ヒュー・グラント「ラブ・アクチュアリー」

疲れたときはお気楽な映画に限る。ヒュー・グラン トはこういう映画には最適、しかもイギリスの首相な んだから笑える。僕の好きなエマ・トンプソンも、 いささか老けて、でもいい感じ、うまく年を重ねて きたように思える。

堺クラフトフェア「灯しびとの集い」

近所の仁徳御陵の隣りの大仙公園でクラフトフェアを開催すると いうので散歩に出かける。陶器やガラスや木工の作家作品が屋外 で展示されている。ちょうど雨が降ってきて、ゆっくり観れなく てあたふたと帰ってきた。残念。 帰りに横の堺市立図書館でイベン…

ベティナ・オベルリ「マルタのやさしい刺繍」

2007年度アカデミー賞外国語映画賞スイス代表作品ということで、 テレビでやっているのを観た。未亡人となった80才の女性が 生きる力を取り戻し夢を実現する物語。ラストあたりの展開が 安易ではあったが、80才のおばあさんに元気をもらったという のは…

三谷幸喜「ショウ・マスト・ゴー・オン」

三谷幸喜の1994年の東京サンシャインボーイズの舞台を、 テレビ録画してあったので観る。 佐藤B作を客演に迎え、西村雅彦、相島一之、梶原善、甲本雅浩、 小林隆ら、いまやそうそうたるメンバー。 芝居の袖の舞台監督を中心とした、ちょうど「ラジオの…