2022-01-01から1年間の記事一覧

昭和に生まれて

わたしは昭和世代だと思ってきた。とこ ろが先日そうでもないんじゃないと思い ついた。昭和のことはわりとわたしの出 来事、世の中のことが年号と結びついて 記憶にあるのだが、平成は31年もあった のにどうも年号と結びついていないのは 何故なんだろう、…

CUDオンライン勉強会2022

CUD(カラーユニバーサルデザイン)に 関する講演会を、zoomオンラインで聴講 した。今回は教科書のCUD、某教科書出 版社の担当者からの講演。 考えてみればわたしの小中学校の教科書 は白黒だった。それがいまやカラフルで 色が溢れている。事例紹介で電池…

ジョン・フォード「馬上の二人」

ジェームズ・スチュアート、リチャード ・ウィドマーク主演のジョン・フォード 映画、1961年作品。 ジェームズ・スチュアートの西部劇も違 和感がなくなった、リチャード・ウィド マークは今回も好青年で、悪役のイメー ジを持っていたがなかなか渋いいい俳…

ジェフリー・ラッシュ「英国王のスピーチ」再見

10年振りに見た、というより今この時、 便乗してこの映画を放映したのだろう、 そしてやっぱりつい見てしまったのであ る。 歴史はこうやって補強されていくのだな とつくづく思う。英国王室の隠してもい いようなところを見せることで、その結 果強固になっ…

夏目漱石「道草」

ずっと漱石新潮文庫版読破プロジェクト をしているが遅々として進んでいない。 特にあと「虞美人草」「行人」「道草」 「明暗」「猫」まできているのに、「虞 美人草」で躓いてる。それで長い中断。 ひさしぶりに一歩進むために虞美人草は 諦めて、3年振りに…

バズ!

車で走っていたら前のトラックに変なも のが。信号で止まったときに、あわてて スマホを取り出して撮った。 トラックオーナーさん、勝手にアップし てごめんなさい。 バズ!ウッディの手を離すんじゃないぞ。

メナード美術館「美術の森に生きるどうぶつたち展」

なつやすみ所蔵企画展であり、今週は近 隣の中学校の鑑賞会のようで、その合間 を狙って観てきた。 わたしの中学生のときも日展とクレー展 を見に行った記憶があり、クレーの奇妙 な(中学生だからな)絵に魅了されたこ とを覚えている。 40人にひとりでもふ…

ジャック・ニコルソン「最高の人生の見つけ方」再見

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリ ーマンの映画再見、見終えたところ。 ほぼ覚えていても細かいディテールは忘 れている。世界一の美女にキスをする、 か。そうきたか、そうだったか。 2009年に見たときは「バケット・リスト」 に関心がいき、これから…

沢木耕太郎「飛び立つ季節ー旅のつばくろー」

沢木耕太郎の日本の旅のエッセイ集第2 弾。今回も東北一周の思い出が語られ、 会津若松のことが書かれている。わたし が行ったことももう漫然としか記憶がな いが、あの頃のふらふら旅は澱となって わたしを形成していると思う。 臼杵の石仏のことも書かれて…

映画「武器よさらば」

ヘミングウェイが書いた小説が原作なの はほんとうか。1957年アメリカ映画。 イタリア軍に志願したアメリカ人ロック ・ハドソンと従軍看護婦イギリス人のジ ェニファー・ジョーンズ、なんだかお気 楽な男と女の戦時下のラブロマンス。 戦争の悲惨さに逃げ出…

アンソニー・ホロヴィッツ「メインテーマは殺人」

今年の夏はずっと不調だったなあ、暑さ のせいにしたり、気候不順のせいにした り、バイオリズムのせいにしたり、まあ、 いろんなことがあったので不調なのだが、 こういうときはスカッとミステリーでも と。「カササギ殺人事件」に続いてベス トワン総なめ…

五木寛之「親鸞」(上)(下)

我が家は曹洞宗だったので、信者が一番 多い浄土真宗とか本願寺というのがぴん とこなかった。南無阿弥陀仏とか悪人正 機とか、法然と親鸞の関係も知らなかっ たが、五木寛之の小説で「親鸞」ができ るまでの物語を読んでそういうことかと すこし合点した。 …

ルキノ・ヴィスコンティ「ベニスに死す」再々見

1971年イタリアフランス合作映画。 1978年頃から日本でのヴィスコンティブ ームがあり(「家族の肖像」らしい)、 その頃「イノセント」の試写会へ行った ら淀川長治の講演があり、ヴィスコンテ ィ絶賛を聞いて、他のも見ようとどこか の名画座だったかレン…

レゴのかたづけ

レゴは結局そのまま押入れの奥にしまっ た。すこしだけ日干しに出しておく。 これを見て、そういえばデンマーク製の レゴには武器がないというのがわたしが 子供で欲しかった50,60年前の頃のポリシ ーだったのではないか、違ったかな。 この雛段はみんな武器…

辻原登「ジャスミン」再読

最近、再読の本が増えている、新しい作 家を探して読むのはそろそろ終わりかも。 漱石以降の古典も読みたいしなあ。 この数日は「ジャスミン」、スケールの 大きな物語、二度目でもぐいぐい読ませ る。先回は物語の展開を追っかけるのに 夢中で、今回はしっ…

T教会の思い出

1974年に大学へ入ってからの3人の高校同級生のこと。 1.高校のクラブの部長で親しかった。 2年の終わりに東京へ転校して、音大に入り、いつのまにかTへ。 20年後くらいか連絡があって一度会おう という話になったがそこまで、まだTな のかも聞けずじまい…

原武史・三浦しをん「皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。」

図書館の三浦しをんの棚にあったので一 緒に借りてきた。原武史は新聞で鉄道の エッセイを連載しているし「滝山コミュ ーン」を読んでいたので知っていた。 三浦しをんはエッセイの芸が確立されて いてここでもつっこみとボケは満載、見 事な芸である。皇室…

三浦しをん「あやつられ文楽鑑賞」

図書館へ行って関連作品の「あやつられ 文楽鑑賞」というを借りてきた。 三浦しをんは本気の文楽推しであった、 楽しい。なかでも「仮名手本忠臣蔵」の お軽勘平がどんな話かわからなかったが うまく説明されていて勉強になった。と いってもどんでもない話…

ケリー・マクギリス「刑事ジョン・ブック 目撃者」再見

今、テレビで見たところ、再見、およそ 覚えていた、好きな映画。 1985年に観て、アーミッシュに関心を持 ち、95年にNYへ遊びに行ったときに、フ ィラデルフィアのアーミッシュに立ち寄 る日帰りバスツアーに現地で申し込もう と思い描きながら、やっぱり物…

三浦しをん「仏果を得ず」

三浦しをんのお仕事小説は、いつも知ら ない世界をみせてくれ楽しみなのだが、 ようやくここにたどり着いた。 文楽の世界である。大阪に18年も居たの に国立文楽劇場で文楽を観たのはわずか 3回である。他の太夫の声、語りもよか ったのに住太夫を聞いたら素…

高村薫「地を這う虫」

高村薫の短編4作品を収めた短編集。 短編ははじめて読むんじゃないか。 元刑事、なんらかの理由で刑事を辞めた 男の物語、これはこれでいいんだけどや っぱり重厚な長編に仕上げて圧倒的な物 語を読みたいと思いました。 さて長編「土の記」がまだ手に取っ…

北村薫「遠い唇」

北村薫も久しぶり、こんな文庫も出てい たのか。短編集、どれも楽しく読んだ。 が、乱歩の二銭銅貨とかもう忘れている のでそれに絡む話はよくわからず。「冬 のオペラ」の巫弓彦が出てきたのには驚 いた、こちらもどんな話だったかな。 ああ、どんどん忘却…

中村好文「好文×全作の小屋づくり」

電線や水道管やガス管がつながれていな い小屋、自前だけで暮らしていける小屋 のような家をクライアントの全作さんと 設計士の中村好文がともに知恵を出し、 探し、集め、作る。その過程を含めて紹 介した本。 ここまでやるかというところもあるが、 ひとつ…

高野文子「るきさん」

朝起きたら、ぎっくり腰である。 昨日はワクチンで一日ごろごろ寝ていて 身体が固くなっていたからだろうか。 最近の腰痛は坐骨神経痛なのだが、ぎっ くり腰は久しぶり。ワクチンは37.3℃の微熱が今日も残っており踏んだり蹴ったり。 こういうときは楽しい本…

ワクチン4(覚書)

昨日の午後、4回目のワクチンを接種した。 ファファファファである。 昨晩は特に普通にしていたが、今朝から 倦怠感で起きられずぐったりしていた。 37.6℃だから特段高熱でもないのだ が、わざと冷房なしで布団の上でごろご ろして文庫を読んでいた。 夕…

リチャード・バートン「アレキサンダー大王」

アレキサンダー大王のことはなにも知ら なかった。紀元前4世紀の古代ギリシャ のマケドニア王国というところからよく わからない。ギリシャからペルシャ、イ ンドまで征服した英雄であり、いくつも の有名な伝説、逸話があり、それが映画 の中で登場する。…

メル・ギブソン「陰謀のセオリー」

1997年アメリカ映画、メル・ギブソンと ジュリア・ロバーツ。メル・ギブソンが 陰謀論にとりつかれている導入部はうま いサスペンスなのだが、あとはぐしゃぐ しゃ、ご都合的な展開。もっとシンプル にしても十分にサスペンスになったと思 うんだけどなあ。 …

芦原伸「西部劇を読む事典」

西部劇の関する本を図書館HPで検索して、 (意外と解説本がない)これかなと借り てきて読んだ。西部劇の先入観、偏見は 大量に作られたB級映画からきているよ うだ、昔からインディアンと折り合う映 画も決闘をしない映画もあったし、ジェ ームズ・ステュア…

徒労

お盆も終わったので、気合いを入れて、 今日は朝家事が済んだら版画の大作の刷 りを行った。去年から取り組んでいるの があり、うまく刷れず気に入らなくてで も今月中にも仕上げたいのだが。一回に 3枚刷る、いろいろ準備をしてさてと始 める、ところが色具…

棚が落ちて

納戸の棚が突然落ちた、このお盆の忙し い時に。沢山の額とレゴのプラケースと 思い出ケースがひっくり返った。 レゴは大2箱あり捨てろと云われている が捨てられない。クリスマスやプレゼン トにはいつもレゴだったし、NYのFAOシュワルツで買ったレゴもあ…