2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

高樹のぶ子「百年の預言」(上)(下)

クラシックからみで、外交官とバイオリニストの恋を、ルーマニアの民主化に からめたストーリーで、本当のバイオリニスト天満敦子は一度だけテレビで見 たことがあるが、彼女の「望郷のバラード」をいう曲からヒントを得たという ので読んだ。出張の新幹線往…

第三舞台「スナフキンの手紙」

いきおいあまって、さらに鴻上尚史の岸田戯曲賞受賞作をDVDで観る。 こちらはスピード感あり、ストーリーは重層的、パソコン通信がでてく るように古さはあるが先進性あり、うーん、何回か見ないとよくわから ん、そういうところがいいんだろうな。

第三舞台「深呼吸する惑星」

10年の封印を解除すると今年の1月に発表されてから、待ちに待ってようやく 封印解除解散公演を観に行った。大阪の森ノ宮ピロティホールは満席。期待は膨 らみ、おさらいもして、さて。 第三舞台は当時はほとんど知らなくて、その後小須田康人を見つけて、…

第三舞台「天使は瞳を閉じて」

理由があって、ほんとうにひさしぶりに、第三舞台のDVDを観た。 小須田、大高、長野里美、筒井真理子、山下裕子、筧、勝村、 ばりばりの演技、ダンス、ああ、第三舞台だ。結局いちども観 ていないのに懐かしい。ストーリーはよくわからなくてもその パワ…

本広克弘「曲がれ!スプーン」

上田誠のヨーロッパ企画での芝居で観た「冬のユリゲラー」を 原作として映画化したもの、長澤さとみ主演。 芝居は面白かったのだが、この映画はなんなんだ。芝居「サマー タイムマシンブルース」の映画化はうまくいっていたのに残念。

題名のない音楽会

今日のこのテレビは第九の合唱部分を佐渡裕が解説する番組だった。 私がレッスンを受けていたのと同じ内容、こういうレッスンが一般 のテレビで解説するようになるとは思わなかった。これをみたら はじめようかというハードルは低くなる、うらやましい限り。

丸谷才一「ゴシップ的日本語論」

丸谷才一は小説やエッセイは面白いけど、文芸評論はむつかしい。 「輝く日の宮」が出たころの文章で、瀬戸内寂聴との対談は面白い。

有川浩「阪急電車」

阪神間のおしゃれなイメージの今津線を舞台にしたライトノベル。 うん、軽快で面白いけど、もっと小説にすればいいのになあ。

村上春樹「小澤征爾さんと音楽について話をする」

村上春樹の河合隼雄との対談本、柴田元幸との対談本に続く対談本 だろうか、でもこれは深度がまるで違うように思える。村上春樹が クラシックも聞いていることは知っていたし、実はピアノもうまい ことも知っていたが、ジャズのようにここまで詳しいことは知…

谷川俊太郎「ひとり暮らし」

そういえばまだ読んでいない谷川俊太郎があったなあと 本棚を探して読む。ただしこれもブックオフもの。 こちらは暮らしの雑多なエッセイだが、それでも思索が あり、活動がある。たらたらと読んでいても、ときどき ひっかかることばに出会う。

ジュリアード弦楽四重奏団「モーツァルト:ハイドンセット」

丸谷才一の弦楽四重奏団の話である「持ち重りする薔薇の花」を 読んで、ハイドンセットを聞きたくなってアマゾンへCDを注文 して入手した。14番「春」、15番、16番「狩」、17番、 18番、19番「不協和音」の6曲でハイドンセットというそう で…

谷川俊太郎「風穴をあける」

つられて、同じ「櫂」同人に所属してる大御所谷川の エッセイ。まあ、手慣れたものでいろんなところで詩 について書いたエッセイをまとめたもの。亡くなった 武満徹についてのいくつかのエッセイは沁みる。

後藤正治「清冽―茨木のり子の肖像―」

詩人茨木のり子の初の評伝ということで、たしかに清冽 な生き方をした人だったと清々しく読んだ。 自分の感受性くらい、わたしが一番きれいだったとき、 寄りかからず(寄るはニンベンあり)、さくら、特段詩 に親しんでいるわけではないが、いくつかの詩は…

一万人の第九2011ゲネと本番

大阪城ホールでの一万人の第九コンサート、今年は9回目。 朝9時に集合、合唱指導先生より発声練習とダメだしレッスン。 そしてゲネプロ。今年は震災があってちょっと違う雰囲気、佐渡 裕も少し違う。 いよいよ15時、本番。「高台へ」詩の朗読、キッズオ…

一万人の第九2011前日リハ

第6回レッスンが行けなくて、大事な佐渡練も さぼってしまって、いつのまにか前日リハーサ ルである。今年はあたたかくてコートいらず、 妻がリハチケットを取ったので一緒に出かける。 ゲストは昨年と同じ平原綾香、それから仙台と つなぎ合唱する手筈らし…

67:君に捧げる黄色のバラ

黄色の花が好きなんですね。