2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「河童のクゥと夏休み」

これは予想に反してよかった。 お父さんお母さんの表現がすばらしい、リアリティ十分。 そして川の中の泳ぎが気持ち良さそう、わくわく感がじかに 伝わってくる。ここは映画館で見たかった。 マスコミが押し寄せてくるところは、あんなもので済む訳が なく、…

新海誠「秒速5センチメートル」

我が家のHDD録画リストを見たら、これはなんだという タイトルがあったので観た。 風景というか背景の美しさ、光と影の描写力がすばらしく 見とれてしまう。切ない話はそもそも好きなのだが、これは なぜか私の好みではない、2つめの話のつながりがよく …

劇団カオス「荒神」

学生演劇の芝居を観るようになって何回目か。 今回は劇団新感線の「荒神」を紺野ぶどうの演出で。 これは新入生公演で、4月に新しく大学へ入り、この劇団へ入って、 すぐに全員が役者で出演させられる公演らしい。 ほんとうに初々しいのから経験者かと思わ…

村上春樹「少年カフカ」

1Q84を読んで、久しぶりにさらに村上春樹をと思ったところ、 少年カフカが書店に山積みされていたので、新刊ででた当時は読む つもりもなかったが、今回は買ってしまった。 海辺のカフカを読んだ読者が投稿メールを出して村上春樹がそれに 答えるという…

司馬遼太郎「以下、無用のことながら」

これは読み終えるのに時間がかかった。 とにかく知識量が大きすぎて圧巻。 親鸞・蓮如の浄土真宗のことも、朝鮮韓国のことも、 正岡子規のことも、どれもかも中身の濃い文章を、 知識も理解力もないので上っ面を読んだだけでした。 学者じゃない作家にもこう…

池澤夏樹「むくどり通信」

むくどり通信 (朝日文芸文庫)作者: 池澤夏樹出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 1997/02メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る文庫になっているむくどりシリーズはこれで ようやく3巻とも読んだことになります。

村上春樹「1Q84]その5

昨晩、読了しました。 最後の方は一気に話が進み、よくわからないさなぎの話もあり、終わってしまった。 それで、気にはなっていたのだが、この本が上巻下巻ではなく、Book1 とBook2となっており、これはBook3があるのかなと思わせる。 また…

村上春樹「1Q84」その4

下巻(Book2)に入り、読むスピードが速くなる。 わかっていたが、青豆と天吾がつながる。ふかえりもつながる。 そろそろ先が見えてきた。