2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

大岡昇平「堺港攘夷始末」

堺港攘夷始末 (中公文庫)作者: 大岡昇平出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1992/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る明治維新もののノンフィクション。 慶応4年フランス海軍の乗員が堺の港を測量するため上陸し、 これに対し海岸警護の土…

高島屋美術画廊「個の地平展」

国画会の人達のグループ展。ひさしぶりに 島田章三の新作を観る。 個の地平というタイトルはセンスがあると 思うが、まあグループ展というのはいつも 思うことだが、刺激しあうことが、見に来 た人にどのようにアピールされるのかが いつもよくわからない。

第九レッスン2008<第6回>

先週木曜日は、最後のレッスン第6回であった。 あっというまの3ヶ月、家でいちども練習をしなかった 3ヶ月、なんだか今年は自信がない。5回出席のノルマ をなんとかクリアし、座席チケットをもらう。 さあ、ことしも大阪城ホールで大声で歌えるんだと思…

黒澤明「赤ひげ」

[DVD]" title="赤ひげ [DVD]" class="asin"> このあたりの有名な作品を観ていなかったのは、 なんとなく中身が見えてしまっているような 気がしていたからだ。 それでテレビではじめて観ると、貧困を正面 から描いていつつ、やはりヒューマニズムが 勝っちゃ…

池澤夏樹「むくどり通信雄飛篇」

雄飛と雌伏が対になっているんだ。 オスは飛んで、メスは伏すんだ。 なんだかなあ、こまったなあ。 それはさておき、先に雌伏篇を読んでから、 雄飛篇を読んだということだ。 彼はやっぱり小説だ。

池澤夏樹「バビロンに行きて歌え」

バビロンに行きて歌え (新潮文庫)作者: 池澤夏樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1993/05/28メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (13件) を見るこれも面白かった。オムニバス風に断片をちりばめながら、 主人公が不法入国し、ロッカ…

池澤夏樹「マリコ/マリキータ」

これは最初のマリコがいいなあ。 こういう伸びやかな女性を描くのが 上手い作家なのかなあという気がしてきた。

16:グラジオラス

背景のブルーが、ムラができてしまって、 うまくいかなかった。おおまかに大胆に 描きたかったがこれは失敗。

連城三紀彦「恋文」

昔、神代監督の映画「恋文」を観たことがあったが、 その原作をようやく読む。20数年ぶりか。 映画は倍賞美津子が骨太な演技をして印象深かったが、 本はわりと淡々と進む。 それよりもこの短編集の「私の叔父さん」がよい。 いまなら浅田次郎を思い浮かべ…

第九レッスン2008<第5回>

先回の4回は出張と重なって休みました。それで約1ヶ月も間が 空いてしまって久しぶり。 全然声が出ない、最初から譜面を見ないで総復習、フーガが練習 していないので、すこしあやふや。 後半は、シャッフルして総ざらえ。久しぶりに声を出したので、 声が…

高樹のぶ子「透光の樹」

中年の思いつめたような恋愛小説で、たしかに女性作家 ならではの微妙な心理描写は見事なのかもしれないが、 読んだことないけど渡辺淳一風の話でありました。 わりと好きな作家なのだが、これはお好きにしてください。

池澤夏樹「むくどり通信雌伏編」

彼の沖縄時代のエッセイ集のひとつ。 もっと政治的、環境主義的な人だと思っていたが、 意外に柔軟なんだなと理解する。