最近あれを厭戦絵画だと見る人たちが増
えていることを知った、だって厭戦にし
か見えないじゃん。
人はそれぞれだなあと痛感する、8月15日。
丸谷才一の代表作がテレビドラマ化され
るのははじめてらしい、映画化もされて
いない。わたしの衝撃の小説ベストテン
なので期待して見た。
戦中40年代、60年代の信条、心情を20
20年代からの視点で考える、見せるの
は簡単ではない、見る方も間違うだろう。
個人と国家が対等に向き合ったこと、そ
れを見るのはやはり本の力ではないか。
本は傑作。
久しぶりにブックオフへ行ったら、100
円棚はなくなっていて、200円300
円以上になっていた、インフレ。
適当に興味を持った本を数冊購入し、最
初は朝日新書「グレン・グールド」。
何枚かグレン・グールドのCDを持ってい
て、でもちょっと変わってるなという曲
があってもあとはよくわからず。孤高の
ピアニスト、変人ピアニストという情報
だけで、それはそれで面白そうだと彼の
CDを聴く、いやBGMとして聴く。
彼の同世代の音楽としてエルビスがいて
ビートルズがいて、音楽じゃないけどラ
イ麦畑の少年がいてジェームス・ディー
ンがいて、そういう時代の中で彼は登場
し音楽ビジネスや興行に巻き込まれてい
く。このあたりの話はとてもおもしろく
惹き込まれる。天才音楽家もただ好きに
演奏しているだけではすまない時代とな
った。バーンスタインとの共演も村上春
樹の文章ですこし知っていたが人間同士
のぶつかり合いが興味深い。
演奏のことはわからない、ただ聴くだけ
である。
2021年テレビドラマ、10回もあっ
て、でも松たか子マイブームだし、坂元
裕二だし、見た、でも長すぎる。
昔とは変わってきた(変えてきたという
べきか)3、40代の都会の女性の生活
と意見、そこはわかる、それでいい、か
ごめが居て男女間だけで支え合うとは違
うんだよとそこもいい。松たか子の柔軟
さもいい(坂元裕二がいいのか)。
でも、男たちの無神経さ厚かましさには
役割だとしても閉口した。
そろそろ映画に戻らなきゃ。
「パン屋再襲撃」
この前の「回転木馬のデッド・ヒート」
がみつからなくて、さきにこの再襲撃を
読み直す。
羊が1982年にでて、短編集がではじ
め、世界の終りが1985年、1986
年4月に再襲撃だから、怒涛のような新
作、しかもすべて新しい、いままでにな
い新しさ。バブル前の自分にとっても文
学的にも影響も関係もなかったはずなの
に、この高揚感はいまでも。(このあと
ノルウェイがでてあまりのブームにわた
しも静かに後方へ退くんだけどそれはまだ)