とうとう9回目。
ハンガーと洗濯ばさみ。
うーん。
とうとう9回目。
ハンガーと洗濯ばさみ。
うーん。
もう8回目、まつぼっくりと落葉
今回は人工物がないので、デッサンとい
うより絵を描いている感覚。対象をじっ
と見ることなく描いてしまう、それでは
だめ、まつぼっくりもよく凝視すること。
やっぱり絵だなあ。
続けて高校時代の友人と会っていろんな
話をした。話していると自分が明確に考
えていたわけではないことを口に出して
いる、キャッチボールしているとそうい
うことがときどきある、それでモヤっと
していたものに形が現れてくる。
さて、自然に口に出たことでどこかで読
んで気になって溜まっていたことだった
のではと調べる。で、見つけた。
津野海太郎の「最後の読書」という本に
堀江敏幸がこう書いていると。「到達点
ではなく通過点を重ねてこの世から消え
る…」
そこから鶴見俊輔が「もうろく帖」でも
同じようなことを言っていたという。
そうだった、わたしのなかでいままでに
特段の到達点があったわけではない、で
もこれからは到達点も目指さない、日々
の通過点を楽しむ。
そういうことだった。
高校時代の友人の4人展が4年振りにあ
り出掛けた。水墨画をやっているので
その軸装も自分でできるように学んだ
とのことで大きな作品も数点あった。
近況報告、実は先週高校の最後になる
という同窓会があったばかりでその話
も出たけれど(欠席)、それでも今の
関心事、やっていることの話が中心で
刺激を受ける。同じ部活の仲間なので
楽器の話にもなりピアノをはじめたと
報告。もひとつ前へ。
7回目はきゅうりとタッパー、やはりタ
ッパーはむつかしい、半透明なんて無理
である。
わかっていたことだが10回くらいでデ
ッサンがうまくなるわけではない、なん
となくデッサンとはそういうものなのか
がすこしわかるということだ。
90分でここまで仕上げる、描きはじめ
は形がいびつで徐々に修正しながら整え
ていく、その過程はおもしろい、ここか
らの仕上げはわからない。