平野啓一郎「マチネの終わりに」再読

映画が納得できなかったので、本はどうだ

ったかと再読。疑問に思ったところは本で

はしっかり書き込まれている、丁寧なくら

いに。ジャーナリストとしてもやれること

をする確かな女性だった、ごめんね。

マネージャーの描き方が本と映画では異な

る、映画では自責の念から自白してしまう

のだが、本では聖書のマルタとマリアの姉

妹の話を引いて、女が察知してしまうかた

ちだった。映画は善悪がわかりやすく本の

方が自然な感じがした。映画人の父との関

係も本の方がはっきりしていた。

2時間で映画は語るのでメリハリが必要で

ありだからこそ本を超える映画があるのだ

が、ここでは本の語る密度のほうがわたし

には勝ったのだろう。

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決心(続き)

6月1日からスマホとPCからグークルやヤ

フーのニュースを見ない、もちろんコメン

トも見ない、ツイッターはやらないし、ラ

インは家人とだけだし、それらをもう3週

間継続している。なんだ特に問題はないじ

ゃないか、ちょっと暇なときスマホに手が

いきそうになるが、いやいやと気付くだけ。

一応新聞は読むが、NHKニュースはちらっ

としか見ず、民放は見ない。たしかに情報

は少なくなる、でも生活にはこまらない、

なにごともなかったかのようにオリンピッ

クも盛り上がってくるだろう(わたしもユ

ーロ2020を見てるんだから云える立場じ

ゃない)。

わたしは静かに穏やかに2021の夏をやり

過ごす。そういえば、オリンピックの最中

に海外へ行きたいと相談していたときもあ

ったなあ、うたたかの夢。

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「最高の花婿アンコール」

フランスで大ヒットした「最高の花婿」の

続編。フランスの4姉妹が外国人と結婚す

ることによる隠れた差別を嗤うコメディの

その後、夫となった外国人の異文化ハラス

メント(と云うらしい)から移住を計画す

るが、フランスのやっぱりここがいいと思

う両親の引き留めにより丸く収まるという

さもありなんというコメディ。おまけに、

妹が女性と結婚するという騒動もあり、差

別というものを笑い飛ばすフランス映画の

快作。まあ、お金持ちファミリーの物語だ

から笑い飛ばせるんだけどね。

最高の花婿 アンコール(字幕版)

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朝顔2021

 去年のリベンジで朝顔の種とちいさな苗を

買って一から育てる。といっても水をやる

だけなんだけど。やっぱりステイホームの

影響なんでしょうね、ミーハーだから。

種は本葉が出てきてからまったく大きくな

らない、苗は蔓が出てきた。

さて、その種から出てきた10cmにもなっ

ていないのから花が咲いた。健気なもので

ある、あんまり早く咲くと蔓が伸びないん

じゃないかと心配する。

そんな朝である。

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ジェフ・ブリッジス「さよなら、僕のマンハッタン」

ナイーブで将来を開けない青年が、父親、

母親、女友達、そしてアパートの隣人との

関係の中で成長していく物語。青年のなん

ともいえない将来への不安、親との距離感

はよくわかる。そこへアパートの隣人と知

り合い一歩踏み出す、またも寅さん登場で

ある、ジェフ・ブリッジスはいいところを

持っていく。彼は「ラスト・ショー」のも

う覚えていない少年役らしい、いい映画だ

ったんだけど、「クレイジー・ハート」は

見てないし。

最後の方で家族と隣人の秘密が明かされる、

それはないなあと思いながら、まあイノセ

ントな青年のみっともない姿を見せて、な

かなかいい映画だったと思う。

 

映画「マチネの終わりに」

本が結構気に入っていたので、ようやく映

画も見た。本とはかなり印象が違う、中東

紛争問題を抱えた女性が真摯な芸術家と惹

かれあっていく話だったと思っていたが、

映画では芸術家が扉越しに女性に一目ぼれ

してただ進んでいくようにみえる。人生観

や世界観を語るでもない(未来が過去を変

えるだけではないだろう)マネージャーに

も話さない、相手の婚約者にも向きあわな

い、何故か、映画だから省かれたのか。一

方、女性の方はほんとにジャーナリストな

のか、学者で投資家の婚約者のどこに惹か

れていたのか。

世間知らずの芸術家の男が一途なのはある

かもしれぬ、でもジャーナリストの女はも

っと柔軟でしたたかでなければならぬ。

残念ながら描き込みがもっとほしかった。

よくばりか、もう一回、本を読んでみる。

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