2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

イ・ジョンウン「オマージュ」

2022年韓国映画。 韓国映画もすこし見ている、あたりまえ だが多様な映画が製作されている。 昔の女性がまだ社会で活躍できなかった ころ、女性監督として映画を撮った苦難 とその作品を追っかけていく。それと自 身が現在、映画監督として壁にぶつかっ …

木版52:あかいとり/あおみどりのとり

締切りが近く大作を制作しているが、 うまくいかず、気分転換にちいさな のを作ってみた。

木版51:友有り遠方より来たる

20×15 タイトルを間違えたな、 友が来るのを待ってる絵ではない、 わたしが訪れるところだ。 玄関の向うの影は友である。

木版50:奏でるⅢ

12×12 動きを表わしたかったがどうしたらいい のかわからない、とりあえず。

岸井ゆきの「ケイコ 目を澄ませて」

2022年、キネ旬1位作品。気にはな っていた、予想に反して劇的なことは何 も起こらない映画だった。「エール!」 や「コーダ」とは違う、「名もなく貧し く美しく」でもない、ボクシングを趣味 として、いや生きる糧として普通の生活 をしていく。 感動…

一宮市博物館「版画芸術展」

所蔵品による企画展として、棟方志功ら の版画作品の展覧会を見てきた。 戦前は「新版画」(伝統的な分業による) と「創作版画」(すべての制作を自分で 行う)との二手に分かれ、前者は吉田博、 川瀬巴水らが、後者は棟方や現代の作家 につながっていると…

ケヴィン・スペイシー「ユージュアル・サスペクツ」

1995年アメリカ映画。 俳優のキャラ、イメージにひっぱられる、 ケヴィン・スペイシーは大事な役どころ と予想できたし(当たり)、チャズ・パ ルミンテリは実は最後に裏切るんじゃな いかと心配してたし(ハズレ)、「ブラ ス!」のピート・ポスルスウ…

撃たれた。

NHKアナウンサーだった人が、100分de 名著で「生きがいについて」を扱い、そ れを読んだことをきっかけのひとつとし てNHKを辞めて医者になったという記事 を読んだ。 ちょっと撃たれた。 自分らしくなくというのをわたしの今の テーマにしている、こんな大…

映画「花椒(ホアジャオ)の味」

2019年香港映画。 すみません、中国映画と香港映画と台湾 映画の特徴がわかりません。 香港、台北、重慶と別々に育った異母三 姉妹が、父親の葬儀でお互いの存在を知 り、出会い、父の中華料理店を継ぎ手伝 うことで家族というものに向き合う。 この中国…

新書「書物の達人 丸谷才一」

集英社新書「書物の達人 丸谷才一」をブ ックオフで見つけて、こんな本が出てい たのかと読んだ。 丸谷才一に係る講演録で、川本三郎、鹿 島茂。湯川豊らによるものである。 丸谷才一はモダニズム文学といわれてい るが、モダニズムというのがいまひとつ わ…

演り人知らズ「夫のオリカタ」

亀島の小さなアトリエで、小さな演劇を 観てきた、ここでは2回目。超大作の映 画もいいけれど、ちいさな小屋で目の前 で演じるのを観る演劇の魅力もまったく 対等である。 「夫のオリカタ」、よくこなれた脚本だ った。 ktoshi.hatenablog.com

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」

2022年アメリカ映画。 去年のアカデミー賞で作品賞を含む7冠 となり話題になっていたので見た、エブ エブというのだそうだ。 パラレルワールドかと思ったら今はマル チバースというようで、どちらにしても よくわからないのだが、こういう世界観 があり…

春が来たか

玄関横の沈丁花が匂いたつ。 庭のチューリップが並んでいる。 春、きょうはすこし暑かった。

辻原登「だれのものでもない悲しみ」

勢いで続けて辻原登、長編「だれのもの でもない悲しみ」である。 昔、映画好きには憧れだった池袋の文芸 座がひとつの舞台になる。そこでフェリ ーニの「カリビアの夜」を男と女が見る ところから赤い糸が絡み合ってくる。と いって単純な恋愛小説ではもち…

マーティン・スコセッシ「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」

1993年アメリカ映画。スコセッシ監 督作品、知らなかった。 スコセッシはやはりタクシードライバー の衝撃からで、当時はスコルシーズと記 載されていたと思うが、それでその前に 映画館で観た「アリスの恋」(エレン・ バースティンがアカデミー賞をと…

独学ピアノ12カ月

あっという間の1年だった。 帰郷して躊躇しているうちにきっかけを 失っていたが、よしと動いてはや12カ 月。始めてよかった。 あきらめもせずほぼ毎日すこしづつ練習 をしてきた。バイエルを最後の方をほお りだして、ブルグミュラーは頭の方の数 曲を悪…

マイケル・ダグラス「ワンダー・ボーイズ」

2000年アメリカ映画。 とんでもなく無茶苦茶な物語、それをマ イケル・ダグラスが演ずる。その恋人( 不倫)がフランシス・マクドーマンドだ ったので、コーエン兄弟の作品かと思っ たらそうでもない。 それでもマイケル・ダグラスの老教授ぶ りもマクド…

ジュリエット・ビノシュ「愛と激しさをもって」

2022年フランス映画。 かつての恋人と再会し心を奪われる。そ のことで夫と喧嘩の連続だが、ビノジュ の心の変化、葛藤、言訳、論破が見事と いえば見事、なにやってんだかと思えば 滑稽。

朝刊の題字

今朝の朝日の朝刊を見て、題字が違うと 驚く。国際女性デーでカラーの題字でミ モザの花である。これはこれでいいんだ けど、驚いたのは、通常の背景の図柄に ついて。 調べると、東日本はサクラ、西日本はア シと異なるとのこと。わたしは愛知と大 阪にしか…

辻原登「父、断章」

ひさしぶりにまだ読んでなかった短編集。 「父、断章」「母、断章」 フィクションかノンフィクションか、私 小説の体で虚構を語る、読ませる。 母、断章のラスト、人魚のように泳ぐ母 のイメージは強烈である。 「午後四時までのアンナ」 これも虚構か、これ…

余談である2

食べ物の続きである。 「中村製餡所」であんこを買ってきた。 単なるミーハーである、テレビのドラマ でこのあんこ屋が出てきて、それで行っ て買って食べた。 こしあんとつぶあん両方を買って、わた しはつぶあん派なのだが、つぶあんもな かとこしあんもな…

余談である

昔話はできるだけしない。 けれど、コッペパンの写真が付いた新聞 記事を見て、ずっと不思議だったなとい ろいろ思い出したので。 1.コッペパン 東京では給食でコッペパンというものが でるらしい。わたしの町では食パンだっ た、家で食べる食パンと同じも…

山下敦弘「1秒後の彼」

2023年、山本監督クドカン脚本で、 台湾映画「1秒先の彼女」の日本版リメ イク。なのに彼女と彼を入れ替えての脚 本でいかにも宮藤官九郎。 うーん、どっちがよかったかというと、 やっぱり先に見た台湾の方か。先に日本 の方を見たら反対の感想になっ…

映画「1秒後の彼女」

2020年台湾映画。 痛快ラブストーリー、細かいところは気 にせず、とにかく面白い、笑った。 いろんな映画があるなあ。主役の女性が 演技なのか個性なのか抜群、彼女だから こその映画だった。 さっそく日本版があるらしい、クドカン らしい、どんな捻り…