2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

10月も終わりなのに

暑かったりで、庭の花もこれでいいのか、 よくわからないけど。 セージ、石蕗、金木犀。

デンゼル・ワシントン「マーシャル・ロー」

1998年アメリカ作品。2001年の9・11の 前にこんな映画が作られていたとは。 テロが続発するNYで、FBIとCIAと軍隊が駆 け引きをしながらテロに立ち向かう。その 中で住民の恐怖心や疑心暗鬼から「正義」 の名のもとで軍隊が発動され戒厳令が出る。 その結…

グレゴリー・ペック「無頼の群」

ペック主演の西部劇、異色のストーリー。 西部の町にプロテスタントではなくカトリ ックの教会がある、聖母マリアに救いを求 める。 妻を殺された男が復讐する話なのだが、こ れが冤罪で、その罪を教会で許しを乞う話 でなかなかむつかしいものがある。妻を…

スーザン・サランドン「依頼人」

ジョン・グリシャムのベストセラー小説は 読んだことがないが、「依頼人」という作 品の映画化、弁護士スーザン・サランドン と判事トミー・リー・ジョーンズにマフィ アが絡んで少年を守る話、スリリングなサ スペンスでよくまとめられていると思う。 サラ…

大島渚「御法度」

大島渚の最後の監督作品。 もともと役者ではない人、新人を起用して きた監督との印象あり、ここでも新人の松 田龍平を主役に、また近藤勇に誰かと思っ たら崔洋一監督を持ってきて、まあ下手な んだけど存在感がある。坂上二郎も妙に存 在感あり、ストーリ…

白石一文「一億円のさようなら」

なんとも変わった話だった。 本ストーリーもサイドストーリーも地に足 がついていないような話で、わたしの好み ではありませんでした。 テレビドラマ化されたみたい。 一億円のさようなら (徳間文庫) 作者:白石一文 徳間書店 Amazon

コロナ激減

の中で、短いだろう秋に触れるため、出掛けたり、人に会ったり、少しづつ動きはじめている。もちろん旅行や夜の飲食はしていないし、人混みにも行かないし、マスクははずさないが、それでもこういうのが普通の生活だったなあと思い出す。疲れる。身体が鈍っ…

ウィリアム・ワイラー「我等の生涯の最良の年」

1946年、戦争が終わっての翌年の作品。 驚く、まだ一年も経ってないのに復員兵の 物語、しかも手を損傷した男、心的外傷を 負った男、なんとなく帰還後世の中に馴染 めない男が交差して、いいところもわるい ところも見せて懐の広さ深さには恐れ入る。 戦勝…

愛知県美術館常設展

ここへ来ればモジリアーニの「おさげ髪の 少女」に会いに行く。ところが今回は展示 なし、替わりにクリムトの「人生は戦いな り(黄金の騎士)」が展示、久しぶりなの で見惚れる。騎士の行方にへびが対峙する、 敵、困難、誘惑か。松本竣介の「ニコライ 堂…

版画展に出展

はじめて公募展に応募して、某版画団体に 入る。その東海支部展が愛知芸文センター で開催されたので見た。 2年前にゲストとして出展したことがあっ たが、それからコロナ禍となり、2年振り で正式出展となる。少し慣れて、見るスタンスがいくらかわかってき…

「カラマーゾフの兄弟」第三巻読了

これにすこし時間がかかった。ちょっと飽 きてきたこと、ミーチャがあてもなくばた ばた奔走すること。 でもようやく父親殺しの場面へ、そしてミ ーチャへの尋問、これがまたミーチャがし ゃべりすぎていいかげんにしろよと思った こと。時間がかかった。さ…

死ぬまで生きる

まあ、あたりまえのことである。 MOOK「知の巨人立花隆のすべて」という 本を読んだ。そこで立花は、 人間は皆死ぬ力を持っている、死ぬまで生 きる力といったほうが良いかもしれない。 死ぬまでちゃんと生きることこそがんを克 服するということ・・・ なる…

スパイク・リー「ブラック・クランズマン」

闘士スパイク・リー作品なのでちょっと構 えて見た。なかなかサスペンスに満ちひや ひやしながら、でも笑いもあってエンタメ にもなっているきわめて怖い映画だった。 あとでwikiを見ると、主演 ジョン・デヴィ ッド・ワシントンはデンゼル・ワシントン の長…

古いテレビドラマ

「黄金の日々」を見ている。 堺を舞台にした織田、豊臣の時代にルソン 助左衛門を主役に描く話だ。ルソンの碑を 堺の街角で見たことがある、ルソンの生家 の碑だったかもしれない、だから馴染み深 く興味深く見ている。 「マー姉ちゃん」を見始めている。 こ…

「パブリック 図書館の奇跡」

ホームレスが公立図書館(パブリック)に 立てこもる事件を扱った映画。予定調和的 にホームレスが勝利するとか知事候補や市 民の差し入れで形勢逆転するとかテレビ中 継が後押しするとか綺麗事はなくシビアに 終わるところは好感。でも、いまひとつ展 開が…

白石一文「光のない海」

どうしようもないミーチャがえんえんと悪 態をついているものだから、なかなか読み 続けられず、つい他の本に手を出す。 ひさしぶりに白石一文、わりと新しい小説 みたい。以前とちょっと違うみたい、なん だか宮本輝みたい、何人もの男女の数十年 を書き切…

クリント・イーストウッド「リチャード・ジュエル」

イーストウッドはこれでもかといろんな題材 を探してきて新作をつくる。これは冤罪の話、 警察はメンツがあるし、メディアはただ話題 を作り叩く。最後の無実とわかるのだがそれ までのバッシングは元へは戻れない、警察と メディアの行いは責められない。な…

キャサリン・ゼタ=ジョーンズ「エントラップメント」

まあ、ご都合主義の映画だった、なぜハリ ウッドはもっと練り込んだ脚本を使わない のか、あいえないことばかり。 けれど、ゼタ=ジョーンズの運動能力、体 操というかバレイというか見事な身体の動 きに見惚れた。まあ、それでよかったと断 言する。ショー…

ベートーベンピアノ協奏曲第3番

村上春樹と小澤征爾の対談本の中で、ベー トーベンのピアノ協奏曲第3番を聴きなが ら詳しく対話する場面があって感心したこ とがある。家にはミケランジェリの3番が あったが、今回本でも話題のグレン・グー ルドのCDを購入したので聴いてみた。 CD3枚組で1…