名古屋芸創センター「文楽公演」

三浦しをんの文楽の本を読んで、もいち

ど文楽を観ようという気になって探した

ら、ちょうど名古屋市芸創センターで文

楽の地方公演をやるのを見つけてチケッ

トを取り観てきた。

「花競四季寿」からの踊りと近松の「冥

途の飛脚」の羽織落としの段、封印切の

段である。太夫は豊竹呂勢太夫と豊竹呂

太夫、人形は桐竹勘十郎ほかである。

まあ、ホールの2階席だったので、上か

ら俯瞰してみるという初めての視界、人

形が宙に浮いているように見えてしまう。

代わりに人形を3人で動かしているのだ

が、下に隠れてサポートする人たちがい

るのをはじめて見た、それが面白い。馬

や犬も出てきて愉快。

太夫と人形役割はじっと見たことがあっ

たが、今回は三味線もしっかり聞いた（

三浦しをんのおかげ）、三味線一本でホ

ール全体をひっぱるのはすごいなあ。

地方公演だからだろうが、最初に前説が

あってわかりやすかった。

こんどはやっぱり大阪文楽劇場で本公演

をもういちど観てみたい。

人形浄瑠璃文楽名演集 冥途の飛脚 [DVD]

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