2006-01-01から1年間の記事一覧

2006年最後

のブログ、2007年に続きます。

加藤健一事務所「詩人の恋」

テレビで、加藤健一の芝居を観る。 これで、こんどはシューマンの「詩人の恋」を 聴いてみようということになる。 芝居は、加藤健一がいい声で惚れ惚れするけれど、 翻訳もので、ホロコーストの話が絡んでくる。 でも、やはり、シューマンのほんものを聴きた…

(18)たくろう:ドライポイント

久し振りに教室へ。以前作ったソフトグランドに、 再度ソフトグランドしてちょっと雰囲気が変わった。 作品は、水張りして教室に置いたまま。 今年終わりなので、今年の人、拓郎を作ってみる、 雑っぽくて今一歩、もう少し手を加えたい、荒々しさも出したい。

おまけ:佐渡裕とラムルー管のドキュメンタリ

佐渡裕が首席指揮者を務めるパリのコンセール・ ラムルー管弦楽団の存続の危機を乗り越えるドキュ メンタリをテレビで見る。 驚いたのは、このパリの老舗の楽団の第九で合唱団の 指導が、一万人の第九の佐渡練レッスンと同じことを やっていたことだ。すなわ…

三島由紀夫「奔馬」

豊饒の海第ニ作。前半は右翼テロリストの純粋さが 語られ、このまま決起するかと、三島の最期と重ね 合わせるように思われたが、後半、一気に話は展開し、 俄然ストーリー展開の面白さに引き込まれる。思想的 とか政治的とかでない物語として、しかも脇役達…

本読み待機その2

津原泰水「ブラバン」タイトルだけで読んでみたいんじゃが。 伊井直行「青猫家族輾転録」同い年の主人公の話なのだが、買おうと思いながら 店頭から消えてしまった。文庫にもならないだろうなあ。 池澤夏樹「すばらしい新世界」の続編、読売新聞連載していた…

上田誠

録画してあったヨーロッパ企画の上田誠インタビューを見る。 まだ学生気分の抜けていない上田誠だな、という印象。 横内謙介がなんだかうれしそうに褒めてたな。 もう観ないと思っていたヨーロッパ企画も、また観てみようかな。 買って持っている「サマー・…

本読み待機

三島由紀夫「暁の寺」「天人五衰」年内にキリつけたいが。 カズオイシグロ、発見、なにが文庫になっているか。 須賀敦子全集、2ヶ月ごとに刊行。 真保裕一「ダイスをころがせ」(下)、(上)はブックオフ100円で入手済み。 高村薫「マークスの山」は読…

ベニスに死す

ルキノ・ヴィスコンティの名作。 昔20代の頃に観たときはこれのどこがいいのにわからなったが、 久しぶりに観たら、これがよかった。ダーク・ボガードに感情 移入できるようになったのでしょうね。 行ったことがないヴェネティアの街の不思議さも垣間見る…

ポンペイ展

サントリーミュージアム天保山にてポンペイ展を見る。 ポンペイという町がどこにあり、いつ火山噴火に飲まれたのかが よくわかった。しかも町がリゾート地で裕福な町だったため、 宝飾品や壁画が多く見つかったこともわかった。 でも、現地に行かないと、私…

吉田拓郎コンサート

昨日は、大阪グランキューブで、2006年の秋のツアー「ミノルホド・・・」の 最終日公演を観に行った。 管楽器、弦楽器らをあわせてのビッグバンドツアーは、4年間続けられてその 最終日でもある。このバンドに一喜一憂しているうちに、4歳も年を取って…

一万人の第九本番当日

9時すぎに大阪ドームに到着。 昨日の前日リハーサルは、胃腸風邪か不調で、休んでしまった。 今回の座席はスタンド席のわりと中央に近い佐渡裕の指揮もよく見える席。 発声練習からゲネプロ、そして本番。 ゲストの元ちとせの歌、3曲。 サプライズゲストは…

橋本治「上司は思いつきでものを言う」

日本への儒教の影響を語る新書なんだなあ。 最近の新書の題名は嫌いだ。奇を衒い、たぶん1年ほどで 消えていく。

白洲正子「白洲正子自伝」

自伝とはいいがたいが、明治の元勲の家族の富裕さが よくわかり、それを血肉にして、白洲正子ができたことが わかるような気がする。正直な吐露が潔い。

松浦弥太郎「最低で最高の本屋」

会社を辞めて本のセレクトショップをやりたいと 思ったことがあったが、作者の勉強振りを読んだら、 やはりそれはただの夢想だったということがよくわかる。 中目黒のcowbooksへは必ず行ってみよう。 ところで、暮しの手帖の編集長になるとのこと、 とても楽…

第九レッスン(7回目)佐渡練

本番までのレッスンでもっとも感動するのはこの佐渡練。 指揮者の佐渡裕じきじきの合唱指導である。 今年は阪急曽根駅前の豊中市市民会館で1500人が集まっての レッスン。曽根駅に行ったのは初めて。 佐渡裕の豊かな言葉によりイメージをつくり、それに…

大唐西域壁画

奈良の薬師寺にて玄奘三蔵求法の旅をたどる平山郁夫の壁画を見る。 なぜかガラス張りで遠くの方に飾ってあるのを見る。 普通の美術館では平山郁夫の絵画はすぐ目の前で観られるのに。

マキノ雅彦「寝ずの番」

ワンコインムービーに再び出かける。出し物は何でもよくて、 きれいでゆったりとした映画館で映画が観られればいい。 下ネタ話をつなぎ合わせた構成がない、まあ趣味の映画ではないか。

李相日「69」

村上龍原作、官藤官九郎脚本というから、ぶっ飛んでいるだろうなあと思い ながら観たのだが、ぶっ飛びに感情移入ができなかった。学生運動そのものでは なくその屈折感を表現できていなかったのではないか。いや、もっと軽やかに という方向を目指していたん…

大阪市立美術館「開館70周年記念展」

官製とは違う大阪の商人等大阪人が築いた美術館らしく、館蔵・寄託の名品を 集めた展覧会。今回も関西文化の日で無料。尾形光琳や上村松園などを除いて、 ほとんど知らないのだが、日本の歴史と中国とのかかわりを思い巡らせた。 これだけのものを持っている…

三谷幸喜「THE有頂天ホテル」

ようやくレンタルで観る。辛口批評を耳にしていたので、どうかなと 思っていたが、意外によかった。「ラヂオの時間」のように話が 転がっていくのは好きだ。 ちょっと詰め込みすぎで、役所の見栄張りは不用だし、支配人の 化粧の逃げ隠れとアヒルもなくても…

第九レッスン6回目

昨日は教室レッスンの最終日、経験者6回クラスはあっけないものだ。 さて、通しておさらい、まだまだ初歩的な指摘が続く。 そして、最後に2班に分かれて、半分はステージに立って歌い、 半分は観客になって聴くことになる。はじめて、自分たちの 歌声を観…

オール・アバウト・マイ・マザー

数年前のアカデミー賞外国語映画賞受賞作品。 深い人生を描ききっているが、個人的にはいまひとつ感情移入できなかった。

ダ・ヴィンチ・コード

近くのシネコンで、ワンコインムービーという500円で 上映していて、ようやく観たのだった。 こういう形で旧作、名作を上映するのはうれしい。 しかしなあ、本を読んでなければ、意味不明の映画ではないか。 ほとんど説明に終始し、せっかくルーブルで撮…

須賀敦子「須賀敦子全集第1巻」

ミラノ霧の風景、コルシア書店の仲間たちと未刊行のエッセイ集 旅のあいまにを収録。 この全集が文庫として隔月で刊行されるので、これから1年くらい 楽しめそう。寝る前に、1編づつ大切に読んでいくのだ。 これも約1ヶ月かけて読んだことになる。

高村薫「マークスの山」

この有名な厚い本をようやく読了する。 踊る大捜査線が本庁と所轄の対比だとすれば、 これは本庁内のせめぎあい、その圧倒的な存在感。 LAコンフィデンシャルが近いか。 ぐいぐいと読み進め、しかし最後のあっけなさ、 動機の希薄さ・・・。それでも堪能し…

(17)リキテックス2:ソフトグランドエッチング

昨日の続き、1日のあいだに2枚目。 版画のインクを拭き取る寒冷紗を版に押し付けて、 背景を作ってみる。なんでもありで面白いが、絵との バランスはむつかしい。

(16)リキテックス1:ソフトグランドエッチング

久しぶりの教室へ。 今回もソフトグランドにする。なんといっても簡単。 だからすぐにできてしまう。 リキテックスを並べて描いて、そのうえから刷毛でぐしゃ ぐしゃとやろうと思ったが、刷毛に勢いが出なかった。 書道の筆の勢いと同じか。 あとで手彩色。

鷲田小彌太「まず書いてみる生活」

祥伝社新書の1冊、タイトルに惹かれたが、うーむの1冊。

サントリーミュージアム天保山「インゴ・マウラー展」

河合隼雄文化庁長官提案の関西文化の日で入館料無料。 光の魔術師、光の詩人といわれているらしい、イッセイミヤケ のショーの照明も担当したこともあるようで、インダストリアル デザインからアートに手を伸ばしたような。 ここはいつも光と海が見える部屋…