2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

二科黄金の時代展

高島屋グランドホールにて、大正、昭和の二科展の画家たちの 作品により近代洋画の歩みをたどる「二科黄金の時代展」を観る。 名前しか聞いたことがない画家や、まったく知らなかった画家の 作品は、勉強になったというか、さわり集を観たというか。 宮本三…

雑誌コヨーテ

いつも気になっていたが、買ったことのなかった、雑誌「コヨーテ」を はじめて買った。特集「深夜特急ノート」とあり沢木耕太郎の30年を 解く試みでおもわず購入。 沢木はどんなときも、見えないところでも、スタイルにこだわり、それが 作品にも表れ、好…

アール・デコ展

サントリーミュージアム天保山へ「アール・デコ展」を観に行く。 いつも思うのだが、この安藤忠雄建築は、部屋から次の部屋へ移って いくと、突然全面ガラスの外の海が見える部屋があり、薄暗い作品の 展示してある部屋から、眩いほどの外光の部屋というコン…

永島慎二さんのこと4

永島慎二さんの追悼号として、ビッグコミックワンを入手。 本格的なものが出るには時間がかかるのだろうか、まとまった ものを読みたいものだ。 夢ではあるが、「漫画のおべんとう箱2」はないのかな。 漫画でおなじみだった弟子の野間さんのHPで、お墓参…

夏目漱石「三四郎」

漱石読破プロジェクト5冊目 昔読んで、なんともたるかった印象があるが、今回も同様。 広田先生や野々宮さんは魅力的であるのだが、当時の帝大生、 超エリートの三四郎といえば・・・。うむ内省的な三四郎を 創作するところが漱石なのか。 「三四郎」と「そ…

有元利夫展

明石市立文化博物館の「有元利夫展−光と色・思い出を運ぶ人−」に行ってきた。 有元の作品を一堂に介して観るのははじめてのことで、うれしい限り。 油絵、素描、版画、立体と盛り沢山で、とくに油か本当の手法はよくわからないが、 画集の印刷とはかなり違う…

映画版「オペラ座の怪人」

DVDで映画版を観る。舞台の迫力、舞台という制約の中での 演出の見事さが、より印象づけた感がある。 映画を観て、舞台のよさを再認識。 四季もよかったけど、ブロードウェイで観ておくべきだったなあ。

沢木耕太郎「凍」

今度の新作は山岳もので、沢木耕太郎もジャンルを広げていくのだ と思いながら「凍」を読む。寝床で4晩かけてゆっくりと読んだが、 3、4晩は夢に見てしまった。それほど壮絶な登攀、なぜゆえに 指をなくしても挑むのか、その答えは簡単な、簡単すぎること…