2024-01-01から1年間の記事一覧

酒井順子「紫式部の欲望」

フィクションのNHK「光る君へ」を見る ことで、紫式部本人が千年前にほんとう に存在し生きていたのだと実感する、考 えてもいなかった、光源氏がフィクショ ンであるように、紫式部もフィクション だと。 関連本を読もうと図書館へ行ったら、い っぱいあっ…

辻原登「熊野でプルーストを読む」

辻原登の本を中心としたエッセイ集、お よび昔のこと、父のこと等を思い出すエ ッセイも含む。 プルーストのことを書いているわけでは ない、でもむつかしい、博覧強記である、 なんとなく彼の小説のバックボーンを垣 間見ることとなった。 熊野でプルースト…

荻上直子「トイレット」再見

2010年日本映画。 全編をカナダで撮った、もたいまさこ以 外はすべてカナダ人か。母を亡くした三 兄弟(兄弟妹)と言葉がわからない祖母 との家族の交流、再生。もたいまさこは まったくしゃべらない、二言だけか、見 事というか、楽というか。 タイトル…

別冊太陽「谷崎潤一郎」

谷崎潤一郎も一応一区切りつけて、この ムックを読む。 江戸、戦争、阪神間、女性、人となりを 俯瞰する。わがままに自分に正直に生き た人だった、戦時にも彼なりの抵抗もし た、現代なら炎上しただろう。 大谷崎らしい大人物だったと理解した。 別冊太陽23…

ヨーロッパ企画「リバー、流れないでよ」

2023年、ヨロキ「ドロステのはてで 僕ら」に続く第2弾映画。 「恋はデジャ・ブ」のバリエーションだ と思うが、解決のラストがタイムマシン とはこれはない、それに雪はどうなった。 とは言いながらヨロキのあの雰囲気をぐ だぐだと楽しむ、楽しみまし…

きたやまおさむ「むなしさの味わい方」

岩波新書の新刊、北山修の一般人向けの 本。なんとなく北山修、きたやまおさむ というと手に取っていたが、これはちょ っと距離があった。「むなしさ」という 感情がわたしにはピンとこない、わりと 冷淡に思い悩まないようにしているから だろう。 わたしに…

忘れていた。

「思いつき第二次五か年計画」の2年目なのである。

カトリーヌ・ドヌーヴ「シェルブールの雨傘」再見

1964年のフランス・西ドイツ映画。 ミシェル・ルグラン音楽の全編踊らない ミュージカル(オペラ?)であるが、見 たのは高校1年の学校の体育館だった。 なんだったんだろう「シェルブールの雨 傘」と別の時に「戦艦ポチョムキン」を 見たことだけを覚…

テレビドラマを見る

テレビはあまり見ないと言っていたのに、 大河「光る君へ」に続いて「舟を編む」 を見ているし、4月から「虎に翼」も。 朝ドラはもうずっと見てなかったのに伊 藤沙莉なのでつい見てみたらやめられな い。オープニングアニメはおしゃれだし、 米津玄師はかっ…

北村薫「中野のお父さんと五つの謎」

中野のお父さん第4弾。 なんとなく手に取って4冊目、いつも蘊 蓄がマニアックでむつかしい。今回は、 漱石と清張がわりとわかりやすく面白か った。月がきれいですね、か。 中野のお父さんと五つの謎 作者:北村 薫 文藝春秋 Amazon ktoshi.hatenablog.com

April Come She Will(四月になれば彼女は)

何度目の4月か、いつも「四月になれば 彼女は」という曲を思い浮かべる、そし てこの曲を聴いたあの頃を思い出す。 (歌詞に韻を踏んでいるんですね) 4月はやはりスタートという気分、いまは そんな区切りはないのに。 www.youtube.com

イ・ジョンウン「オマージュ」

2022年韓国映画。 韓国映画もすこし見ている、あたりまえ だが多様な映画が製作されている。 昔の女性がまだ社会で活躍できなかった ころ、女性監督として映画を撮った苦難 とその作品を追っかけていく。それと自 身が現在、映画監督として壁にぶつかっ …

木版52:あかいとり/あおみどりのとり

締切りが近く大作を制作しているが、 うまくいかず、気分転換にちいさな のを作ってみた。

木版51:友有り遠方より来たる

20×15 タイトルを間違えたな、 友が来るのを待ってる絵ではない、 わたしが訪れるところだ。 玄関の向うの影は友である。

木版50:奏でるⅢ

12×12 動きを表わしたかったがどうしたらいい のかわからない、とりあえず。

岸井ゆきの「ケイコ 目を澄ませて」

2022年、キネ旬1位作品。気にはな っていた、予想に反して劇的なことは何 も起こらない映画だった。「エール!」 や「コーダ」とは違う、「名もなく貧し く美しく」でもない、ボクシングを趣味 として、いや生きる糧として普通の生活 をしていく。 感動…

一宮市博物館「版画芸術展」

所蔵品による企画展として、棟方志功ら の版画作品の展覧会を見てきた。 戦前は「新版画」(伝統的な分業による) と「創作版画」(すべての制作を自分で 行う)との二手に分かれ、前者は吉田博、 川瀬巴水らが、後者は棟方や現代の作家 につながっていると…

ケヴィン・スペイシー「ユージュアル・サスペクツ」

1995年アメリカ映画。 俳優のキャラ、イメージにひっぱられる、 ケヴィン・スペイシーは大事な役どころ と予想できたし(当たり)、チャズ・パ ルミンテリは実は最後に裏切るんじゃな いかと心配してたし(ハズレ)、「ブラ ス!」のピート・ポスルスウ…

撃たれた。

NHKアナウンサーだった人が、100分de 名著で「生きがいについて」を扱い、そ れを読んだことをきっかけのひとつとし てNHKを辞めて医者になったという記事 を読んだ。 ちょっと撃たれた。 自分らしくなくというのをわたしの今の テーマにしている、こんな大…

映画「花椒(ホアジャオ)の味」

2019年香港映画。 すみません、中国映画と香港映画と台湾 映画の特徴がわかりません。 香港、台北、重慶と別々に育った異母三 姉妹が、父親の葬儀でお互いの存在を知 り、出会い、父の中華料理店を継ぎ手伝 うことで家族というものに向き合う。 この中国…

新書「書物の達人 丸谷才一」

集英社新書「書物の達人 丸谷才一」をブ ックオフで見つけて、こんな本が出てい たのかと読んだ。 丸谷才一に係る講演録で、川本三郎、鹿 島茂。湯川豊らによるものである。 丸谷才一はモダニズム文学といわれてい るが、モダニズムというのがいまひとつ わ…

演り人知らズ「夫のオリカタ」

亀島の小さなアトリエで、小さな演劇を 観てきた、ここでは2回目。超大作の映 画もいいけれど、ちいさな小屋で目の前 で演じるのを観る演劇の魅力もまったく 対等である。 「夫のオリカタ」、よくこなれた脚本だ った。 ktoshi.hatenablog.com

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」

2022年アメリカ映画。 去年のアカデミー賞で作品賞を含む7冠 となり話題になっていたので見た、エブ エブというのだそうだ。 パラレルワールドかと思ったら今はマル チバースというようで、どちらにしても よくわからないのだが、こういう世界観 があり…

春が来たか

玄関横の沈丁花が匂いたつ。 庭のチューリップが並んでいる。 春、きょうはすこし暑かった。

辻原登「だれのものでもない悲しみ」

勢いで続けて辻原登、長編「だれのもの でもない悲しみ」である。 昔、映画好きには憧れだった池袋の文芸 座がひとつの舞台になる。そこでフェリ ーニの「カリビアの夜」を男と女が見る ところから赤い糸が絡み合ってくる。と いって単純な恋愛小説ではもち…

マーティン・スコセッシ「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」

1993年アメリカ映画。スコセッシ監 督作品、知らなかった。 スコセッシはやはりタクシードライバー の衝撃からで、当時はスコルシーズと記 載されていたと思うが、それでその前に 映画館で観た「アリスの恋」(エレン・ バースティンがアカデミー賞をと…

独学ピアノ12カ月

あっという間の1年だった。 帰郷して躊躇しているうちにきっかけを 失っていたが、よしと動いてはや12カ 月。始めてよかった。 あきらめもせずほぼ毎日すこしづつ練習 をしてきた。バイエルを最後の方をほお りだして、ブルグミュラーは頭の方の数 曲を悪…

マイケル・ダグラス「ワンダー・ボーイズ」

2000年アメリカ映画。 とんでもなく無茶苦茶な物語、それをマ イケル・ダグラスが演ずる。その恋人( 不倫)がフランシス・マクドーマンドだ ったので、コーエン兄弟の作品かと思っ たらそうでもない。 それでもマイケル・ダグラスの老教授ぶ りもマクド…

ジュリエット・ビノシュ「愛と激しさをもって」

2022年フランス映画。 かつての恋人と再会し心を奪われる。そ のことで夫と喧嘩の連続だが、ビノジュ の心の変化、葛藤、言訳、論破が見事と いえば見事、なにやってんだかと思えば 滑稽。

朝刊の題字

今朝の朝日の朝刊を見て、題字が違うと 驚く。国際女性デーでカラーの題字でミ モザの花である。これはこれでいいんだ けど、驚いたのは、通常の背景の図柄に ついて。 調べると、東日本はサクラ、西日本はア シと異なるとのこと。わたしは愛知と大 阪にしか…