2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

メナード美術館「歳時記 風薫る夏」展

天気がよかったので、メナード美術館へ 歳時記シリーズの2弾へ行ってきた。 亡くなられた舟越桂作品、田渕俊夫の多 くの作品、そして特集展示島田鮎子、ゆ っくりと観られた。次は秋ですね。 ひといろかたちたおやかに: 島田鮎子画文集 作者:島田 鮎子 求龍…

三谷幸喜「笑の大学」再演

笑の大学は1996年初演の西村雅彦と 近藤芳正のをテレビで見たことがある。 こんどは2023年版、内野聖陽と瀬戸 康史の再演をテレビで見た。 (役所広司の映画版も見たけど・・・) 芝居はテレビで見ても緊張感ある、しか も二人芝居だから。 かなりの…

ショーン・コネリー「風とライオン」

1975年アメリカ映画。 モロッコに介入する国際勢力とイスラム の族長(ショーン・コネリー)の戦い、 駆け引きの歴史物語なのだが、知識もな いのでよくわからない話だった、すみま せん。アメリカの独善が反映されて余計 にわからずじまい。 アメリカが…

ロブ・ライナー「ア・フュー・グッドメン」

1992年アメリカ映画。 ジャック・ニコルソンが楽しそうに悪役 を演じている、トム・クルーズや デミ・ ムーアが手玉に取られている感じ。 人物形成がすこし単純すぎるか、 ケヴィ ン・ベーコンはやや複雑な役どころでい いいんだけど。 ア・フュ-・グッ…

宮本輝「よき時を思う」

宮本輝やいくつかの作家の小説は出張の 友だった。となりの席でパソコンを開い てメールや仕事をしている人を横目に、 どんどん読める小説を読む、申し訳ない。 いま無為な日々を享受していると、こう いう本がちょっとゆるい、いい話なんだ けど、うまくい…

瀬戸内寂聴「寂聴源氏塾」再読

「紫式部の欲望」を読んで、なにかこう いうのを読んだような気がするなあと本 棚を探していたらあった、2008年に読ん でブログに書いていた。そもそもドンフ ァン源氏の話でなく、女性の喜び哀しみ を描いた物語だったのかとすでに理解し てるじゃないか。 …

綿矢りさ「パッキパキ北京 」

綿矢りさを読むつもりはなかったが、新 聞かどこかで北京の現在が活写されてい ると読んだので、北京も上海も行ったこ とがない世界第二の大国にぴんときてい ないわたしの鈍い感覚を更新できるかと 読んだ。 これはなんだ、ブランド志向のイケイケ マダムが…

ヘンリー・ジェイムズ「ねじの回転」

日本の準古典のみならず、海外の古典、 名作も読もうと気持ちだけはあるのだが、 ひさしぶりにその一冊。 「ねじの回転」は心理小説、ゴシックホ ラー、とにかく古典的作品ということは 知っていた。 で、読む。 ヒッチコックの「レベッカ」を思い浮か べる…

作品展2024

参加している地元の版画クラブの作品展。 大1点、小3点出品。 市ホールのエントランスだけど、やはり 区切りの披露になるので楽しい。地元の 文化団体、趣味の団体は、いわゆる団塊 世代に続く世代に引継がれていないよう に思う、いつまでも働いていたり趣…

酒井順子「紫式部の欲望」

フィクションのNHK「光る君へ」を見る ことで、紫式部本人が千年前にほんとう に存在し生きていたのだと実感する、考 えてもいなかった、光源氏がフィクショ ンであるように、紫式部もフィクション だと。 関連本を読もうと図書館へ行ったら、い っぱいあっ…

辻原登「熊野でプルーストを読む」

辻原登の本を中心としたエッセイ集、お よび昔のこと、父のこと等を思い出すエ ッセイも含む。 プルーストのことを書いているわけでは ない、でもむつかしい、博覧強記である、 なんとなく彼の小説のバックボーンを垣 間見ることとなった。 熊野でプルースト…

荻上直子「トイレット」再見

2010年日本映画。 全編をカナダで撮った、もたいまさこ以 外はすべてカナダ人か。母を亡くした三 兄弟(兄弟妹)と言葉がわからない祖母 との家族の交流、再生。もたいまさこは まったくしゃべらない、二言だけか、見 事というか、楽というか。 タイトル…

別冊太陽「谷崎潤一郎」

谷崎潤一郎も一応一区切りつけて、この ムックを読む。 江戸、戦争、阪神間、女性、人となりを 俯瞰する。わがままに自分に正直に生き た人だった、戦時にも彼なりの抵抗もし た、現代なら炎上しただろう。 大谷崎らしい大人物だったと理解した。 別冊太陽23…

ヨーロッパ企画「リバー、流れないでよ」

2023年、ヨロキ「ドロステのはてで 僕ら」に続く第2弾映画。 「恋はデジャ・ブ」のバリエーションだ と思うが、解決のラストがタイムマシン とはこれはない、それに雪はどうなった。 とは言いながらヨロキのあの雰囲気をぐ だぐだと楽しむ、楽しみまし…

きたやまおさむ「むなしさの味わい方」

岩波新書の新刊、北山修の一般人向けの 本。なんとなく北山修、きたやまおさむ というと手に取っていたが、これはちょ っと距離があった。「むなしさ」という 感情がわたしにはピンとこない、わりと 冷淡に思い悩まないようにしているから だろう。 わたしに…

忘れていた。

「思いつき第二次五か年計画」の2年目なのである。

カトリーヌ・ドヌーヴ「シェルブールの雨傘」再見

1964年のフランス・西ドイツ映画。 ミシェル・ルグラン音楽の全編踊らない ミュージカル(オペラ?)であるが、見 たのは高校1年の学校の体育館だった。 なんだったんだろう「シェルブールの雨 傘」と別の時に「戦艦ポチョムキン」を 見たことだけを覚…

テレビドラマを見る

テレビはあまり見ないと言っていたのに、 大河「光る君へ」に続いて「舟を編む」 を見ているし、4月から「虎に翼」も。 朝ドラはもうずっと見てなかったのに伊 藤沙莉なのでつい見てみたらやめられな い。オープニングアニメはおしゃれだし、 米津玄師はかっ…

北村薫「中野のお父さんと五つの謎」

中野のお父さん第4弾。 なんとなく手に取って4冊目、いつも蘊 蓄がマニアックでむつかしい。今回は、 漱石と清張がわりとわかりやすく面白か った。月がきれいですね、か。 中野のお父さんと五つの謎 作者:北村 薫 文藝春秋 Amazon ktoshi.hatenablog.com

April Come She Will(四月になれば彼女は)

何度目の4月か、いつも「四月になれば 彼女は」という曲を思い浮かべる、そし てこの曲を聴いたあの頃を思い出す。 (歌詞に韻を踏んでいるんですね) 4月はやはりスタートという気分、いまは そんな区切りはないのに。 www.youtube.com