鑑賞

こまつ座「日本人のへそ」

名古屋市民会館(日本特殊陶業市民会館フ ォレストホール)へ行くのは20数年ぶりの ことだ。当時でも古くなっていたのにまだ 建替えがままならないのはなぜだろう。 さてコロナ渦で、でもこれはぜひ観ておき たい芝居(栗山民也演出)だったので覚悟 して行…

エマ・トンプソン「ハワーズ・エンド」再見

先日、久しぶりにエマ・トンプソンを見た ので、続いて本命を再見。 イギリスの作家フォースター(読んだこと なし)の原作を映画化、富裕層と貧困層、 金利生活の上流市民と新興実業家、女性の 意識の向上、目覚め等がよくわかる。文学 的な映画で、眺めの…

マルクス兄弟「我輩はカモである」

とうとう見ることができた、コメディの古 典。マルクス兄弟も断片でなくしっかり見 た。ギャグの連発らしい、英語が聞き取れ ないので面白さが10分の1くらいだろう、 しかもギャグが流れに無関係に連発される。 違和感、やりすぎ感があるけど、それが笑 い…

黒沢清「スパイの妻」

テレビ欄を見ていたらまだ去年に公開した ばかりの「スパイの妻」を放映するという のであわてて見た。なぜだと思ったらそも そもNHKのドラマでありそれを劇場公開し たようで、それがヴェネチアで監督賞を取 ってしまったということらしい。 さて、戦争、時…

スタジオジブリ「ゲド戦記」

暇だったのでテレビ放映を機にようやく見 ることにした。テレビドキュメンタリーで、 宮崎駿が息子が監督したこの映画を見て無 言で帰っていくシーンがあって、うーんと 思っていたが、見てその気持ちはよくわか った。 映画ってできてみないと監督には良し…

エマ・トンプソン「新しい人生のはじめかた」再見

10年振りの再見であるらしい。 エマ・トンプソンが好きである。なのでも う一度見ようと思い見たのだが、いつまで たっても思い出せない、最後まで初見と同 じ。おお大丈夫か、記憶が消えていく。 エマ・トンプソンはやっぱりいいなあ、ラ ストシーンでハイ…

フレッド・アステア「足ながおじさん」

本を読んでいない。 孤児の女の子(18才だから女性か)が、い つものアメリカ人が好きな元気で勝気な役 どころで、なにごとにも動じないところが いい。でもなあ、留学させてもらえるのは いいけど、高級ドレス一式を贈られてきた り、NYに招待されてスイー…

ジーン・ハックマン「スケアクロウ」

スケアクロウとは案山子のことで、みすぼ らしい人という意味もあるらしい。 この映画は1973年からすこし経って名画座 で観たと思うがとても気に入った好きな映 画だった。あれからなんと40数年ぶりの 再見、話はある程度は覚えていたが細かい ところは全…

映画「ソーシャル・ネットワーク」

Facebook創始者マーク・ザッカーバーグら Facebookに関わる人達を描いた、きっとフ ィクション。Facebookが日本でも流行りだ したときにわたしもやってみたが、すこし しか知らない人や知らない人からお友達申 請が来てすぐに止めてしまった。別にお友 達も…

是枝裕和「海街dialy」再見

これもテレビでやっていたのでつい再見し てしまった。是枝監督は家族のありかたに こだわっているようで、これも原作はマン ガであってもそういう映画だ。 昨日は「お帰り寅さん」でせつなさがキー ワードだったが、これもせつない。 「せつなさ」は悲しい…

山田洋次「お帰り寅さん」

これもテレビで見た。 近年の山田洋次らしい古い感じの物語でこ れで大丈夫かと思っていたが、終わってみ るとせつなさが残る。これはなぜか。 寅さんが亡くなっている感覚はないのでせ つなさはない、寅さんはどこかで生きてる。 ゴクミとの初恋再来か、(…

松坂桃李「新聞記者」

テレビで放映するとは思わなかった。どこ かで見ようとは思っていたが、日本アカデ ミー賞も取ったし。 さて、内閣府、内調の景色があれではどう なんだろう、ディストピアの世界みたいで。 実際には普通のどこにでもあるような職場 だと思うし、それならよ…

バート・レイノルズ「ラスト・ムービースター」

バート・レイノルズはよく知らない、マッ チョな元気おじさんのイメージのみ。 彼がほぼ自分自身に重ねた老いた俳優役を 演じる。よくありそな話なのだが、ストー リーはちょっとでこぼこ、もっと脚本が練 られたらよくなったのに。 若き本人が出てきて老人…

チャールトン・ヘストン「アントニーとクレオパトラ」

シェイクスピアの戯曲「アントニーとクレ オパトラ」の映画化。チャールトン・ヘス トンが脚本、監督とのこと、知らなかった。 史劇と思って見ていたが、あとで調べたら そうではなくシェイクスピアなんだ。クレ オパトラは知らない女優だった。 アントニー…

ウディ・アレン「ブローウェイと銃弾」再見

妻がなんとなくちゃんとしたコメディが見 たいというので、久しぶりにウディ・アレ ンをひっぱりだして見た。久しぶりなので いろいろ覚えていない、三谷幸喜の「ラジ オの時間」「笑の大学」を思い出す。 三谷のはとにかく最後までやりきる話だっ たけど、…

「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」

テレビでタイ映画を放映するのをみつけた ので録画して見た。タイの映画ははじめて、 一本見ただけであれこれ云うつもりもない がふつうの日本映画と同じ。進学競争が厳 しく進学が世界に向けられてもいて、そこ に貧富の差がからんでくる。韓国中国と同 じ…

ブレンデル CD「Mozart: Brendel Plays」

ひさしぶりにCD購入。アマゾンで物色し ていたら、ブレンデルが7枚組で3000円 くらいで、モーツァルトピアノソナタ集に 幻想曲とか円舞曲がおまけについている。 クラシックも細かいことはわからないので BGMで流しているだけ、たまたまブレンデ ルのCDを持…

「映画夜空はいつでも最高密度の青色だ」

キネ旬2017年ベストワンだというから見て みた。最果タヒの「夜空はいつでも最高密 度の青色だ」という詩集を原作にした映画 らしいので、セリフが詩なんだろう。読ん でいない。だからそこから物語を探しては いけない。 男も女もコミュニケーションをとら…

パゾリーニ「奇跡の丘」

見たことがないパゾリーニの映画。その代 表作ともいえる「奇跡の丘」、イエスの生 涯を福音書に忠実になぞっていく。役者で なく素人を使い斬新なカメラワークと演出、 多くを語らず。キリストは穏やかで慈愛に みちたということなく厳しくアジテーター の…

「スターウォーズ9」スカイウォーカーの夜明け

昨日の朝、テレビ欄で突然スターウォーズ 9を地上波で(吹替えだけど)ノーカット 放映するのを見つけ、直前の「パターソン」 のアダム・ドライバーの因縁を感じた。 さて、スターウォーズの最終回、1978年に 最初に観て以来43年後のわたしにとっての 完結…

ジム・ジャームッシュ「パターソン」

ジャームッシュは2本目。これは好きだ。 日常のなにげない出来事を淡々と綴ってい く、ほんの7日間がたいせつななにかを温 かく包み込んでいく。 アメリカのニュージャージーのパターソン 市のバス運転手のノートに書き留めている 詩と、通りで話しかけた女…

ビヨンセ「ドリームガールズ」

ある時期から洋楽はまるで聴く機会がなく なった。だからレディ・ガガはアリー/スタ ー誕生で、ビヨンセはこのドリームガール ズで顔がわかったのである。でもビヨンセ が出ていることを知らなかった、アカデミ ー助演女優賞を取ったジェニファー・ハド ソン…

レア・セドゥ「美女と野獣」

美女と野獣の話をはじめて見た。レア・セ ドゥのフランス版。ミッドナイト・イン・ パリの最後に知り合う雑貨店の店員役でし か知らないが有名らしい。 いろんな映画化があるようで、これはファ ンタジーでアクション、小さな子が寝る前 に聞くようなお話じ…

三岸節子記念美術館「自画像展」

企画展である「自画像展~ひとみの中に自 分がいる~」を観てきた。青木繁、安井曽 太郎、佐伯祐三、松本竣介、荻須高徳等そ うそうたる59点の自画像である。基本的に 若いときの自画像なので野心と自己顕示に 満ちている、そうでなければならない。 上手で…

クリント・イーストウッド「運び屋」

イーストウッド88才の監督、主演映画と いうからその体力精神力は尋常ではない。 メイクで老け役に演出しているのか、自 然体なのかわからないくらいの演技、あ くまでも派手好き、外面のよさという欠 点だらけの主人公を演ずる。悪事に染ま るのだが老人と…

ヒッチコック「ロープ」

長撮りと映画内の時間が見ているのと同じ というのが特徴のヒッチコックの野心作。 うーん、よくわかりませんでした。 ジェームズ・スチュワートも見せどころが なくもったいない感じ。わたしとは好みが ちがうのでしょうね。ヒッチコックはまだ まだ見てな…

岐阜県現代陶芸美術館「アンドリュー・ワイエスと丸山芸術の森コレクション展」

多治見市にある現代陶芸美術館へはじめて 行ってきた。平日で、きっと空いていると 思い出かけたが、美術館はほかに二人ほど 見かけただけだった。ここは磯崎新の設計、 巨大でものすごく立派なハコ、これもアー トなんだろう。他人事ながら維持費が心配 に…

マリアンネ・ゼーゲブレヒト「バグダッド・カフェ」

1987年ドイツ映画、日本ではミニシアター 上映でじわじわと人気が出たことを知って いた。でもイラクのバグダッドの砂漠のド ライブインの話と思い込んでいた。 ところがロスからラスベガスへ向かう途中 の店の話、しかもマリアンネ・ゼーゲブレ ヒト、うー…

ジョン・ウェイン「三人の名付親」

ジョン・フォード作品。ジョン・ウェイン が悪役、銀行強盗でどうなるのかと思って いたら、聖書に導かれて赤ん坊を助けると いう話。東方三博士がキリスト誕生時に来 訪したことをヒントに物語は作られている。 なるほどなあ。最後にジョン・ウェインは 1年…

藤原歌劇団「ラ・ボエーム」

昨年の秋頃か、もう年を開けた2月ならコ ロナも落ち着くだろうとチケットを取った のだが、まさに緊急事態宣言の真っただ中。 迷いましたが行くことに。車で行って地上 を歩いて芸文センターへ、栄へ行くのは約 1年振り。 ラ・ボエームは2度目かな、ストー…