鑑賞

ケヴィン・スペイシー「ラスベガスをぶっつぶせ」

猛暑に負けてぐたぐたしている。本はやっ かいなのを1冊、じっくりと1冊と時間がか かっている、よって映画はお気楽なのを。 「ラスベガスをぶっつぶせ」と気のない題 名の知らない映画を見る。 ブラック・ジャックのカウントというのが よくわからず、それ…

ヒッチコック「見知らぬ乗客」

ヒッチコックはまだまだ知らない作品が、 これもそうだがなかなかよくできている。 傑作に部類に入る作品だそうだが、確かに ぐいぐい引き込まれる。 交換殺人を持ちかけられ、一方的に勝手に 片方の実行に移されてしまう。すぐに警察 に行けばいいのに、自…

ルネ・クレマン「雨の訪問者」

大林宣彦監督のチャールズ・ブロンソンCM、 オ~マンダムが一世を風靡したのは1970年 だった。もちろん大林のことはまったく知ら なかったが。その年、チャールズ・ブロンソ ンの映画「雨の訪問者」がロードショー封切 で人気だったのを覚えているが、もちろ…

映画「おらおらでひとりいぐも」

知らない間に映画化されていた。 田中裕子と若いときの蒼井優。なんだか不 思議な映画、まったりとおひとりさまの生 活と覚悟の映画。ゆっくりと目玉焼きとト ーストの朝食を作る、夕飯は適当な感じ、 カップみそ汁なんか飲んでいる、人に迎合 しない、孤軍…

サンドラ・ブロック「ものすごくうるさくて、 ありえないほど近い」

トム・ハンクスとサンドラ・ブロックとい うから、中身は知らなくても、タイトルが かわっていてもいいかと見たんだけど。 9・11に絡む映画をはじめて見た。自閉 症気味の少年の父親が9・11で亡くなり それを受け入れられないのだが、母親にも 心を開…

ウィレム・デフォー「永遠の門 ゴッホの見た未来」

いくつもあるゴッホの伝記映画の最新2018 年作品。 新解釈らしく精神を病んできても 自分を見つめ人生を考える、キリストと対 峙する、死因も自死ではない。テオとテオ の妻に、また医師と牧師に支えられ、絵を 描くだけの人生を送れたといえる。展覧会 も開…

ジュディ・デンチ「ジョーンの秘密」

2018年のジュディ・デンチ主演のイギリス 映画。原爆開発競争のなか機密を流してい たスパイが、戦後50年も経って逮捕される のだが、ふつうのおばあさんだった。そし て当時を回想していく物語なのだが、当時 大学で物理学を学んだ優秀な女性がどうし てス…

マット・デイモン「ジェイソン・ボーン」

ボーン・コレクターの件でどうも気分が晴 れぬ。そこで(理由になってないが)、ボ ーンシリーズの続き(実は4作目があるの だがデイモンも脚本に納得できず主演しな かったためスピンオフ作品となっている)、 5作目(実質4作目、3部作の続編)。 なにが人…

クィーン・ラティファ「ボーン・コレクター」

マット・デイモンのボーンシリーズのひと つかと録画したらまるで違う映画だった。 シリーズが名前のBourneであるのに、こっ ちはBone、骨だった。 若いデンゼル・ワシントン、初主演のアン ジェリーナ・ジョリー、そして見たことが あるクィーン・ラティフ…

キャメロン・ディアス「ナイト&デイ」

梅雨、雨が続く、かったるいです。 やけくそでお気楽映画、キャメロン・ディ アスとトム・クルーズ。キャメロン・ディ アスは底抜けの明るい役を演ずる、たぶん ずっと演じている、これからは演技派だと かシリアスにも挑戦したいと思わない、た だ観客が楽…

マクドーマンド「ファーゴ」再見

家人がフランシス・マクドーマンドに注目 しはじめたので、「ファーゴ」をもう一度、 こんどは一緒に見る。 最初にこれは実話に基づくとあるのだが、 実はウソだった、コーエンのジョークとい うか、そう書くことで奇妙奇天烈な話がリ アリティを持って見る…

S・スピルバーグ「イーグル・アイ」

2008年の映画、もうそこまで来ていたんだ。 そしていまではAIの能力はわたしの想像を 超えているだろうし、こういう事態もあり うるだろうと想定できる。2001年宇宙の旅 のHALへのオマージュとしてAIの反乱があ り、それに巻き込まれるサスペンス、おも しろ…

吉田大八「美しい星」

大昔、安部公房を読んでいた頃、SFっぽ いというので三島由紀夫の「美しい星」 を読んだことがある。ピンとこなかった 記憶。ストーリーもなにも覚えていない。 それを吉田大八監督が映画化、見たんだ けど、きっと三島とは原案だけでまった く違う話のよう…

アン・ハサウェイ「ワン・デイ 23年のラブストーリー」

ひさしぶりにラブロマンス。「恋人たちの 予感」を思い出す。ある男女の23年間、23 回の7月15日を描く。アイデアとしては面 白いが、その日に大きな出来事があるわけ ではないので、話がどんどん動いていって しまう。それでも男女の恋愛、友情が育ち、 壊れ…

ケイト・ブランシェット「エリザベス」

偶然に同じエリザベスを題材にした映画を 見た。こちらはエリザベスが40年も女王と して君臨する前の政争と結婚問題を描いて いる。スコットランドのメアリー女王はほ とんど相手にされてなく、ジェフリー・ラ ッシュ演ずる政治家が策略家としていい役 を演…

シアーシャ・ローナン「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」

イギリスの中世の権力争いは複雑でうんざ り、なんども書くが受験科目でない世界史 を2年間も授業を受け、この時代が専門だ た教師より丁寧な自作コピーをもらい、で もまったく頭に入らず、覚える気もなし。 イングランドとスコットランドが敵対して いる、…

ヨーロッパ企画「ドロステのはてで僕ら」

ヨーロッパ企画が映画を撮ったのをテレビ でやっていたので見た。 まんま、ヨロキ。みんなすこし歳を取って いたがやってることは学生時代と同じ、そ れがいい。みんな売れっ子になるわけじゃ なく(上田誠は別だな)部活から抜けられ ない感じ、あほやなあ…

大林宣彦「海辺の映画館ーキネマの玉手箱ー」

大林監督の遺作。「花筐」という作品が最 後のつもりだったが、まだ撮れるという強 い意志がこの「海辺の映画館」を創る。 後期の作品群はほとんど見ていないが、こ の映画はオープニングに「A MOVIE」と 標記される。いつかA MOVIEをやめてし まったのに復…

「最高の花婿アンコール」

フランスで大ヒットした「最高の花婿」の 続編。フランスの4姉妹が外国人と結婚す ることによる隠れた差別を嗤うコメディの その後、夫となった外国人の異文化ハラス メント(と云うらしい)から移住を計画す るが、フランスのやっぱりここがいいと思 う両親…

ジェフ・ブリッジス「さよなら、僕のマンハッタン」

ナイーブで将来を開けない青年が、父親、 母親、女友達、そしてアパートの隣人との 関係の中で成長していく物語。青年のなん ともいえない将来への不安、親との距離感 はよくわかる。そこへアパートの隣人と知 り合い一歩踏み出す、またも寅さん登場で ある…

映画「マチネの終わりに」

本が結構気に入っていたので、ようやく映 画も見た。本とはかなり印象が違う、中東 紛争問題を抱えた女性が真摯な芸術家と惹 かれあっていく話だったと思っていたが、 映画では芸術家が扉越しに女性に一目ぼれ してただ進んでいくようにみえる。人生観 や世…

ウディ・アレン「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」

今のところウディ・アレンの新作、ひょっ としたら最終作。養女性的虐待で訴えられ アメリカでは上映されていない、日本では 上映されそしてテレビで見た。 恋愛コメディ、「ストーリー・オブ・マイ ライフ/わたしの若草物語」のティモシー・ シャラメ主演、…

ウディ・アレン「マジック・イン・ムーンライト」再見

5年振りの再見。ストーリーは覚えていた が細部は覚えていない。 霊の存在は宗教と絡んでおり、日本人には よくわからない、奥が深い話なんだろうが ただ恋愛コメディとして見る。それにして もほんとにあの男と結婚して幸せになれる のだろうか。ああいう貴…

ロバート・ミッチャム「眼下の敵」

1957年のアメリカと西ドイツの合作映画。 アメリカの艦長とドイツの艦長が敬意を払 いながら迎撃しあう、戦争というものを紳 士的な戦いとみなすある種の偽善的な戦争 映画であるといえる。まあ戦争を題材にし た紳士同士の交流という映画なのだろう。 アメ…

マット・デイモン「ボーン・アルティメイタム」

アルティメイタムは最後通告という意味ら しい。ボーンシリーズの3作目。これで完 結。(だったけどその後4、5作目が作られ た)あいかわらずものすごいアクション、 不死身のボーン。しかし自分の意志でボー ンを助ける、巨悪に立ち向かうのは女性で あると…

マット・デイモン「 ボーン・スプレマシー」

ボーンシリーズ2作目。 カーアクションシーンが圧巻、激烈。いつ もの感想なんだが巻き添えをくった人はど うなるんだろうか、恋人が死んであれだけ 悲しむのに不思議。これを見てテンション を上げてしまう自分も不思議。 ラストで簡単に丸く収まっちゃうの…

マット・デイモン「ボーン・アイデンティティー」

ボーンシリーズの第1作。こういうアクシ ョンサスペンスはあまり見ないんだけど、 家人がマット・デイモンを好きなので見て しまった。原作がロバート・ラドラムなの で(読んだことないけど)いいかげんな話 ではないと思うのだが、やっぱりどうして もご都…

ヒッチコック「ハリーの災難」

先週に続いてヒッチコック。シャーリー・ マクレーンのデビュー作とのこと。この映 画は見たことがあると思っていたが、テレ ビで見てみたら絶対に初見。 なんだろう、こののんびりとした街(風景 が美しい)ののどかな人々、殺人があって も誰も慌てない、…

ヒッチコック「知りすぎていた男」再見

むかし、ヒッチコックのリバイバル上映で 4、5本来たことがあって、それで映画館 ではじめてヒッチコックを見たのだがその 内の1本が「知りすぎていた男」、題名が 知りすぎた男でなく知りすぎていた男なの でちょっと変な感じ、原題はThe Man Who Knew To…

アンディ・ガルシア「ファミリーズ・シークレット 秘密を抱えた家族」

期待もなくただコメディで、知ってるアン ディ・ガルシアだから見た。 これが意外とおもしろかった、意外とよく できていた。拾い物。 ガルシアは「運び屋」とか「オーシャンズ」 シリーズ、ゴッドファーザーⅢのいかにも というような役どころ、それがコメデ…