鑑賞

山下敦弘「1秒後の彼」

2023年、山本監督クドカン脚本で、 台湾映画「1秒先の彼女」の日本版リメ イク。なのに彼女と彼を入れ替えての脚 本でいかにも宮藤官九郎。 うーん、どっちがよかったかというと、 やっぱり先に見た台湾の方か。先に日本 の方を見たら反対の感想になっ…

映画「1秒後の彼女」

2020年台湾映画。 痛快ラブストーリー、細かいところは気 にせず、とにかく面白い、笑った。 いろんな映画があるなあ。主役の女性が 演技なのか個性なのか抜群、彼女だから こその映画だった。 さっそく日本版があるらしい、クドカン らしい、どんな捻り…

パトリス・ルコント「メグレと若い女の死」

2022年フランス・ベルギー映画。 ルコント監督の作品だというので見た。 G・ドパルデューがメグレ警視であり殺 人事件を解決する、メグレのシリーズは 一作も読んだことがないので雰囲気もわ からない、だからルコントらしさもわか らない。ドパルデュ…

映画「ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう」

2021年ジョージア・ドイツ映画。 ジョージア(旧グルジア)の映画ははじ めて。映画は世界中で作られている、し かもその国らしい作品から国とは関係な く独創的な作品まで、題材は無限である。 ジョージアの古都クタイシという町での 男女のめぐり逢い…

映画「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」

2016年アメリカ映画。 ナタリー・ポートマンがジャクリーン・ ケネディを演じ、ファーストレディとな り、暗殺があり葬儀までをドキュメンタ リータッチで描く。 昨日の映画もそうだったが、やはり人の 人生を変えていく、そしてその時の決断、 姿勢が大…

「パークランド  ケネディ暗殺、真実の4日間」

2013年アメリカ映画。トム・ハンク スらの製作。 タイトルのとおり。オズワルドにお兄さ んがいたことは知らなかった、よくぞ、 生き抜いてきた。ホームビデオで撮影し た映像は有名だが撮った人が翻弄された こと、人生が変えられてしまったこと、 想像…

名芸大卒業制作展2024

ことしも近所の大学の卒展を見に行く。 すこしでも知っている人がいれば楽しい のだがだれもいないし、昼時だったから か作品の前で説明してくれる学生もほぼ いなくて、残念ながら感想のやりとり、 励ましができなかった。日本画の院生の がよかった、力を…

映画「マダム・イン・ニューヨーク」

2012年インド映画。 インドも進歩している、主人公の女性が 妻としての役割だけの立場にすこしづつ 疑問を持つ(いや、中産階級の裕福な家 族だからなのだが)。妻は当たり前のよ うに受け入れてきた、夫はそれに無自覚、 といって強権、傲慢ではない、…

フェリックス・ゴンザレス・トレス「無題」

カフェで雑誌を見ていたら既視感のある 写真があった。1995年の春にNYへ ひとり旅したときグッゲンハイム美術館 でそれを見た。よくわからない現代アー トがならぶ中で、無雑作にキャンディが 山積みされていて取って食べていいよと いう作品であった。…

映画「モリコーネ 映画が恋した音楽家」

2021年イタリア映画。イタリアの映 画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネのド キュメンタリー映画。 モリコーネはもちろん知っていたが、こ こまで多くの映画に関わっていたこと、 そして映画だけでなくいろんな音楽を作 っていたことは知らなかった。 映画…

今年の大河ドラマ

鎌倉殿以来一年振りに大河ドラマ「光る 君へ」を見始める。 鎌倉殿は三谷幸喜だったし、今回は吉高 由里子だからというだけである。 藤原のなんとかという名前にはやくもつ いていけない、ただ吉高を見ているだけ である。 光る君へ 前編 NHK大河ドラマ・…

カンバーバッチ「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」

2021年イギリス映画。 ベネディクト・カンバーバッチが製作兼 主演。ルイス・ウェインというイラスト 画家の伝記映画であるが、カンバーバッ チはむつかしい役どころをコメディ要素 を入れて好演。ちょっと奇妙な映画、映 像なのかと思っていたらまっと…

ロバート・レッドフォード「さらば愛しきアウトロー」

2018年アメリカ映画。レッドフォー ドの俳優引退映画だったらしい。レッド フォードについては、アカデミーの男優 賞ではなく初監督作品で監督賞を取って いいポジションを得たなと思い、サンダ ンス映画祭を主宰し映画人の育成もして いることもなんと…

ニコラス・ケイジ「マッシブ・タレント」

2022年アメリカ映画。ニコラス・ケ イジが本人役で主演しているようなシチ ュエーションのコメディ映画。 ニコラス・エイジは「月の輝く夜に」で はじめて見て、その存在感に注目したが、 コッポラの親戚というのでなるほどと思 った記憶あり。 その後の…

映画「茶飲友達」

2023年作品。特に老人映画を見るつ もりもないのだが、「PLAN75」と「茶 飲友達」はいくらか気になっていた。 それで後者の方、ちょっと思っていた映 画とは違っていた。高齢向けの売春クラ ブの運営スタッフの若者たちの生き難さ、 孤独、貧困をメイン…

ビリー・クリスタル「アナライズ・ミー」「アナライズ・ユー」

1999年、2002年アメリカ映画。 ビリー・クリスタルが製作に参加して、 彼とデ・ニーロとの共演、もうむちゃく ちゃなコメディ。それをなんとなく形を 成して納まっているところがよくできて いる。続けて見てしまった。 デ・ニーロの顔力、狂気と笑…

映画「シング・ストリート 未来へのうた」

2016年アイルランド映画。 「はじまりのうた」のジョン・カーニー 監督、主演は「コーダあいのうた」のフ ェルディア・ウォルシュ=ピーロ。兄の ジャック・レイナーがいい、もっとエピ ソードが膨らんでもよい、姉も同様。楽 器がどれもできる友人がな…

メナード美術館「歳時記 花ひらく春」展

雨の日曜なので、ひさしぶりにメナード 美術館へ、なんと1年半ぶりくらい。 花ひらく春と題した所蔵企画展、新年ら しい春の慶びの絵が気持ちを明るくさせ てくれる。 同時開催の小特集「小さな作品たち」と いう展示があった。ジャコメッティ彫刻 やド・ス…

映画「ミセス・ハリス、パリへ行く」

2022年イギリス映画。監督も主演女 優レスリー・マンビルも知らない人で、 イザベル・ユペールしか知らなかった。 ハッピー夢物語ではある。ハリスさんは しっかりした家政婦ででも天然というか おおらかというか一途というか、大事な ところで前に出る…

妻夫木聡「ある男」

平野啓一郎の「ある男」は読んだのだが、 その映画化、2022年石川慶監督作品。 重厚な中身の詰まった平野啓一郎の小説 を映画にするのは大変だと思うが、さす が重くどっしりした映画となっていた。 親子、夫婦の関係を突きつめていくとや はり別人とな…

レオナルド・ディカプリオ「J・エドガー」

2011年アメリカ映画、クリント・イース トウッド監督作品なんだけど、ここはデ ィカプリオの映画としておく。ディカプ リオはいかにもやる気満々、イーストウ ッドの演出なのかもしれないけどそこま で露悪的にやらなくてもよかったのに。 ジョン・エドガー…

タン・ウェイ「別れる決心」

2022年韓国映画。 「JSA」で見たパク・チャヌク監督の 最新作らしい。 刑事が被疑者に恋をしてしまうというか ら高村薫の「照柿」を思い浮かべてしま ったが、被疑者タン・ウェイはなかなか したたかで謎の女性である。 2人が魅かれあうのがサスペン…

坂本龍一「12」

スケッチのような12曲の遺作。 ひとりでなにかしながら静かな部屋で、 いろんな音も聞こえる家族がいるような 部屋で、まずはイージーリスニングとし て聴く。 ふと耳をすます。 12(CD) アーティスト:坂本龍一 avex trax Amazon

トム・ハンクス「オットーという男」

2022年アメリカ映画。 スウェーデン映画「幸せなひとりぼっち」 のアメリカリメイクである、ハリウッド はどこからももってきてリメイクしてや っぱりアメリカテイストにしてしまう。 スウェーデン映画ではもっと硬い印象だ ったが、こちらはトム・ハン…

映画「丘の上の本屋さん」

2023年イタリア映画。 イタリアの田舎の小さな古書店のオーナ ー店長と移民の少年との交流を描いて心 温まる。情報なしで見たので少年が本を 借りることでトラブルに巻き込まれると か心配だったが、ストレートにすこしづ つむつかしい本を借りて読むこ…

ソン・ガンホ「JSA」

2000年韓国映画だけど、そもそも韓 国映画をほとんど見ていない。スターの イ・ビョンホンもイ・ヨンエも、監督の パク・チャヌクもわからない、でもソン・ ガンホは知っている。 そしてソン・ガンホの映画だった。とて もシリアスな話なのにソン・ガン…

高島屋画廊「細見美術館の名品展」

京都の細見美術館へは行ったことがない。 名駅の百貨店でその名品展をやっていた のでついでながら観てきた。 副題が琳派、若冲、ときめきの日本美術 というのだが、さすがに琳派は大流行な ので混雑していた。 北斎の肉筆浮世絵とか本阿弥光悦の書と 俵屋宗…

アニメ映画「四畳半タイムマシンブルース」

中村佑介キャラクターデザインの2022 年アニメ映画。森見登美彦が上田誠とコ ラボした小説は読んでいたが、映画化さ れていたのは知らなかった。 そうか、アニメはアニメでおもしろいと ころもあるが、やっぱり舞台が一番だな。 コラボはよくできている、そ…

小津安二郎「小早川家の秋」

1961年松竹でなく東宝映画。 小津の戦後作品15作の内、12本目。 うまくまとめられている、むだのないよ くできた作品。 東宝スター総出演らしい、だから森繁が いる、ちょっと変な感じ、杉村春子はい つもとんでもなくうまいけど薬味みたい なものか…

インド映画「RRR」

2022年インド映画。 ほとんど見ていないインド映画、「ムト ゥ・踊るマハラジャ」「きっとうまくい く」「タイガー伝説のスパイ」くらいか。 これは超アクション映画である、1920年 頃のイギリスに統治され抑圧されている インドの独立反乱の実在の指導…