読書家ではない、いわゆる人文系の本を
読むわけではない。ただ物語が好きで、
きっと子供のころから現実逃避としての
読書だったように思う。
そろそろ時間がなくなってきた。もう新
しい作家には手を出さないようにしたい、
お気に入りの作家を読みつくしたい(ど
んどん文庫もなくなっている)、昔読ん
で気に入った本を読み直したい(ほんと
に忘れている)、準古典といわれる漱石
鴎外賢治谷崎あたりをきちんと読んでみ
たい。まあ、こんなところでいっぱいだ
ろう。
よく本を読んでいた息子ももうほとんど
読んでいないみたい、忙しいからな。
こうやって役に立たないような物語に入
っていく喜び、しかもタブレットではな
く紙の本で読むことは非生産的だからこ
そわたしの楽しみである。