2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「ブルゴーニュで会いましょう」

またも無料映画。ブルゴーニュでワインを 作るフランス映画。話ができすぎでフラン スらしい渋みやドライさはなく気楽に楽し んで見られた。ワインを作る過程をすこし 見せてまだまだ人の手により作られている ことがわかる。ねっころがって見た。 そういえ…

ジェニファー・ジョーンズ「慕情」

哀愁とか旅情とか旅愁とか漢字二文字の映 画が流行ったことで、この慕情もそうだと 思われるがこれは未見、ようやく見た。 なんだろうこれは、悲恋でもないしなにか 障壁があるわけでもないし、そりゃあ中共 が勝ち進む中での香港の位置、朝鮮戦争と いう時…

「バベットの晩餐会」再見

webの某無料映画で「バベットの晩餐会」 を見つけたので、もいちど見る。1987年 のデンマーク映画なので、映画館でなくレ ンタルビデオで見たのだろう。キネ旬ベス トテンの2位、アカデミー賞最優秀外国語 映画賞で期待して、やっぱりなにか染み入 るいい映…

浅丘ルリ子「若草物語」

テレビで邦画の若草物語というのを放映す るのを見つけたので何もしらないままに録 画して見た。 東京オリンピックが終わったばかりの1964 年日活作品、東京や大阪の風景が古くもあ り新しくもある。 向うの若草物語とはなにも関係はなく、芦 川いづみ、浅丘…

一万人の第九2020その3

締切りが近づいている。ようやく録画して アップした。しかし半分まで。最初からD、 E、G、男声合唱、Mまで。全然声が出ない、 そりゃあ、ウォーミングアップもそこそこ に録画なんだから無理というもの。合唱団 が集まって練習をして、家に帰り復習して 形…

藤田宜永「たまゆらの愛」

ぼーとしていたいときに読んだ本。 わたしの好みではありませんでした。文庫 で2cmもありそうなのでたいへんだった、 やめたら結末がわからないのでやめられず。 たまゆらの愛 (光文社文庫) 作者:藤田 宜永 発売日: 2019/04/26 メディア: Kindle版

「スターリンの葬送狂騒曲」

スターリン死去後の権力争いの顛末をコメ ディ化した映画なのだがブラックユーモア として笑えない、あまりにひどい主導権争 いは滑稽を越えて悲惨である。毛沢東、ス ターリン、ヒトラーが三大粛清者だそうだ が歴史は哀しいものだ。 権力を握るフルシチョ…

キャサリン・ゼタ=ジョーンズ「理想の彼氏」

ゼタ=ジョーンズは好きな女優なのでつい 見てしまった。彼は15才年下の草食系男子、 いわゆる肉食系のゼタ=ジョーンズが徐々 にこの男に惹かれていく。この男の気分は よくわかる、子守や掃除とかは好きじゃな いけどバリバリ働かなくても穏やかな毎日 が…

「黒澤明映画はこう作られた」

NHKでやっていたドキュメンタリーを録 画して見た。昔、影武者を撮影している ドキュメンタリーを見たことがある、仰 天した、役者を怒鳴りまくっていた、あ んな緊張した現場で映画を撮れるんだろ うかと按じた。それに比べれば今回のド キュメンタリーはお…

色弱20:紅葉

紅葉は緑が赤になる、補色の位置にある緑 が赤になるにはどこかを通過していくはず である。緑に赤を混ぜると理屈では補色な ので黒になるが実際には茶色のようなくす んだ色になる。そうか、緑の葉は枯れて茶 色になりその後赤くなるのだろうか。茶色 は黄…

インフルエンザワクチン接種

8、9年ぶりにインフルエンザのワクチン 接種をした。11月というのに20℃を超え る暖かさが続いて散歩も気持ちがいいのだ が、からだのバランスもよろしくない。 岩波新書の鷲田清一「哲学の使い方」を読 んだ。途中から読めない、むつかしい、飛 ばし飛ばし…

時間の流れ

これは書いた話だったか。 時間というものを川の流れに例えると、未 来は川上か川下か。 なんとなく川下が未来だ、これから流れて いくのだからとイメージしていたのだが、 川上が未来だという人もいる。 川上の水はこれからここにやってくるのだ かららしい…

原田マハ「あの絵のまえで」

いつもの美術題材の短編集。このジャンル を切り拓いた彼女はなにを書いても許され る世界がある。ここからその絵を見に行く、 羨ましい限り。 〈あの絵〉のまえで 作者:原田 マハ 発売日: 2020/03/18 メディア: 単行本

クラウディア・カルディナーレ「ローマ発、しあわせ行き」

軽いタッチのイタリアのコメディラブロマ ンス、疲れた時にボーと見る。 こまかい展開はどうでもいい、老母が徐々 に大事な役どころになっていく、最後は主 役に。しわしわのおばあちゃんなのだが風 格を感じる。あとでwebを見たら、なんと クラウディア・カ…

山田洋次「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」

リリー三部作の3つ目、いちばん人気のある 作品といわれ、ようやく見た。48作いや今 では50作というんだろうか、もうどれをみ ていないか曖昧になってきた。 やっぱり一緒になれない寅さんとリリーの 哀しみが喜劇のなかに一本通っていてよく できてる、鍛え…

三浦しをん「風が強く吹いている」

箱根駅伝を舞台にした大学生のファンタジ ースポーツ小説である。現実にはありえな いなどと思って読んではいけない。その前 提で主人公二人の走ることの爽快感、美し さみたいなものが伝わってくる、読んでい て気持ちがいい。勝ち負けではない強さと いう…

辻原登「闇の奥」

これはむつかしかった。現実と虚構が、フ ィクションとノンフィクションが入り混じ り、理解できないままに物語は進んでいく。 サリンジャーの笑い男(ナイン・ストーリ ーズ)がうまく私の中で消化できず、カレ ー中毒事件もCIAも出てきて、後半、女医 さん…

「赤毛のアン」1985年版

わたしの中では文学少女が最初にはまる本 は「若草物語」か「赤毛のアン」かなと思 ってきた。前者は、今年の初夏にたまたま 古い映画を見て、さらに「ストーリー・オ ブ・マイ・ライフ」を観に行って、本も読 んで納得したのだ。そして後者はたまたま テレ…

メグ・ライアン「めぐり逢えたら」

テレビで放映されていたので懐かしく再見。 1993年というので多分1994年にレンタル で見たのだろう。1995年にNYへ行ったと き、エンパイアステートビルへ上り、この 映画のシーンはここだと感慨深かったと同 時に、アメリカのお上りさんが観光すると ころな…

ヨシタケシンスケ「りんごかもしれない」

ロングセラーになっているヨシタケシンス ケの絵本、知らなかったがそういえば書店 でみたことがある、彼のイラストも絵本売 場じゃないところでもみたことがある。 その第一作が「りんごかもしれない」。 絵本にしてはかなりの盛り沢山の情報とい うかアイ…

マーチン・スコセッシ「沈黙ーサイレンスー」

篠田正浩の映画「沈黙」を観て、遠藤周作 の「沈黙」を読んだのは大学生のときだっ たと記憶するが、宗教、キリスト教への関 心もなくただ死よりも宗教のが大事という 信仰にはついていけず「踏めばいい」とい う言葉に強く共感したのだが、それでも映 画に…

長谷川恭男憲法教室

昨日と同じ岩波新書高橋源一郎「読んじゃ いなよ」から長谷川恭男の教室。この人の 東大退官の挨拶文(web、今はない)が興 味深かったし、アメリカンロックが好きで ベースを弾いてたことがあるとか普通の生 活もあるんだと。さて憲法をロジックに説 明する…