2017-01-01から1年間の記事一覧

2017年のおわり

なかなか落着かない、ちょっと長く感じた 一年だった。あまりいろんなことができな かった気分。実家に帰る決心をして自分た ちの居室のリフォームをしたり、好奇心に よる見聞も普通にしてるんだけど。そうだ、 屈筋腱損傷により左親指が動かなくなって し…

(50)バラの花:エッチング、ソフトグランド

(49)くちなし:エッチング、アクアチント

佐々木譲「ネプチューンの迷宮」

出張のお伴にとりわけ厚い本と2cm以上 ある文庫本。どんどん読める、でもスキ ューバのプロなのにそのシーンがない、 過去を持つ主人公なのにその繋がりがな い等ひっかかりもあるが、関係なくひた すら面白く読んだ。

整理する(6.雑誌)

リフォームが終わり、すこしづつ整理して いる。やはり本類は本棚に納まらない模様。 保管していた雑誌を処分することにする。 「本の雑誌」は30号までを残して、残り は処分する。季刊「本とコンピュータ」は 1〜16号すべて処分する。コンピュータ が…

エマ・トンプソン「日の名残り」

2007.3.11ブログでカズオ・イシグロ 「日の名残り」を読んだとあり、その前に 映画を先に見ているわけで。1993年の映画 なので、たぶん20年振りくらいに見たこと になるのか。 よかった、前の印象より深い感動があった。 エマ・トンプソンがやっぱりよかった…

エマ・ストーン「ラ・ラ・ランド」

アマンダ・サイフリッドという名前の覚え られない女優とエマ・ストーンが同一人物 と思っていた。マンマ・ミーアやレ・ミゼ ラブルはサイフレッドで、ウディ・アレン の映画やバードマンはエマだったのだが、 この映画を見て、あ、違うとわかった。 うーん…

山田洋次「家族はつらいよ2」

まあ、そつないうまさというんだろう。さ りげなく現代の問題を盛り込みながらも、 予定調和的な中の上のお金持ち家族のつら いよである。

阪本順治「団地」

堺の地元出身の阪本順治は傑作「どついた るねん」で登場した映画監督だが、なんだ この話はと思ったら、藤山直美のために2 週間で脚本を作ったというからなるほど奇 想天外な映画だった。それにしても藤山直 美はすごい、すばらしい。

(48)中之島図書館:エッチング

大阪八景もう一枚。

(47)なんばパークス:エッチング

大阪八景の一枚。

(46)梅田スカイビル:エッチング、ドライポイント

大阪八景のシリーズにしようと思っていた がうまくいかなかった。

(45)61才の自画像:エッチング、ドライポイント

2016年の1月13日に水彩でアップしたも のをベースに版画としたもの。

(44)貴婦人と一角獣:ドライポイント

版画ももうずっとアップしてなかった。 CDーRの50枚セットを買うと一番上に 保護用のプラスチックがあり、それで作っ てみた。なかなか面白い。

120:ピンクのカーネーション

しばらく水彩画も描いていない、一枚アッ プしてなかったのが見つかった。 いやはやなにもできていない。一方、大阪 神戸とも縁遠くなるだろうとの思いで、兵 庫県立芸文センターで佐渡裕を観る、新し くなった大阪フェスティバルホールに行く というふたつ…

92歳のパリジェンヌ

やっかいなフランス映画を見た。実話を元 にした原作を映画化したものらしいが、尊 厳死を扱った、とくにそれを家族が受け入 れる、受け入れられないそれぞれにせまる 映画だった。フランス人は個人を大切にし、 主張もしっかりしているからかと思ったが、 …

「復活」

キリストの生涯及びキリスト教において復 活は重要な位置を占めているようだが、私 にはあまりピンとこない。もし復活しなく ても十分に生涯の重みは伝わったように思 える。この映画は磔の刑を指揮した司令官 が復活に立会う映画であるが、その奇跡に 揺さ…

人間ドック

半日人間ドックに行ってきた、職場から行 くのはこれが最後、まあ大病もせず大きな 入院もせずやってこれた。口から胃カメラ がお上手ですねと云われたけど、ほめられ た話でもない。妻は鼻から胃カメラだった が苦しかったようだ。 あたりまえに年相応の結…

ジュゼッペ・トルナトーレ「ある天文学者の恋文」

ニューシネマパラダイスのトルナーレ監督、 ジェレミー・アイアンズ主演の映画。学者 が教え子と不倫をしていて亡くなるのだが、 亡くなった後も計画的に恋文やビデオレタ ーを送りつける話で、なにやら想いの強さ を謳っているようだが、不倫はよしとして …

松家仁之「光の犬」

ゆっくりと丁寧に読んだ。 北海道の家族の歴史、大きな事件もないが 普通の生活のなかの喜びや悲しみが静かに 語られる。祖母である産婆によって孫が生 まれるとき、そして、父と姉妹と孫の亡く なるときの描写からこれは生と死の物語な のだとわかる。「よ…

よろよろ12月

リフォームに3ヵ月もかかってしまった。 年を取ってからやるのは疲れるものだが、 これが終の棲家になるつもりなのでちょっ と無理をしてしまった。さて、そこで私は どんな暮らしをするのか。 通っていたヨガ教室は人気があって来年の 予約が取れなかった…

100分de名著「ラッセル幸福論」

教育テレビの100分de名著はユニークな番 組だけどなかなかみられない。けれどこれ は録画して見た。以前にも書いたようにラ ッセルにはすこし引っかかるところがあっ て楽しみだった。哲学というのは読んだり 聞いてしまうと当り前のことしか云ってな いよう…

「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」

「クイーン」といい「英国王のスピーチ」 といい、イギリスは王室のスキャンダルに もつながるような映画をよく作れるものだ。 この映画も若き日のエリザベス2世がナチ スに勝った記念の日のお忍び外出の物語。 事実をベースにしたフィクションである。 こ…

「最高の花婿」

フランスで2014年最大のヒットとなった コメディ、フランス映画。四人姉妹の3 人がそれぞれイスラム教(アラブ系)、 ユダヤ教(ユダヤ系)、宗教なし(中国 系)のフランス人と結婚し、4人目の末 っ子がコートジボワール出身(ただしカ トリック)の黒人…

ウェス・アンダーソン「グランド・ブダペスト・ホテル」

傑作だとは聞いていたがこれはなんだ。 面白くて映像はポップでとてもアートで気 に入ってしまった。 さてこれはどういう映画なんだろう、映像 美だけを追究した映画かというとそうでは ないように思える、もう一回見てみようと 思わせた映画だった。

ジャン・ルノワール「ゲームの規則」

ジャン・ルノワールの傑作といわれている コメディ。テンポのよさ、華麗なカメラワ ーク、第二次大戦前夜の欧州貴族たちの世 間知らずの滑稽さ、たしかにそれらは認め ることにしよう、でもやはり古さは否めな い、ドタバタを超えるものを掴めず、胸に ずし…

和泉市立久保惣美術館「ピカソと日本美術展」

関西文化の日で無料とのこと、久保惣美術 館へ行ってきた。ちょうどピカソと日本美 術との関わりを読み解く展覧会をやってい てしっかり楽しめてかつなるほどと思うこ ともあった。北斎をはじめ浮世絵がまた大 きく見直されているが、ピカソもコレクシ ョン…

新刊本の手触り

家の片付けをしているので新刊単行本を買 うことがほとんどなくなっている。書棚を 減らしどれだけ本が収まるのかわからない のでためらいのほうが強い。よって図書館 で借りると同じ感覚でブックオフで買って 読んでいるといったところ。 でもこれは発売と…

ケヴィン・コスナー「メッセージ・イン・ア・ボトル」

うーん、なかなかしっとりした恋愛映画だ と思いながらぼんやり見ていたら、いや、 なにかリアリティがありそうで実はないと いうすこしありえないような作り物感が強 い、男も女も想いと行動がかみ合っていな いのだと気付く。ポール・ニューマンがケ ヴィ…

クリストファー・リーヴ「ある日どこかで」

私の好きなタイムマシン物の映画。タイム 移動の方法は「ふりだしにもどる」に似て いる。ややこしい話もパラドックスもなく ただ古いポートレイトの写真の女性に恋を して会いに行くという話。それがクリスト ファー・リーヴなのでなんとも感傷的な気 持ち…