2009-01-01から1年間の記事一覧

25:フイリシランほか

描きためていた水彩をアップしています。

24:母子像

特に意味はありません。

現代クラフトギャラリー「とんぼ玉と木版画二人展」

西天満にある画廊に、隅野尚人さんの木版画を観に行った。 古民家を趣味としているようで、題材にも古民家を描き、 木版画にしている。日本の古民家ではモノクロをメインと し、わずかに色刷りのものもあるが、やはりその光と影の コントラストに惹き込まれ…

2009一万人の第九2回目

きのうは第九レッスン2回目。イールシュトゥルストから いちばん繊細なところ。4パートの構成の説明を受けなが ら、各パートが1拍前から飛び出るところとか、順番に、 ムース3段活用とか、ベートーベンはテクニックを駆使し ていることがわかる。おもし…

野田秀樹「赤鬼」

野田の「解散後全戯作」を持っていたので、その中の 「赤鬼」を読んだ。あたりまえだけどそんまんま。こ の戯曲からイメージを膨らませて、オリジナルの舞台 を作るということなのですね。 ここにはほかに「キル」「贋作・罪と罰」など掲載。

山王美術館「開館記念展」

大阪なんばに新しくできたホテルモントレグラスミア大阪の 22階フロント奥に山王美術館がオープンした。 同じビルにジュンク堂が入ったのでそこへ行くついでに、 ホテルレストランへいったら美術館があった。 藤田嗣治、荻須高徳、佐伯祐三を中心にパリに…

青春舞台2009「赤鬼」

毎年恒例の高校演劇の頂点に立った4つの芝居をテレビで放映された ので観る。その中に、週末に観た「赤鬼」があったのでこれは楽しみ。 千葉県の松戸馬橋高校という公立校の演劇部なのだが本格的で、だか ら野田秀樹がやれるのだろう。週末に観たばかりだか…

読み直す村上春樹その7「スプートニクの恋人」

好きな作品である世界の終わりと・・・、好きではなかった ねじまき鳥・・・を飛ばして、今回はスプートニクの恋人。 1999年4月刊行とある。このころにはあまり自分のこと、 家族のことより、仕事の比重が高くなって、結構大変だった ころだったなあと…

大阪市芸創センター「赤鬼」

四天王寺高校演劇部OG有志の集まりであ る企画OG会という地味な名前のグループ が、野田秀樹の「赤鬼」を上演するという ので観に行く。 じつはこのグループは鴻上の「トランス」 以来2回目。名作を上演するので楽しみに していたのだが、この「赤鬼」…

京都市美術館「ルーブル展」

ルーブル美術館の17世紀美術を中心にした展覧会に行く。 なんといってもフェルメール「レースを編む女」。 とてもとても小さな小品。最近のフェルメールの大騒ぎと 異なり、さりげなく飾られている。 土曜の夕方だったのですごい人出、でも展示の方法とか散…

2009一万人の第九1回目

一万人の第九の参加も7年目の7回目。 去年、別の第九に参加した時に、この1万人の第九のよさを再認識したので、 そろそろ卒業しようと思っていたのだが、続けることとし、目標を10回に 変更する。3日の木曜は初日。スポンサーのサントリーがキリンと合…

読み直す村上春樹その6「ノルウェイの森」

世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランドで谷崎賞を 受賞して、本当に一人前の作家になったんだなあと思ってい たところへ、1987年9月、上下巻でかつ赤緑の斬新な装 丁で、それも村上春樹本人の装丁ということで話題になり、 これも発売日購入。 …

ARTOSAKA2009

大阪の堂島ホテルというホテルで、ギャラリが集まって 展覧会を開くアートイベントに行ってきました。 ちょっと知っているアートゾーン神楽岡、名前だけ知っ ていたときの忘れものなどの画廊が、ホテルの客室を 画廊に見立てて展示している。 現代アートがブ…

磯崎憲一郎「終の住処」

エリートサラリーマンが書いた芥川賞作品という 興味から、単行本を手にしたのだが、これはすぐ に読めそうだと、買うことを止めて、ジュンク堂 の椅子に座って、一気に読んだ。 文学だった。マルケスの影響とかあるらしいが、 こういう文体で、あるいは文学…

山本冬彦「週末はギャラリーめぐり」

作者はサラリーマンコレクターとして、毎週土曜日に銀座京橋 界隈の画廊めぐりを趣味とし、数千点の絵画を収集した、その 世界では有名なコレクターで、いまはアートソムリエと称して、 裾野を拡げたり若手画家の育成にも力を注いでいる。 そのコレクターが…

読み直す村上春樹その5「国境の南、太陽の西」

1992年10月発売、ダンスダンスダンスに続く何年か振りの 新作だった。92年とは、38歳、仕事もばりばりの頃で、子供も 7歳と3歳、いろいろと忙しく、待ちに待った新刊をすぐに買って 読んだのは変わりないが、大作という雰囲気がない作品だったの…

読み直す村上春樹その4「ダンス・ダンス・ダンス」

1988年に鼠三部作の続編が出るというので、とても 心待ちにしてこれも発売日に買って読んだ記憶があるが、 三部作より印象が薄いのはなぜだろう。88年といえば、 息子が3歳、下の息子はまだ生まれていない、好景気に 世の中が踊っていた頃で、でも私…

劇団新感線「メタルマクベス」

先日、シェイクスピアのマクベスを観に行ったので、家にあった マクベスを翻案した新感線のメタルマクベスを観る。 宮藤官太郎脚色で、内野晴陽がマクベス、松たか子がマクベス夫人で、 ロック版というか、荒唐無稽というか、それでもマクベスのストーリー …

サントリーミュージアム天保山「スタジオ・ジブリ・レイアウト展」

昨年の夏、ポニョの前に、東京で開催されたレイアウト展が、ようやく 大阪にやってきたので観に行く。新しい世界を切り開いたということで、 高畑勲と宮崎駿の功績なんでしょうね。宮崎駿が普通の政経学部出身で マンガというかイラストというか、これだけの…

佐藤優「国家の罠」

田中真紀子と鈴木宗男の騒動をおもしろおかしく他人事の ように見ていたのだが、この本を読めば、その背景にあっ たものがわかる。いや外務省側の、あるいは外務省の佐藤 氏側のことがわかると言い直すべきか。それが国策捜査と なったのだが、一番の問題は…

テスト

携帯からメールによりブログに書き込みする初めてのテストです。

読み直す村上春樹その3「羊をめぐる冒険」

1982年10月発売の鼠3作目、もちろん発売日に購入。 その年の12月に結婚したので、その直前に読んだことになるのだが その状況は記憶にない。村上流の会話、ユーモア、比喩がいかにも 現代的で、ストーリーも一気に読ませる。シーク・アンド・ファイ…

子供のためのシェイクスピア「マクベス」

昨日は毎年夏恒例のパナソニック提供の芝居を観に行く。 本公演は普通の料金の半額程度2,000円で観られるのにかかわらず、 今年も大阪会場(大阪厚生年金会館)は8割程度の入り、なぜなんだろう。 前から3列目の舞台に向かって右の方の座席で、マクベ…

シドニー・ポラック「愛と哀しみの果て」

昔観た、そうメリル・ストープにはまっていた頃に 観た映画をテレビでまた観る。 このアフリカの風景は映画館で観たかったなあ。 原題はアフリカの日々で、まさにそのとおり。

島田章三「ファイト」

島田章三画伯の2000年から10年くらいの間に 描かれた画文集。 大学教授から定年を待たずに退職して、さて画業に 専念するかと思われたら、期せずして、学長となり、 学長も任期満了となったと思えば、美術館館長等に 推され、そんな多忙の中で描き続け…

読み直す村上春樹その2「1973年のピンボール」

それでも村上春樹という名前はインプットされ、2冊目の 小説「1973年のピンボール」は発売日に購入。 大江の万延元年のフットボールだなあと思いながら、でも こっちは会話がおしゃれで、かつセンチメンタル。すっかり 気に入ってしまった記憶がある。 …

読み直す村上春樹その1「風の歌を聴け」

1979年に群像新人賞を取り芥川賞候補になったことで この本の存在を知り購入した。すでに二刷になっており、 一部の若者に熱い評価を得ているという雰囲気だった。 働き始めて2年目、給料をもらって単行本を買うことが わりとたやすかったから、当時、…

堤清二・辻井喬「叙情と闘争」

実業家堤清二と文学者辻井喬の二役を演じてきた作者の 回顧録のようなもの。この二律背反はなにを読んでも 面白く興味深い。それにしても実業家というものは、 財界はともかく政界にも深く関わり、また交流をして いるものなのだなとつくづく感心。

吉田拓郎コンサート中止

7月8日コンサート当日、大阪グランキューブへ行きました。 先回のツアーの大阪岸和田会場が中止になり、久しぶりの大阪 公演。会場に着くと、外はなんだかのんびりした感じ、超大型 トラックが横付けされていてなんだろうなと思いながら、入口 へ。電光掲…

萩尾望都「半神」

それで、原作を読んだ。これだけの短編を野田秀樹は2時間の 芝居に膨らませた。すごいなあ。でもこの10数ページの作品 は、これで大きなテーマと世界が詰め込まれている。どこかの 古典か神話を題材にした作品のようで、これは萩尾の傑作。