2009-01-01から1年間の記事一覧

夢の遊眠社「半神」

夢の遊眠社のDVDで萩尾望都原作の「半神」を観る。 野田秀樹若い。上杉祥三若い。円城寺あや、竹下明子なつかしい。 田山涼成、浅野和之知らなかった。 若くてエネルギッシュ、そして盛りだくさん。 でもこの劇団の、いや野田秀樹の気持ちよさは、朗々と…

「河童のクゥと夏休み」

これは予想に反してよかった。 お父さんお母さんの表現がすばらしい、リアリティ十分。 そして川の中の泳ぎが気持ち良さそう、わくわく感がじかに 伝わってくる。ここは映画館で見たかった。 マスコミが押し寄せてくるところは、あんなもので済む訳が なく、…

新海誠「秒速5センチメートル」

我が家のHDD録画リストを見たら、これはなんだという タイトルがあったので観た。 風景というか背景の美しさ、光と影の描写力がすばらしく 見とれてしまう。切ない話はそもそも好きなのだが、これは なぜか私の好みではない、2つめの話のつながりがよく …

劇団カオス「荒神」

学生演劇の芝居を観るようになって何回目か。 今回は劇団新感線の「荒神」を紺野ぶどうの演出で。 これは新入生公演で、4月に新しく大学へ入り、この劇団へ入って、 すぐに全員が役者で出演させられる公演らしい。 ほんとうに初々しいのから経験者かと思わ…

村上春樹「少年カフカ」

1Q84を読んで、久しぶりにさらに村上春樹をと思ったところ、 少年カフカが書店に山積みされていたので、新刊ででた当時は読む つもりもなかったが、今回は買ってしまった。 海辺のカフカを読んだ読者が投稿メールを出して村上春樹がそれに 答えるという…

司馬遼太郎「以下、無用のことながら」

これは読み終えるのに時間がかかった。 とにかく知識量が大きすぎて圧巻。 親鸞・蓮如の浄土真宗のことも、朝鮮韓国のことも、 正岡子規のことも、どれもかも中身の濃い文章を、 知識も理解力もないので上っ面を読んだだけでした。 学者じゃない作家にもこう…

池澤夏樹「むくどり通信」

むくどり通信 (朝日文芸文庫)作者: 池澤夏樹出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 1997/02メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る文庫になっているむくどりシリーズはこれで ようやく3巻とも読んだことになります。

村上春樹「1Q84]その5

昨晩、読了しました。 最後の方は一気に話が進み、よくわからないさなぎの話もあり、終わってしまった。 それで、気にはなっていたのだが、この本が上巻下巻ではなく、Book1 とBook2となっており、これはBook3があるのかなと思わせる。 また…

村上春樹「1Q84」その4

下巻(Book2)に入り、読むスピードが速くなる。 わかっていたが、青豆と天吾がつながる。ふかえりもつながる。 そろそろ先が見えてきた。

ロバート・ベントン「プレイス・イン・ザ・ハート」

プレイス・イン・ザ・ハート [VHS]出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント発売日: 1993/02/24メディア: VHS クリック: 4回この商品を含むブログ (5件) を見るクレーマークレーマーのR・ベントンが、サリー・フィールドを 主演に作っ…

村上春樹「1Q84」その3

ようやく上巻(Book1)読了する。 リトルピープルか。やはり空には月が○○○。

村上春樹「1Q84」その2

5月29日、1Q84がようやくでてきた。 やはり、Qはクエスチョンだった。 空には月が○○○。

村上春樹「1Q84」その1

5月28日、仕事の帰りに購入し、寝る前に少し読み始めた。 必殺仕掛人だ!謎ばかりだけどぐいぐい行ってしまうじゃないか、 これはやばいと早々に切り上げて寝た。 はじめて群像新人賞作「風の歌を聴け」を見つけたとき、当時は 新人賞作家をあさっていた…

大崎梢「配達あかずきん」

書店を舞台に、書店員が、日常の謎を解くというミステリー。 とても興味深い設定で、日常の謎ってやつも好みなのだが、 ちょっと弱いかな。今後に期待します。

ギンギラ太陽’S「BORN TO RUN」

録画してあって面白いといわれたので観てみる。 いろんなことを考える人がいるんだなあ。すごいなあ。 この大塚ムネトという座長はいい顔しているなあ、 しっかり話のできる役者だなあ、背筋が伸びてるなあ。 芝居って力があるものなんだなあと納得させらた…

名古屋ボストン美術館「ゴーギャン展」

5月3日にゴーギャン展を観に行った。 「我々はどこからきたのか、何者なのか、どこへいくのか」は日本初出展。 さすがに力を感ずる。誕生から死まで人間を大きく描いている。 これ一枚の展覧会であった。

吉田拓郎「午前中に・・・」

拓郎がエイベックスに移籍しての初アルバム。 インディーズのエレックから、ソニーミュージックでの 個人レーベル、オデッセイ、そしてフォーライフ設立、 脱退してのテイチク移籍、最後にあのエイベックス。 何があったのかそれぞれわからないが、どこにお…

堺第九その8

いよいよ今日は本番。 9時45分集合、発声練習、ゲネプロ、そして本番。 第九第2楽章が終わったところで入場。 すぐに客席の妻を見つける。 第4楽章が始まり、いっきに、フロイデ。 目の前でソリストが歌う。その前にはクラリネットと バスクラリネット…

堺第九その7

今日はオーケストラとのはじめての合同レッスン。 いつもの一万人の第九とは違って、今回は目の前に ソロ歌手そしてオケ。合唱団の声がオケと一体に なって聞こえる。いや一体感にはまだなっていない、 戸惑いの方が大きい。明後日はゲネプロと本番。 さあ、…

池澤夏樹「南の島のティオ」

池澤夏樹が子供たちのために書いた小説。 やっぱり最初の「絵ハガキ屋さん」がいいなあ。 自然賛歌が主張の手前寸前でバランスを とれているか。

堺第九その6

2006年4月1日に堺市は政令指定都市になり、 それを記念して市民合唱団と大阪シンフォニカー 交響楽団によってベートーヴェンの『第九』が 演奏され、それが続けられて今回で4回目。 はじめて今回それに参加して、前の2週間は 仕事で休んでしまったが…

ウディ・アレン「マッチポイント」

ウディ・アレンがはじめてロンドンで撮った映画で、 いかにもイギリスらしい映像、空気感が伝わってくる。 「運」をテーマにした映画で、不倫を軸にオーソドックス な展開が続き、なんでこれがウディ・アレンなのか と思いきや、ラストで、おお、こう来るの…

キャラメルボックス「クロノス」

キャラメルのDVDを借りたので早速観る。 2008年5月18日に書き込んだ同じキャラメルの 「君のいた時間僕のいく時間」と原作が同じ本の 中の話。梶尾真治「クロノス・ジョウンターの伝説」 というタイムトラベル物。 キャラメルはいかにもハートウォ…

劇団カオス「嵐になるまで待って」

劇団カオスの公演を観てきた。 キャラメルボックス作品。オードリー・ヘップバーンの 「暗くなるまで待って」が目が見えない人の話であれば、 この「嵐になるまで待って」は耳が聞こえない人の話。 教授役熱演、みんな話を展開させることに一生懸命だった け…

佐々木千賀子「立花隆秘書日記」

立花隆への興味から読んだのだが、 立花隆の周辺の話、こういうジャーナリスト、 ノンフィクション作家というものの世界として 面白く読んだ。 でもこういう教養に満ちた普通の女性は ごろごろいるんだな。

白石一文「不自由な心」

4冊目。確かにこの作家は、生きるということを 深く切実に捕らえて、読者を離さない。 共感を呼ばないのに、惹き込まれてしまう。 まだわからない。

益川敏英講演会

家から歩いて5分くらいのじばしんホールで、 ノーベル賞の益川敏英教授の講演会があったので 聞きに行った。 彼は息子の高校の先輩で、秀才でもない普通の 高校生だったと予想されるわけで、それが本当に 興味があるものをみつけると、ノーベル賞まで 行っ…

白石一文「もしも私があなただったら」

白石一文3冊目。うーん。読みやすかったが、 これでいいのか。この作家に期待するものが 大きすぎるのか。

映画「キサラギ」

密室コメディシチュエーションドラマ。 脚本がこなれていて伏線を張りつめた展開は 面白い、まあちょっとみえみえなんだけど、 それはそれとして楽しめた。でも映画では なく舞台向きだと思っていたら、舞台化も されているようだ。小栗旬をはじめて見た。

堺第九その5

イールシュツルストからのもっとも繊細な部分を丁寧におさらい。 それにしても英語でもドイツ語でもそうだが、mとnの違いが わからない、mは口を閉じて、nは口を開いてということはわかっ ているのだが、エムのムは口を閉じる前に音はすでに発しており …