読み直す村上春樹その3「羊をめぐる冒険」

羊をめぐる冒険
1982年10月発売の鼠3作目、もちろん発売日に購入。
その年の12月に結婚したので、その直前に読んだことになるのだが
その状況は記憶にない。村上流の会話、ユーモア、比喩がいかにも
現代的で、ストーリーも一気に読ませる。シーク・アンド・ファインド
の定番、札幌へ行ってのいるかホテルあたりから、もうやめられない。
耳のきれいな女の子もかっこいいし、ほんとうに楽しく読み、僕らの
文学だと思ったものだ。
さて、読み直しの三冊目。
これはストーリーをほぼ覚えていて、それでも途中からやめられなく
なってしまった。最期の鼠の死と僕が泣くシーンは、最初に読んだあの
時の気分を思い出した。この作品は好きだなあ。