磯崎憲一郎「終の住処」

終の住処
エリートサラリーマンが書いた芥川賞作品という
興味から、単行本を手にしたのだが、これはすぐ
に読めそうだと、買うことを止めて、ジュンク堂
の椅子に座って、一気に読んだ。
文学だった。マルケスの影響とかあるらしいが、
こういう文体で、あるいは文学表現で目指した成
果なのだそうだが、私は文学を読みたいのではな
く小説、物語を読みたい只の普通の本好きでしか
ないんだとつくづく思った。