子供のためのシェイクスピア「マクベス」

昨日は毎年夏恒例のパナソニック提供の芝居を観に行く。
本公演は普通の料金の半額程度2,000円で観られるのにかかわらず、
今年も大阪会場(大阪厚生年金会館)は8割程度の入り、なぜなんだろう。
前から3列目の舞台に向かって右の方の座席で、マクベスが客席への階段に
すわるその側でよく顔が見られてよかった。スモークにより、スポット照明
の光と影の演出が美しい。昔観たことがある中休みのイエローヘルメッツ
の昼食が復活、爆笑もあり、子供たちのためのサービスも盛り沢山。
さて、マクベスマクベスははじめて、黒澤明の翻案作品の蜘蛛巣城をみた
だけで、でもストーリーはなんとなく知っている。
マクベスは権力欲に溺れて堕ちていく。しかしこれは悲劇なのか、ただの
自業自得ではないか。人間の弱さをあからさまにしていくが、この弱さが
悲劇なのか、人間の業を表現されていて、やはりマクベスマクベスだ。
明けない夜はないというせりふがあったが、この言葉はマクベスのものだったか。
それにしても今回のマクベスはわかりやすく面白く悲劇もあり、存分に楽しめた。
よかった。