2007-01-01から1年間の記事一覧

(30)星夜:メゾチント

もうひとつメゾチントを作る。 この漆黒は好きだ。 じっくり腰をすえて、やってみたい。

-060-田家秀樹「いつも見ていた広島」

吉田拓郎がいた広島の、あの時代と、あの 音楽シーンと、そして拓郎がそこにいる。 続編を。(1785)

-059-村上春樹「走ることについて語るときに僕の語ること」

走ることを例えて、小説を書くことを語る。 地道に積み上げていくことを正直に語り、それが非凡な 才能であることを明らかにしている。 感心した。(1500)

(29)秋の気配:エッチング

なんと2ヵ月半ぶりに版画教室へ。 アイデアがないので、デザイン的なものを 急場しのぎでこさえて作成。 また、ヤル気を出そうね。

-058-恩田陸「MAZE」

MAZE (双葉文庫)作者: 恩田陸出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2003/11/01メディア: 文庫 クリック: 34回この商品を含むブログ (77件) を見る前半は面白く読めるのだが、やはり後半はだれる。 いかにも計画を立てずに書き出したんじゃないかと 予想してしまう…

サントリー天保山ミュージアム「ロートレック展」

いっぱい並べすぎでおなかがいっぱいになってしまう。 いつもあまり見られない油彩が見られたのはよかったが。

-057-椎名誠「帰っていく場所」

椎名サーガの一冊。家族のかたちが変わっていく。 椎名も年を取っていく。(315)

-056-米原万里「魔女の1ダース」

天才米原万里の2冊目。面白すぎる。 しかもゴルバチョフ、エリツィンの同時通訳、 TBS秋山さんの宇宙飛行士の通訳、はたまた 椎名誠のシベリア取材に同行し、シナメンスキーの 名付け親だったとは知らなかった。(105)

2007一万人の第九レッスン3回目

先回の2回目を休んだので、これが2回目。 今回はまるごとフーガの練習。 いや、ほんとうに声が出ない。難しいところの 音程がきっちり出せない。おまけに、今日は となりのおじさんが、地声で、声が大きい。 しかも音程が全体的にずれている。 いやあ、こ…

-055-恩田陸「光の帝国」

ようやく恩田陸がすこしわかってきた。いろんな作品が つながりを持って構成されている。短編は、その導入部であったり、 謎をそのままに放置したり、それで知らない間に、多くの 作品を読むことになってしまうのだ。(105)

グッゲンハイムエルミタージュ美術館「常設展」

ラスベガスの喧騒の街の小さな静謐の空間としかいいようがない。 セザンヌ、ピカソ、モンドリアン、作品は少ししかないが、 ほっと一息をついた場所であった。 ただし、館名はいかにもインチキくさい。

2007第九レッスン1回目

今年も抽選にあたり、5年目の一万人の第九である。 とりあえず5年は続けようと思ってきたので、今のところ テンションは低いが、がんばろうと思う。 5年の内、最初の3年は初心者クラス(12回レッスン)、 4年目、5年目は経験者クラス(6回レッスン…

青春舞台2007

今年も高校演劇全国大会の優秀作品をテレビから録画して、 1日に1本づつゆっくり観た。 「塩原町長選挙」「紙屋悦子の青春」「あげとーふ」「躾〜モウと暮らした50日」 の4作品。あいかわらず高校演劇は熱い。過疎問題も、親子関係も、戦争も、 差別も、…

-054-林望「帰宅の時代」

そのとおりの中身であり、共感できるところは多いのだが、 それでもやはり違和感があるのはなぜだろう。林望と私は 違うのだという当たり前のことで、私のやり方があるのだ と思いたい。(105)

-053-桐野夏生「魂萌え!」

久しぶりに最近の女性作家読んでみるシリーズの1冊。 ありそうでなさそうな話をわりと表面的になぞっていく。 なんとなく消化不良。愛人との対決と交流は面白いけど、 全体にもっと膨らませられたのでは。 映画は風吹ジュンなのだから、観たい。(105)

パバロッティ

が亡くなられた。彼の高音の艶はほんとうに美しかった。 一度だけ遠くからコンサートで聴いたことがある。白い ハンカチーフを持って遠くからでもよくわかった。

-052-椎名誠「麦の道」

これも高校生もの。喧嘩に明け暮れる青春というのは 想像できない、読後の爽快さはない。 椎名誠サーガの一冊。(105)

-051-野口悠紀雄「超旅行法」

まあ、わりとわかりやすいオーソドックスな 旅行法でした。(105)

-050-芸術新潮9月号

NYの美術館特集です。フリックコレクションは いまも思い出深い美術館でしたが、ここでフェルメールを 本当に何枚も観たという記憶が薄れています。 その記事につられてつい買ってしまった。(1900)

-049-赤川次郎「赤川次郎の文楽入門」

ベストラー作家赤川次郎の本をはじめて買った。 大阪へ引っ越してきて、一度は文楽を観に行きたいとは 思っているのだが、先日も思った日にチケットがとれなくて、 これもいつかはというところだ。 それにしても赤川次郎は、かなりの硬派、骨があることを知…

-048-鴻上尚史「ドン・キホーテのロンドン」

芸術家在外研修制度の一員として、一年間ロンドンに留学した際の 英語苦労話を中心としたエッセイ。志は、国立の演劇学校をいつか 造るための礎になるということらしい。 まだ、鴻上演出の芝居を観たことがないので、いつかは観よう。 (105)

アニメ版「時をかける少女」

評判がよかった映画をようやくテレビで観ました。 よくわからなかったので2回観ました。 ラストシーンの未来で待つ、走っていく、というのは、 いろんな解釈がありそうで、だからより作品の価値を持つのだろうな。 高校生ものはやはりせつなくて好きだとし…

日本人と自画像―4800枚の証言東京藝大卒業制作の自画像

録画しておいたのをようやく見ました。 芸大では卒業制作で自画像を描いて、大学で全て保存していたことは 知っていた。それをすべて見てみたいものだとかねがね思っていた。 大学美術館でその一部を展示する展覧会が開催されており、それと 連動したドキュ…

-047-浅田次郎「オー・マイ・ガアッ! 」

前半は読ませるが、後半は寝っころがって、もう 何も考えずに一気に。もともと寝っころがって 読んではいたんだけど。(400)

-046-池澤夏樹「明るい旅情」

行けそうもない世界各地の紀行はどれを読んでも楽しい。 しかもイギリス紀行文学とからめて語り、沖縄やトルコ イスタンブールを歴史に絡めて語るのを読むことの 喜び。(105)

-045-瀬木慎一「名画はなぜ心を打つか」

具象は抽象があっての具象だという話と、 具象は写実ではないという話が刺激を受けた。 具象という概念がよくわからなかったので すこしヒントになった。(540)

-044-永島慎二「ある道化師の一日」

[rakuten:book:12101705:image] 永島慎二の三回忌を終えて、家族が遺作集を私家版で関係者に配った。 それが編集者の目に留まり、一般書籍として刊行された。 私はたまたま私家版を頂戴したのだが、永島慎二の漫画から趣味の 世界を網羅して、本当に楽しい遺…

(28)版画教室へ行けども

1ヶ月以上ぶりの教室へ、怠けており、どうもいけない。 先回の口縄坂にソフトグランドで石畳にトーンを付けよう としたがまたもやうまくいかず。 ここしばらく、気持ちに余裕のない生活を送っており、 それがこういうことにも反映していると思われ、 これで…

子供のためのシェイクスピア「夏の夜の夢」

4月以来の芝居見物。我が家の恒例となっているシェイクスピア、 子供のためとはいいながら、大人がみるのに問題なし。 ただし、今年の公演は、妖精が出てくる喜劇なので、いつもの 悲劇物に比べて、かなり子供を意識した演出、大げさな演技と、 せりふで子…

-043-米原万里「不実な美女か貞淑な醜女か」

亡くなってこんなに有名な通訳者、作家であることを知った。 で、一冊とにかく読んでみようと、処女作にして読売文学賞 受賞作品。まいった。どうして世の中には、天才がいるのだろう。 魅力的な未知の世界があるのだろう。こうやってときどき、 ぽっと完璧…