日曜美術館で作者が出演しフェルメールを
語っていたので、ずっと気にはなっていたのだが、
買ってしまった。フェルメール全36作品をすべて
見て回るエッセイなのだが、心配していた自慢げな
内容でなく、理論、理屈からでなく自分の生活から
導き出した飾らない文章であり好感を持った。
それと私がフェルメールに関心を持つに至った
「牛乳を注ぐ女」から、アムステルダムやニュー
ヨークの美術館でのフェルメール、日本にやってきた
展覧会でのフェルメールは、私が辿った道と重なる
部分が多くとても楽しめた。(2100)