三浦しをん「仏果を得ず」

三浦しをんのお仕事小説は、いつも知ら

ない世界をみせてくれ楽しみなのだが、

ようやくここにたどり着いた。

文楽の世界である。大阪に18年も居たの

国立文楽劇場文楽を観たのはわずか

3回である。他の太夫の声、語りもよか

ったのに住太夫を聞いたら素晴らしかっ

たことを思い出す。

もういちど観たいなあと思う。

小説はあいかわらず読ませる、うまいな

あ。作家本人がはまってしまっている雰

囲気がわかる。