webの某無料映画で「バベットの晩餐会」
を見つけたので、もいちど見る。1987年
のデンマーク映画なので、映画館でなくレ
ンタルビデオで見たのだろう。キネ旬ベス
トテンの2位、アカデミー賞最優秀外国語
映画賞で期待して、やっぱりなにか染み入
るいい映画だった記憶。
それでもういちど見ようという気になって、
ところが、深い信仰、清廉なプロテスタン
トの生活から人生の幸福を見出す背景はま
ったく覚えてなくて、そうか、こういう映
画だったかと驚く。主人公の姉妹の父親で
ある牧師の生誕100年を祝う晩餐会に美味
しいフランス料理をふるまい食事の喜び、
人生の幸福感を得る、いやあくまでもささ
やかな幸福感を持つ、それもまた信仰なの
だろう。
原作はアイザック・ディネーセンというデ
ンマークの作家で、なんと「アフリカの日
々」もそうで、これは映画「愛と哀しみの
果て」の原作である、メリル・ストリープ
はよかった。