スターリン死去後の権力争いの顛末をコメ
ディ化した映画なのだがブラックユーモア
として笑えない、あまりにひどい主導権争
いは滑稽を越えて悲惨である。毛沢東、ス
ターリン、ヒトラーが三大粛清者だそうだ
が歴史は哀しいものだ。
をして西側陣営と対話したり核軍縮に動い
たりしたイメージがあるのだが、映画を見
ると大差ないなあと思える。
エンドロールで、粛清された政治家や軍人
等を黒塗りしたり消し去ったりするのだが、
独裁、全体主義は歴史や公文書を改竄する
のだとわかる。
もっと上品なユーモアで見たかったな、無
理か。