「黒澤明映画はこう作られた」

NHKでやっていたドキュメンタリーを録
画して見た。昔、影武者を撮影している
ドキュメンタリーを見たことがある、仰
天した、役者を怒鳴りまくっていた、あ
んな緊張した現場で映画を撮れるんだろ
うかと按じた。それに比べれば今回のド
キュメンタリーはおとなしいものだ。天
皇と呼ばれ君臨する映画監督の姿はいい
ものを作りたいという気持ちからとやさ
しく説明、亡くなった後でも忘れられず
評価は上がる名監督、巨匠であることは
間違いない。
黒澤映画30本はすべて見た。
小学生の時に父親と観に行った「天国と
地獄」、姉の婚約者と観に行った「どで
すかでん」、レンタルビデオというもの
が現れてようやく見た「七人の侍」、他
の作品を含めてバリエーションに富み、
ほのぼのとした作品でも大柄な映画だっ
た。いいものを見せてもらった。
黒澤とウディ・アレン大森一樹、大林
宣彦は全部見たいと思ってきた。黒澤し
か追っかけられていない。