2006-01-01から1年間の記事一覧

第九レッスン5回目

疲れていたので休みたかったが、がんばって会場へ。 もうチケットの配布、当然ながらスタンド席、早いものだ。 発声練習をして、最後のザイトウムシュルンゲンから終わりまで、 このあたりは一番不得手なところ。今日はバスパートが引っ張る 人がいなくて頼…

司馬遼太郎「十六の話」

司馬遼太郎は小学生の頃、石器採集に夢中だったという挿話 から、歴史への想像力に繋がる話は楽しい。 山片蟠桃というまったく知らなかった人の話は感心した。 そんな博学の才の凝縮した話を読んで満腹。

つま恋コンサート・ドキュメント放映

もう1ヶ月以上経ってしまいました。 常々吉田拓郎には戦略がない、プロデュースする人がいないと 思っていましたが、今回のつま恋に関しては、いい悪いは別と して社会的現象としても大成功でした。 団塊世代と重ね合わせてというのは実情と違うように思い…

矢作俊彦「ららら科学の子」

中国に密航した主人公が30年ぶりに日本に帰ってきた。 そこで見た日本の現実は。中国で見た30年間の現実は。 昔、毛沢東語録を持っていた同級生や、理想を語った 先輩はどこにいるのか。 重く、しかし面白い。

三島由紀夫「春の雪」

学生時代に潮騒や金閣寺や美しい星や何作か読んだきりであったが、 30年振りにとうとう遺作4部作を読もうと思う。あのような死に方 で、その後で出た作品であったので、逆に読みたいと思わなかったのだが。 さて、もっと観念的で思想的なものと考えていた…

神戸市立博物館「オルセー美術館展」

私の好きな師弟関係のブーダンとモネが隣同士に並んでいて、 うれしかった。ブーダンは画集がほしいなあ。モネの「アル ジャントゥイユの船着場」は作為というものがまったく感じ られない本当に気持ちのよい絵で、観ているだけでうれしく なってくる。 ずっ…

第九レッスン4回目

先回休んだので、10月19日は1ヶ月ぶりのレッスン4回目。 有元先生はオペラ出演準備で、代理に富岡先生。去年のレッスンで 代理で一度レッスンを受けたことがあって、こんなふうに歌うのだ という言葉が豊富で、なんだかすこしうまく歌えるような気にな…

宮部みゆき「誰か」

こんなに宮部みゆきにはまってはいけないと思いながら・・・ 表紙はさわやかであったが、これは珍しく後味が悪かった。 ところで、自転車が加害者になる初めての小説ではないか。

宮部みゆき「魔術はささやく」

3連休に寝転がって読んだ本。人が死んで謎解きがあってと いう話だけで終わらないのが宮部みゆきのよいところだ。 どこかで人を信じているところが。

大島一洋「芸術とスキャンダルの間」

講談社現代新書の一冊。 戦後の美術界の贋作等の事件の紹介と考察。 面白いだけにこれは新書ではなく、ちゃんとした本にしてほしかった。 軽すぎる。作者はもっと書き込みたかったのではないか。 ところで、講談社現代新書はいままで好きな装丁であったが、 …

(15)刷けのある自画像:ソフトグランドエッチング

もう一枚作ってみた。自画像のつもり。 ソフトグランドエッチングは、 ①銅版を少し暖め、ソフトグランドをのせローラーで伸ばす。 ②銅版が冷えたら、もう絵を描くことができる。 ③何を使ってもよい、今回は鉛筆と筆。 ④腐食した後、ソフトグランドを拭き取り…

第九レッスン3回目

今週は忙しくてレッスンに行かれず、欠席。 今日は好きだけどむつかしいフーガを練習する ことになっていたので、何とか行きたかったが、残念。

(14)刷けのある花:ソフトグランドエッチング

ソフトグランドエッチングをやってみる。 版画家山本容子の手法として有名であり、手軽に 作成できる。繊細な線は不得手で、温かみのある 線が引ける。今回は筆で刷毛のように描いてみた。

永島慎二「永島慎二の世界」

永島慎二のアンソロジー集。全編持っていたのだが、 改めて読み返すと、私が好きだったのは、作品群ではなく この人のセンスだったのではないかと思えてきた。

高樹のぶ子「サザン・スコール」

サザンスコール (新潮文庫)作者: 高樹のぶ子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1994/10メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る沖縄を舞台にした話だからと読んだが、それがどうした。

池澤夏樹「花を運ぶ妹」

いよいよ池澤夏樹に嵌まってきた。 彼の現段階でもっとも評価されている作品を読む。 深い話だ。ひとつひとつのエピソードが、伏線になったり、 重要な対比になったりで、一回読み通しただけではわからない ように思える。映画ミッドナイト・エキスプレスに…

つま恋

吉田拓郎のつま恋コンサートに行ってきました。 感想は長文なのでHPで。 http://www.eonet.ne.jp/~fushinshi/takuro/yoshida07.htm

1954年生まれ

安倍自民党新総裁は、私の1週間ほど前に生まれたようで、 複雑な感慨があります。 一方、全日本マスターズ陸上で、優勝し日本一になった 同窓生の友人もいて、こちらは素直に喜び、称えたいと思います。 (アンテナの・・・@wikiからどうぞ) 51歳、52…

第九レッスン2回目

経験者クラスは6回しかレッスンがないので隔週となり、 ひさしぶりという感じがする。 発声練習、特に和音ハーモニーの練習、これが後でレッスンに 利いてくる。Mの次の荘厳なザイトゥムシュルンゲン、繊細な イールシュトゥールストからズッフあたりを丁寧…

池澤夏樹「マシアス・ギリの失脚」

とうとう代表作を読む。 読むまで難解な小説かと思っていたが、 読んでみたら面白い。ぐいぐい読んでいくと いうのは嘘で、毎晩布団の中ですこしづつ 大事に読んでいく。それでもほんとうに面白い。 そして大柄な重厚な作品。満足。

(13)山頭火に:エッチング

昨日の続き、山頭火の句に背景画。 より和風になった。 これも寄り道してしまって反省。

(12)永島慎二に:エッチング

ちょっとこんな背景柄をやってみたくて、これは和モノ。 永島慎二の裸体画をポイントにした作品。 こんなことをしているからなかなか上達しないのだ。 久しぶりに教室ではオーソドックスなエッチングに挑戦。 できあがりは次回。

椎名誠「ニューヨークからきた猫たち」

元気いっぱいの椎名誠が不眠症に悩み、ストレスに 体調をくずすというのは信じがたいものがある。 そんな彼の家族の関係をノンフィクションとフィクション を交ぜて書かれた小説集。 とても重い話ではあるが、ここでは娘、渡辺葉が、 元気を肩代わりしている…

恩田陸「夜のピクニック」

前に読んだのだが、文庫で出たので再読。 昔、大学のときにクラブで60km歩行という行事が あって、まあ実際に歩くのは40kmくらいかなと 思うのだが、それを思い出した。 確かに歩いているとそれなりに暇なので、馬鹿話を しながらということになるの…

大山崎山荘美術館

久しぶりに再訪。 洋館の別荘も、黒田辰秋の家具も、バーナード・りーチも、気持ちを 豊かにさせてくれる。新館の安藤忠雄建築とモネ「睡蓮」4作品も じっくりとみせてくれる。

ヨーロッパ企画「ブルーバーズ・ブリーダーズ」

京都アートコンプレックス1928という三条通の古い建物の3階で、 楽しみにしていたヨーロッパ企画新作を観る。 ヨーロッパ企画が、この作品でいいんだ、観客がやさしくて、なんでも 笑ってくれたと思うのであればそれでいい。 観客も、諏訪さん、石田さ…

第九レッスン1回目

今年も抽選に当たり、一万人の第九のレッスンが始まった。 4年目となり、今年から経験者クラスに移る。 さて、会場は梅田の近くの体育館。いままで3回とも淀屋橋の 大阪倶楽部だったので、なんだか雰囲気がぜんぜん違う。 大阪倶楽部は明治の名建築で、レ…

青春舞台2006

去年に引き続き、高校演劇優秀作を録画して、一日一作品順々に観る。 「三月記 〜サンゲツキ〜 」「ラスティング ミュージック」 「全校ワックス」「ひととせ」の4作品。 どれも高校生の高校時代の一度しかない一瞬をえがいてせつない。 そして、今年はなん…

山崎ハコ

テレビでライブ放映をしていたとは知らなかった。 痛恨。安田裕美と夫婦だったのも知らなかったが。

井上雅彦「スラムダンク」

長男が全巻そろえ、それを親が読み、その数年後、 次男が全巻そろえ、それをまた親が読み、新たな 感動がここにある。 だってあるものはしょうがないじゃないか。