大島一洋「芸術とスキャンダルの間」

芸術とスキャンダルの間――戦後美術事件史 (講談社現代新書)
講談社現代新書の一冊。
戦後の美術界の贋作等の事件の紹介と考察。
面白いだけにこれは新書ではなく、ちゃんとした本にしてほしかった。
軽すぎる。作者はもっと書き込みたかったのではないか。
ところで、講談社現代新書はいままで好きな装丁であったが、
しばらく前に突然品のないデザインになってしまい、特に
背表紙は最低である。デザインがあるとは思えない。一気に
嫌いな新書になってしまった。