2006-10-21 三島由紀夫「春の雪」 本 学生時代に潮騒や金閣寺や美しい星や何作か読んだきりであったが、 30年振りにとうとう遺作4部作を読もうと思う。あのような死に方 で、その後で出た作品であったので、逆に読みたいと思わなかったのだが。 さて、もっと観念的で思想的なものと考えていたが、なんとまあ堂々たる 恋愛小説ではないか。先入観かもしれないが文章も華やかでこれでもかと いう力技で、一気に読んでしまった。まずは1作目。