2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

愛知県陶磁美術館「アーツ・アンド・クラフツとデザイン展」

いままで行ったことがなかった。 2013年に陶磁資料館が陶磁美術館に名称 変更したようで、だからそれまで行った ことがなかったんだ。 ウィリアム・モリスは名前と壁紙のデザ インくらいしか知らなかったが、アーツ ・アンド・クラフツのデザイン運動の中 心…

昔の備忘録メモ

を見つけたので、このブログに貼り付けておく。 2000年から2004年の5年分である。 投稿日は2000年年末、2001年年末・・・2004年 年末に遡って、それぞれ1年分を1日にまとめて 投稿できた。 本ブログを2005年から始めているので、これで 繋がって、2000年から…

フレッド・ジンネマン「尼僧物語」

1959年アメリカ映画、巨匠フレッド・ジ ンネマン監督作品。フレッド・ジンネマ ンは「真昼の決闘」「地上より永遠に」 「わが命つきるとも」「ジャッカルの日」 「ジュリア」「氷壁の女」と背筋の伸び た映画を作る、とくに「ジュリア」は好 きな映画だし、…

小林正樹「切腹」

仲代達也、三国連太郎、丹波哲郎と若い 俳優の姿が見られる、1962年。 堂々たる時代劇、前半は息詰まるサスペ ンス、後半はチャンバラ死闘、仲代達也 の怒気、三国の家老のしたたかさ、虚構 が迫力を持って強い映像を見せる。脚本 橋本忍、撮影宮島義勇、音…

電気代

12月から1月にかけての電気代に驚愕する。

こまつ座「イーハトーボの劇列車」

「銀河鉄道の父」を読んで、そういえば こまつ座の「イーハトーボの劇列車」の DVDがある、まだ見ずに仕舞ってあるの を見ようと思ってようやく見た。 「イーハトーボの劇列車」はもう30年以 上前に父が佐藤慶、賢治が矢崎滋の芝居 をテレビで見て、佐藤慶の…

シャルロット・ゲンズブール「サンバ」

2014年フランス映画。 「最強のふたり」の監督がその主演男優 をまた採用し作られた映画らしい。 移民の問題はヨーロッパでは複雑でフラ ンスでもこのような映画がつくられ、む つかしい話をコメディタッチを加え、あ る種の連帯のメッセージとなっている。 …

歯科リターンズ

コロナのせいにして歯科を途中で中断し 1年半さぼっていたが、年が明け、いか なきゃと重い腰を上げて行った。当然な がら状況は変わっておらず、また通うこ ととなる。しかたなし。

こまつ座公演「てんぷくトリオのコント」

テレビでこんな芝居を放送するのを見つ けたので録画して見た。てんぷくトリオ のコントを井上ひさしが書いていたのを 知っていたし、井上ひさしのてんぷくト リオコント集の本が出ていたことも知っ ていた。けれど、それを演劇に仕立てて 上演(2014年)し…

沢木耕太郎「天路の旅人」

ようやく読んだ、沢木の初版サイン本。 ひさしぶり(9年振り)のノンフィクシ ョンだからか、先日も新聞のインタビュ ーとNHKの番組に本人が登場して本の 紹介があった。 大作である、第二次世界大戦の後半、国 の密偵として中国、蒙古、チベット、イ ンドへ…

映画「セントラル・ステーション」再見

テレビで放映していたので録画して再見。 1998年ブラジル・フランス映画。 20年近く前に見たのだろうか、わりと覚 えている、主演のフェルナンダ・モンテ ネグロという女優がやっぱりすごい、ず るくていかげんで貧しい代書屋を普通の ように演ずる、最後ま…

映画「ガーンジー島の読書会の秘密」

2018年英仏映画。ガーンジー島はどこだ ろう、調べてみるとイギリス国王直轄地と いいながらイギリスよりもフランスに近い シェルブールの傍の島であった。だからイ ギリスなのにナチスドイツに占領された島 なのだった。そこで秘密の読書会がありさ らに秘…

小津安二郎「お茶漬の味」

この冬、小津2作目、1952年作品。 木暮実千代である、テレビの悪女役とい うイメージだったがこれは適役、見事。 夫は佐分利信、若い佐分利信ははじめて 見た。冷徹な渋い男というイメージだっ たが純朴な懐の深いいい男、当時こんな ものわかりのいい男がい…

ワクチン5(覚書)

ワクチン5回目を打った、3か月という けどあまり信用せず5ヵ月待って。 ファ×5である。 翌日37.1℃の微熱、肩は打ったと ころは痛いが自由に動く。念のため外 出せずぶらぶらしていた、やる気も起 きず。明日からは通常に戻る。 ktoshi.hatenablog.com

賈樟柯「長江哀歌」

中国映画はほとんど見ていない、ジャ・ ジャンクー(賈樟柯)監督といってもま ったく知らない、新しい世代の監督なん だそうだ。 長江にできる三峡ダムのために都市や村 が沈み110万人の住民の強制移住があり、 その人たちの哀しみを描く。 日本でも同じよ…

吉本隆明「夏目漱石を読む」

「猫」が読み進められなくて中断。買っ てあった評論というか講演録を読む。 吉本隆明は興味を持った作家については とことん読む尽くす、読み解くそうで、 漱石を一級の作家として評価しているこ とから読んでみた。講演録をベースにし ているので読みやす…

筒井真理子「淵に立つ」

第三舞台の筒井真理子が賞をいくつも取 った、カンヌでもなにかの賞を取った。 見たいと思っていたがようやく見た。 先入観なく、よくある不倫の話かと思っ たところ、画面替わりは大胆、衝撃的に 展開する、この全編を通して不穏の塊、 驚く。 潔癖症、プロ…

椎名誠「失踪願望。」

2014年以来のシーナである。 新聞の書評に載っていたのを図書館で見 つけ読んでみた。シーナも喜寿である、 階段から落ちて骨折、白内障手術、車免 許返納、そしてコロナ感染。 昔、彼を発見した時、わたしは20代でシ ーナはその後会社を辞めベストセラー作 …

門井慶喜「銀河鉄道の父」

門井慶喜は軽妙で明るく話はうまいゆえに、 面白いに決まっていると避けてきた、しか も直木賞作品である。ところが読み始めた らいっきに読んでしまいました。 宮沢賢治はある種ダメ男じゃないか、知ら なかった、妹トシは幼くして亡くなったん じゃないの…

耐える力

新聞であいまいさに耐えるというような 大学の先生の文章を読んだ。最近は、日 頃から簡単に結論を決めつけない、わか らないをわからないまままずは受け入れ ようとしているが、それは耐える力とい うのかと知った。 調べると、詩人ジョン・キーツ(知らん…

グレン・フォード「去り行く男」

1956年アメリカ映画。 これはなかなかよくできた脚本の映画だ。 嫉妬した言葉のあやで予想外の展開にな る。これでどうなるのかとはらはらした ところで結末はあっけなかったけど、そ こは少し残念。 アーネスト・ボーグナインはいいなあ。 若きロッド・スタ…

小津安二郎「秋刀魚の味」

小津の映画は「東京物語」「お早よう」 「晩春」の三作しか見ていない。黒澤全 作品を見たのに比べればいままであまり 関心がなかった。小津調のロー・ポジシ ョンとかホームドラマであることとのみ であった。さて、年末あたりに小津特集 で6,7本の映画…

2023年のはじまり

およそのことは成り行きと偶然で道が拓 けてきた。フリーになってもうすぐ5年 になる、あれもこれもしたいと思ってい たのに、現在地は違うところにいる。 NPOは予想外のところに居るし、木版画 の大きな作品制作をしているのはまった く考えてもいなかった…