2017-01-01から1年間の記事一覧

東京写真美術館「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971−2017−展」

荒木経惟の妻の陽子さん絡みの全貌を紹介 する展覧会を見てきた。「センチメンタル な旅 1971−2017−」というタイトルで、 2017の後ろに−があるのがミソ、まだアラ ーキーは生きているからね。アラーキーは 山ほど写真集が出ているから陽子さんのも のだけ見…

整理する(4.本その他その2)

文庫本、新書、マンガはすべて選別した。 結局半分以上処分をした、新聞回収と同じ ように。 一方、LP、LDがまだ100枚近く残って いた。もう20年以上前にLPは終りだCD に乗り換えるとLPを中古レコード屋に 持ちこんで売却した。そのときはクラシッ…

ルキノ・ヴィスコンティ「若者のすべて」

ヴィスコンティは貴族の重厚な映画監督と の印象だが、イタリアリアリズムの監督で もあることをこの映画で知った。 3時間の堂々たる長編、でも話はわりとス トレート。イタリア南部の田舎から北部の ミラノへ出てきた家族の、次男の堕落と三 男の献身を対…

ビートルズ「ア・ハード・デイズ・ナイト」

この映画は当時は「ビートルズがやってき たヤァヤァヤァ」という題名だった。その 頃は女の子がきゃあきゃあする音楽だと思 っていたので無関心、高校か大学かリバイ バル上映されたとき映画館へ女の子と行っ た記憶、もちろんその頃はすっかり馴染ん でい…

宮部みゆき「初ものがたり」

初ものがたり (PHP文芸文庫)" title="初ものがたり (PHP文芸文庫)" class="asin"> 宮部みゆきも時代物は2冊目、どこから読 んでいったらいいか、どれがシリーズなの かわからず。これは「完本」とあったので 読んでみた。人情ものはうまいなあ、でて くる食…

キャメロン・クロウ「あの頃ペニーレインと」

1970年代前半のアメリカ若者文化、ロ ックシーンがうまく描かれている。そうそ うあの頃は日本でもみんな長髪で汚くて好 き勝手でいい加減だったな。バンドのマネ ージメントも雑誌の編集もみんな若者たち がきっと試行錯誤でわいわいとやっていた んだ…

シドニー・ルメット「ファミリー・ビジネス」

アイルランド出身の祖父ショーンコネリー と子のダスティンホフマンと孫が、警官は アイルランド出身者が多いという中で泥棒 をするというストーリの妙味はアメリカで しかわからないなんだろう。一方、子のダ スティンホフマンはユダヤ教信者の役だか ら関…

フランシス・F・コッポラ「ペギー・スーの結婚」

当時コッポラは大巨匠の監督で、それなの に軽いコメディを作ったというので話題に なった。それゆえにそのときは見ることは なかったが気にはなっていたのがテレビで やっていたので録画して見た。 キャスリン・ターナーはすでに有名女優で ニコラス・ケイ…

マイケル・キートン「スポットライト世紀のスクープ」

アカデミー賞作品賞をようやく録画で見た。 「大統領の陰謀」を思わせる展開で、でも ディープスロートが出てくるわけではなく 淡々と積み上げてくる、マイケル・キート ン演ずる上司が中間管理職としても間に入 ってうまい、最後の方で、昔わかったとき に…

さらに前へ8月

猛暑であるとしか云いようがない。 テレビで「体が硬い人のための柔軟講座」 というのが始まったので録画して見る、第 1回。まずはどこが硬いかの判定、9か所 あって私の場合は普通が2、硬いが7カ所 だった。ちなみにゲストの漫才の塙さんは 硬いが6カ…

PL花火

住んでいるマンションの5階からは、花火 の方角にマンションが出来て全体が見えな くなって、今年は久しぶりに20階の廊下 まで見に行く、一応これが最後の見納めだ という気持ちで。1万発の花火が30分強 の時間内で一気に上がる、最後は昼間のよ うな…

ロバート・デ・ニーロ「ミッドナイト・ラン」

デ・ニーロの珍しいアクションコメディ。 ミッドナイト・ランはスラングで簡単な仕 事という意味だそうだ。デ・ニーロにはい つまでもあのタクシー・ドライバーの衝撃 が忘れられず、あのニヤっと微笑むに戦慄 したことを思い出す。こういう映画があっ たこ…

整理する(3.本その他その1)

いよいよ本に取りかかる。自分の本棚が現 住所に1個、実家に4個あって、これを2 個に減らそうとしている。 まず文庫、本棚に3列に奥の方に並んでい るのを片付ける。いままでにもかなり処分 をしてきているので捨てられず生き残って きたものばかり。 処…

整理する(2.アルバムその2)

アルバムも子供とのイベント、交流が中心 となる時期がある。忘れていたような場面 を写真によって呼び起される、つい微笑が こみあげてくる。面倒だし、お金はかかる し、それでもいろんな選択肢の中のこれも ありだったねとかみしめる。 見開いたページ毎…

大阪松竹座「七月大歌舞伎」

歌舞伎は2回目、道頓堀の松竹座も2回目、 しかもS席。先回は正月だったので着物姿 も多く華やかであったが今回は普通の感じ。 夜の部だったので、まずは踊りの「舌出三 番叟」、すみません途中で居眠りしてしま いました。 次に「盟三五大切(かみかけて…

連休明け

この2週間ほど夏バテというかいろいろあ って疲れ気味、お腹に湿疹ができたり、坐 骨神経痛になったり。久しぶりにヨガ教室 に行って身体が痛いが、そのかわり神経痛 は直ってやっぱりだらだらしていてはいけ ない、仕事に行ったらしゃきっと感もあっ て。…

ニコラス・ケイジ「ダーティ・コップ」

どうしてニコラス・ケイジってへんてこな 映画にばかり出てるんだろう、彼ならいく らでも選択できるだろうに。3連休の昼下 がりぼんやり見られる映画としてテレビで 見た。なんなんだこの話は、よくわからん、 ニコラス・ケイジが徐々に嵌っていく感じ は…

シアーシャ・ローナン「ブルックリン」

アイルランド・イギリス・カナダ合作映画。 アイルランドからアメリカへ移民として渡 った女性の成長物語。淡々と丁寧に描かれ て好感。主人公の故郷アイルランドへの複 雑な想いが善悪、好き嫌いを超えて描かれ、 なかなか深い感情の揺れが緊張感を持って …

大竹しのぶ「後妻業の女」

日本映画はあまり見ないのだが、なにかと 話題になったのでついテレビで見てしまっ た。大竹しのぶの独壇場なのだが、結局殺 人があったかなかったか合点がいかないエ ンディングだったな。なぜそんな性格にな ったのか、金がすべてとの女の業とはとか もう…

坐骨神経痛

以前よりときどきお尻の筋肉が痛い、お尻 から腿裏のあたりが痛いと思っていたら、 この2日ほどしっかり痛く夜寝返りを打つ と起きてしまう。調べてみると坐骨神経痛 のポピュラーな症状、ああ、神経痛に悩む 年令になってきたかと落胆。ここ2週続け てヨ…

ジェレミー・アイアンズ「ミッション」

見なくちゃと思っていた映画をテレビでや っていたので録画してようやく見た。キリ スト教と国家、政治との関係は不思議な感 じでいたが、特にイエスズ会の勇敢さが現 実の世界に巻き込まれるというか翻弄され るというかそういう映画だ。根本的に未開 地域…

サンドラ・ブロック「選挙の勝ち方教えます」

サンドラ・ブロックのコメディというから 録画して見てみたら、実はシリアスな後味 のよくない映画だった。 原題はOur Brand Is Crisis、ボリビアの 大統領選挙にアメリカの選挙コンサルや国 がらみの機関がバックアップして仕立てあ げる、その政治の裏とい…

中村好文「集いの建築、円いの空間」

中村好文の最新作品集。今回はギャラリや ショップを中心に紹介されているので、直 接的に我が家もこうだったらなあみたいな 感想はないが、近くならいつか訪れたいな あと思う。以前に関西方面の安藤忠雄建築 巡りをしていたことがあるが、中村好文も そう…

雑誌

久しぶりに立て続けに雑誌を買った。雑誌 は単行本に比べて中身はあるのに高いなあ と思えるのは何故だろう。 「芸術新潮」アルチンボルト特集 いままでアンチンボルトだと思っていた、 およそ隔月くらいで購入しているか 「暮しの手帖」88号 いつも気には…

前へ7月

私の行く末の大きな動きを控えなんとなく そわそわ感がある。うまくはいえないけれ どそういう気分だ。 世情はかわらず違和感で、都議選にみる民 意の雪崩も違和感で、マスコミの報道もま るで見る気にならず、私ははやく隠遁した いものだとちいさくつぶや…

「パリ・エキスプレス」

フランス映画のコメディ・アクション。リ ック・ベッソン「タクシー」を思わせるが、 あれれという場面もあり、ゆったりと楽し めるノンストップアクションといったとこ ろ。ハリウッド映画に比べるとアクション 度がおっとりしていて、ということはハリ ウ…

ジャン・レノ「プロヴァンスの休日」

「南仏プロヴァンスの12カ月」という本が かつてベストセラーとなり南仏がブームに なったことがあった。私もつられて読んだ が豊かな自然とその生活には魅かれるもの があった。そこに住むジャン・レノと孫た ちとの交流、葛藤と和解の物語、そして美 しい…

眼鏡

5年ぶりくらいに新しい眼鏡を作る。 近眼の度を弱くすることでよく見えるよう になるという説明はよくわからなかったが 老眼との関係なのだろうか確かに見える。 こんどもかなり丸眼鏡であまり変化なし。 変わるのものと変わらないもの。

奇遇としかいえない

ジュンク堂難波店で本を探した。松家仁之 の「火山のふもとで」を読んで、すこし興 味を持って吉村順三の本を探す、特に「小 さな森の家−軽井沢山荘物語」を探しに行 って、見つからなかった。 書店の検索機で在庫プリントを打ち出して、 でも指定の棚になか…

碧野圭「書店ガール1.2.3」

ブックオフでなぜか手に取った。ラノベと いうものなんだろうけど、北上次郎が1巻 で解説を書いていたし、書店の話のような ので読んでみようと3巻まで購入。 1巻の前半は結構苦痛でこれは困ったなと 思っていたら後半、2巻、3巻ととても面 白く読んだ…