東京写真美術館「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971−2017−展」

陽子 (荒木経惟写真全集)
荒木経惟の妻の陽子さん絡みの全貌を紹介
する展覧会を見てきた。「センチメンタル
な旅 1971−2017−」というタイトルで、
2017の後ろに−があるのがミソ、まだアラ
ーキーは生きているからね。アラーキー
山ほど写真集が出ているから陽子さんのも
のだけ見てきて、それを集めた写真全集「
陽子」をいう写真集を大事にしているのだ
が、魅力がよくわからなかった若き陽子さ
んがいろんな表情をするようになって(ほ
んとにこんな普通の顔なんか撮らなくてい
いのにというものも含めて)でも亡くなっ
てしまう。そうなんだセンチメンタルな旅
ですでに死の予感が感じられていたのだから。
アラーキーポートレートではなく、しか
し私生活写真でもなく、もっと大きなもの
奥深いものを捕えていることがよくわかる。
うまく説明できる能力もないけど街のスナ
ップにもなにかを感じることができる。
幸せそうな缶ビールを持った写真、ベラン
ダで洗濯物を干す後ろ姿の写真、空が広く
て気持ち良すぎる。