奇遇としかいえない

小さな森の家―軽井沢山荘物語
ジュンク堂難波店で本を探した。松家仁之
の「火山のふもとで」を読んで、すこし興
味を持って吉村順三の本を探す、特に「小
さな森の家−軽井沢山荘物語」を探しに行
って、見つからなかった。
書店の検索機で在庫プリントを打ち出して、
でも指定の棚になかったのでうろうろして
いたら、若い学生風の青年が書店員に在庫
プリントを渡して探してもらっているのを
見つけたので、次は私のもお願いしますと
声をかけた。
ところが書店員がこれですねと青年に渡し
た本がその「小さな森の家」。びっくりし
た。私は書店員に私が探す本と同じだとプ
リントを見せて、驚きましたと声をかけて
しまった。
吉村順三の弟子が宮脇檀で、中村好文は吉
村順三の家具製作でまた宮脇檀のもとでも
働いてつながっていることが、この建築家
が好きな理由なんだとわかったことは収穫
だった。