2016-01-01から1年間の記事一覧

宮部みゆき「ペテロの葬列」

もう10年も前になるのか、杉村三郎シリー ズの第1作「誰か」を読んで、あまりに後味 が悪かったのでその後読んでなかったが、第 3作の本作の単行本美本をブックオフで購入 して出張へ持参、重かった。 前半はぐいぐい読んでいく、後半はお金を受 けとる…

WOWWOW「マークスの山」

ユーロ2016を見るためにWOWWOWに入って 2か月で退会する。ユーロでアイスランド という国を知ることとなったが、退会前に WOWWOW連続ドラマ(ほとんど見ません)の マークスの山5夜連続というのを録画して 見た。小説の圧倒的な迫力に比べて、映像 という…

イザベル・ユペール「間奏曲はパリで」

フランス映画はやっぱり感覚が違う。農場 経営の夫婦の倦怠により妻がパリでアバン チュール、それを夫の知るところになる。 しかし、夫はそれを云わずに許す、友人に お前だってそんな時があって奥さんはすご く悩んでいたのだとの助言もあって。 いいかわ…

鷲田清一・永江朗「哲学個人授業」

から入る哲学入門 (木星叢書)" title="哲学個人授業-から入る哲学入門 (木星叢書)" class="asin"> 哲学入門書の何冊目か、あいかわらず入門 できないでいる、まだそれがどうしたとい う感想のレベル、ひっかかりがない、しっ かり読んでないからだ、上っ面を…

タブレットで漱石2

電子本についてはもう長く、新潮文庫がす べて入るとかメリットもデメリットも云い つくされているが、私は本の形態は残るだ ろうなと予測する、やっぱり私は古い人間、 本は便利だなあと実感。 タブレットで読むのもそれはいいんだけど、 どうもひらぺった…

タブレットで漱石

実は3480円のタブレットを買ったのは、こ れでほんとうに私は読書できるかというの を試そうと思ったからだ。 漱石読破プロジェクトも中断のままなので、 無料の「吾輩は猫である」をダウンロード して週末の出張に備える。フォントや背景 の色を選んで、冒…

タブレット

スマホではなくケータイである、たまの連 絡電話と短いメールのみ使用。 家ではノートパソコンである、夜メールの チェックと気が向けばブログ。写真の管理、 個人及び家庭の情報管理。 以前iPodも持っていた。使わないので子ど もにやってしまった。 簡単な…

永六輔さん

若いときに「遠くへ行きたい」や「一泊二食 三千円」やいろんな文庫を読んで、その後、 「第一生命教育部長の手紙」他をビジネスマン と共著したのにも感心し、ともかく市井の 人たちを大切にする姿勢に共感、一方で作詞 やショウの演出などの都会的センスに…

ギャラリーからころ「元橋寛展」

高槻の画廊へ、以前版画教室に通っていた 時の先生の個展を見に行った。水彩画と銅 版画の作品、植物とパンを丁寧に細かく表 現していく、スーパーリアルではなく存在 感のある素材感。先生の性格のとおりやさ しさに満ちた個展だった。

玉村豊男「隠居志願」

寝る前にすこしづつ読んでいたエッセイと 彼の描いた水彩画。隠居志願というけど、 実際はたくましく生きている、働いている、 それはわかっているという前提で、彼の隠 居というイメージの余裕というか自由さと いうかうらやましい限り。それは都会に与 せ…

期日前投票へ

昨日は仕事の帰りに参院選の期日前投票に 行った。先回の衆院選をだらだら棄権にな ってしまってちょっと後味が悪かったので。 候補者欄をみて腕組みをしてやっぱり困っ たなと思う。最近の忖度する社会の雰囲気 がいやだなと思うが、そういうことは新聞 予…

バートランド・ラッセル「怠惰への讃歌」

昨日、哲学は役に立つのかと書いたが、実 は役に立たなくてもよくて、役に立たない ものにも意味があり、役に立たなくてもひっ かかるものはあるわけで、そういうものを 哲学の中に求められるかと入口でうろうろ している。 そしたら大学1年の時にラッセル…

斎藤孝「使う哲学」

この先生はテレビで知っていたが読んだこ とはない。哲学がなんの役に立つのかとの 哲学マイブームのなかで、本屋で新刊、使 う哲学というタイトル、つい買ってしまった。 普段の生活の中であの哲学者の考えがこの ように使うことができるとの説明があり、 …

忙しい6月から7月

いまは忙しくしているのはいいことだろう。 停滞しないようからだを動かす、頭を動か す、それは喜びなのだろう、あたりまえの ことができなくなったとききっと喜びだと 気付くのだろう。 今年の夏は暑いらしい、すでに暑いぞ。

京都御所

はじめて京都御所の参観申し込みをして入 った。いわゆる平安から江戸までの天皇、 公家の暮らしていた場所をイメージする、 特に清涼殿というところで源氏物語と結び ついてイメージにリアリティが浮かびあが った。ちょっと東京までお出掛けにいって らっ…

帚木蓬生「千日紅の恋人」

はじめて読む作家、なんとなく手に取った。 なんだろうこの感じ、懐かしい感じとも違 う、女性主人公は30後半なのにもうすっ りおばさん風、男性は20代後半なのにな ぜか老成していい人、この組み合わせには ついていけず。途中、葬儀のところがとて も…

アイスランド2

今週は講習会等で忙しかった。その間にア イスランドはユーロ2016決勝トーナメン トに進出した、はじめての快挙らしい。 録画でオーストリア戦を見た、終了間際の ゴールは素晴らしかった。 一方、NBAはレブロン・ジェームス率い るキャブス初優勝、昨年…

湯川豊「丸谷才一を読む」

朝日選書の本、丸谷才一については没後い くつかの批評というか評論がでているが、 この湯川豊という作者の「須賀敦子を読む」 を以前読んでいて信頼できそうだったので 買ってきて読んだ。 うーん、小説のこまかいところはまるで覚 えていない、「笹まくら…

阪急梅田画廊「榎並和春展」

阪急百貨店の画廊で榎並和春さんの個展を 見た。もう何年になるのだろう、絵を見る、 しかもゴッホやセザンヌを見るということ でなく、画廊などで現代の画家の絵を見る という趣味を得て、そこで知った画家の昔 の作品を見たい、網羅的に作品を見たい、 全…

時間の不思議

10数年前に続けて中学、高校と同窓会に 出席したが、私にはまだいらないと思った ものだ。それでも現在の私は61年の時間 の蓄積の上に存在してしていることは間違 いはない。 高校の友人と30数年ぶりに会って飲んだ。 30数年間の遠くからの断片的な…

アイスランド

3月28日にアイスランドを旅する「ミッチ とコリン友情のランド・ホー」という映画 を見て興味を持った。調べると33万人の国 で軍隊を持たない国とある。そのアイスラ ンドが、予選を勝ち抜いてユーロ2016 に出場し、まずロナウドのポルトガルと対 戦し引…

竹田青嗣「知識ゼロの哲学入門」

哲学マイブーム3冊目、いわゆる著名な歴 史上の哲学者が何を考えたかをまとめた、 よくある哲学本なのだが、作者がこれ以上 はわかりやすくできないつもりで書いたの だろう。でもやはりわかりませんでした。 (と思ったのでブックオフで200円で購 入)…

イタリア映画「父パードレパドローネ」

1977年のカンヌのパルムドール作品。 イタリアの田舎の羊飼いの貧しい生活と親 子の関係をリアリズムで映像化した作品を テレビで見た。 当時見たら感動したかもしれないが、いま となっては感慨なく、申し訳ありません。

ユーロ2016

サッカーのユーロ2016が始まった。世 界のサッカー界はFIFAによりシステマチッ クに運営されておりこのことは驚くばかり。 これを見るためにWOWWOWに入って、この 1カ月を楽しむことにする。初戦は開催地 フランスVSルーマニアで、パリのパリサン ジェル…

佐々木譲「暴雪圏」

北海道警察シリーズの一冊、そのなかにい くつかシリーズがあるようだが、まあそれ として、出張のお伴に。 前半はぐいぐい読める、普通は新幹線の往 復で一冊を読む(仕事の資料を見たり、思 案したり、ときには居眠りしたり)のだが、 東京に着いた時点で…

サッカーA代表

大阪へ引越して、長居が近いのでセレッソ の試合を何度か観に行った。サッカーには (サッカーにも野球にも)あまり興味がな かったが生で見て面白かったし、プレミア リーグもテレビで見て、A代表の試合もテ レビで見て、すこしづつなにをしているの かわ…

第三舞台DVD「スナフキンの手紙」

8月に鴻上の「天使は瞳を閉じて」を観に 行く予定なので、あらためてDVDの「天 使は瞳を閉じて」と「スナフキンの手紙」 を見る。前者は記憶が確かだが、後者はほ とんど覚えていない。岸田戯曲賞受賞作品 なのだが、パソコン通信等当時は流行の先 端だ…

池田晶子「41才からの哲学」

哲学マイブームの2冊目、同じく池田晶子。 こちらは週刊誌連載の哲学エッセイ。すべ ての事象によく考えよとの檄。うーん、少 し哲学への見方がニュートラルになったか もしれない。それにしても短命だった。

もう暑いぞ5月から6月へ

クールビズといってもいつもは5月末まで はネクタイをしていたのだが、今年は脱落 しました。しばらく低迷していたのでちょ っと陽気に行こう(この暑いのに)、仕事 だけじゃないし将来ビジョンだけじゃない し健康のことだけじゃないしいろんなこと をま…

名古屋ボストン美術館「ルノワールの時代展」

ボストン美術館所蔵の印象派を中心とした 展覧会を観てきた。名古屋ボストン美術館 は契約終了が決まり閉館するそうで残念だ が、やはり美術館は借り物ではなく自前で 育てる必要があり、県美と市美が協力して いってほしいと思うがなかなかそうはいか ない…