吉田拓郎「午前中に・・・」

午前中に・・・
拓郎がエイベックスに移籍しての初アルバム。
インディーズのエレックから、ソニーミュージックでの
個人レーベル、オデッセイ、そしてフォーライフ設立、
脱退してのテイチク移籍、最後にあのエイベックス。
何があったのかそれぞれわからないが、どこにおいても
拓郎をプロデュースできる人物がいなくて、拓郎は
最後までセルフプロデュースというか(一部には加藤
和彦の例もあるが)等身大の音楽しか出来なかった。
それは拓郎らしいことであり、よかったのかもしれな
いが、もっともっという気もする。
今回のアルバムは、肩の力が抜けて、リラックスして
聴けるここちよいアルバムとなった。しかし、がんばら
ないとか歩こうよとか逆メッセージになっていて、
ほんとうに拓郎は本心なのかな。