2009-01-01から1年間の記事一覧

白石一文「一瞬の光」

白石一文の2冊目。これはベストセラーになったらしく まっとうなストーリー。しっかり書き込んであり、この 切実な恋愛は好ましく、彼女を思いやる気持ちには深く 打たれるものがある。そのとおりだ。

西宮大谷記念美術館常設展

神戸へ行く途中で立ち寄る。 ここは庭も気持ちよい。好きな美術館だ。

堺第九その4

遅刻してのレッスン第4回。細かい指導が続く。 一万人の第九とは違う感じがいまもただよう。 人数が少ないだけに緊張感がある。

堺第九その3

合同レッスンの2回目。今回は、当日の指揮者である 現田茂夫の直接レッスン。佐藤しのぶの夫である。 スタートからハイテンション、畳みかけるような指導、 佐渡裕の時にも思ったのだが、指揮者のレッスンは ものすごいパワーがある。あるいは1回か2回し…

ラグタイム桑名正博ライブ

心斎橋のラグタイムというジャズライブハウスにて、 桑名正博のライブ。80人ほどの小さなハウスで、 ピアノだけのアコースティックライブ。 雰囲気はある。楽しそうだ。ワインを飲みながら、 私も楽しんだ。

堺第九その2

いよいよ経験者・初心者合せて合同レッスン始まる。 すこし発声練習をして、いきなり最初から通しで歌う。 去年の12月はじめの一万人の第九以来3ヶ月ぶりの 歌声。いっきに嬉しくなった。 堺にも歌える人達がいっぱいいるのも嬉しかった。 教え方もすこし…

白石一文「僕のなかの壊れていない部分」

主人公が嫌いだ。文章が嫌いだ。ストーリーが嫌いだ。 しかし人生の生と死を描いているのは確かだ。救いや 癒しにもっていける方向性はあったのにそれをしなか ったのに作家の意志を感じる。読み進めるのが苦痛だ ったが、もう1冊読んでみようか、この新し…

23:菜の花

司馬遼太郎が好きだった菜の花。遠くから見ていると 一面の黄色が美しい。近くで見たら葉っぱが結構いびつ なことを発見。

22:シクラメン

真綿色すなわち白いシクラメンはないんだそうですね。

21:椿・ウメモドキ

いろんな名前の草花があるものだ、楽しい。

劇団カオス「スペーストラベラーズ」

劇団カオスの新春初公演、ジョビジョバの 「ジョビジョバ大ピンチ」を公演。これは 映画「スペーストラベラーズ」の原作となった 芝居である。映画は金城武、渡辺謙でかっこ よさで売る演出であったのに対し、芝居は しょぼいキャラまるだしのコメディである…

梶尾真治「未来(あした)のおもいで」

キャラメルボックスの新作は、この本を原作とした、 「すべての風景の中にあなたがいます」という芝居を やっているようで、タイムマシン物は嫌いじゃないので 読んでみた。軽いんだけどなるほどね、面白かったです。 じっくり重厚な作品を読みたいです。

キャラメルボックス「広くてすてきな宇宙じゃないか」

DVDで観るキャラメルボックスの2本目。 キャラメルはやはりこういうハートウォーミングな芝居を する劇団なんだと納得。人気がある理由もよくわかるが、 これで好き嫌いが分かれるところで、私にはものたりない 気がする。テレビ化DVDで見るのはとて…

ウディ・アレン「世界中がアイラブユー」

最近昔観た映画を見直すことになっている。 これはウディ・アレンのミュージカル映画だ。 びっくり。ジュリア・ロバーツやゴールデン・ ホーンが歌って踊る。マルクス兄弟へのオマー ジュのダンスシーンは本当に楽しそう。 ロマンチックないい映画だった。

偶然の旅行者

これも昔観た映画だが、年を重ねて再度観る。 こんな話だったか、妹の結婚話などまったく 忘れていた。 キャスリン・ターナーが一時因りを戻して、 でも不満を云ってしまうところはリアリティ がある場面。それでジーナ・デイヴィスの ところにやっぱり行く…

かもめ食堂

ヘルシンキで食堂を開いた小林聡美のほのぼのとした 癒しの映画。小林聡美のセリフのテンポと間がうまいなあ と思う。人が決めたことは喜んであげようというのは 納得、不思議な気持ちが心に沁みる映画だ。

眺めのいい部屋

フォースターの小説の映画化。以前観たことがありすごく 気に入っていたのだが、ひさしぶりに観たらやっぱりよか った。私の10本に入れてもいいくらい。 ヘレナ・ボナム・カーターは元々好きだし、ダニエル・ デイ・ルイスは役を創りまくるし(伊丹十三を…

ギャラリー間「安藤忠雄建築展」

TOTOテクニカルセンターのギャラリーで、 安藤忠雄の展覧会「挑戦―原点から―」を見る。 この展覧会の東京会場では、住吉の長屋が原寸大で 展示されていたのだが、大阪会場では模型のみ。 それでも光の教会や六甲の集合住宅の模型は 私の好奇心を刺激する…

THE LITTLE HOUSEほか

ジュンク堂ヒルトンプラザ店で洋書70%引きセールを やっていたので、昔持っていた絵本(ただし日本語)の 洋書版をまた購入した。

建築家安藤忠雄

安藤忠雄の初の自伝。安藤忠雄は住吉の長屋の 頃に異色の建築家として名前を知ったのだが、 プロボクサー出身で大学へも行っていないと いうことでさらに関心を持っていたのだが、 この本を読んで、大学なんか行かなくても、 その何倍も独学で勉強して、日本…

「グッバイ・レーニン!」

これは大層気にいった面白いコメディ映画だった。 しかし、ベルリンの壁崩壊と東ドイツがなくなる 歴史をとりあげて、その内容は重く、それに翻弄 される人びとのひとりひとりの想いは計り知れない。 だからこの映画の面白さを、自分の言葉でうまく 説明する…

「ヒットラー最後の12日間」

この主演のブルーノ・ガンツは名作「ベルリン・天使の詩」 の天使なんだ。知らなかった。

ウディ・アレン「セレブリティ」

ケネス・ブラナーとジュディ・デイビスのあいかわらずの 神経症的なコメディ。アレンがでてこないだけ、ゆったり と観ていられる。ケネス・ブラナーがそんなに有名なシェ イクスピア俳優だったなんて知らなかった。

榎並和春個展

阪急梅田店美術画廊にて榎並和春さんの個展を見てきた。 この画家の絵は、たしかに不思議な魅力があって、それを 言葉にできなくてもどかしいのだが、簡潔に云えば祈り、 想い、であろうか。絵のかたちが明確になってきており、 それは魅力にもなり、わかり…

堺第九その1

合唱経験ゼロだったのに一万人の第九を6年やって、 そろそろ自信も出てきたので、いよいよ次のステップ に進むことにした。一万人はバスパートだけで2000人 くらいいるのに対して、普通の第九コンサートでは、 バスパートは30人くらいなのである。一人あ…

梶尾真治「時の風に吹かれて」

雑多な短編集。タイトルはタイムマシン物。 どうなのかな。

池澤夏樹「パレオマニア―大英博物館からの13の旅」

これは読むのに時間がかかった。世界の文明を作者が訪ねて思索する。 わたしには教養も知識もないので想像力が湧かない。作者がなにに 感動しているのかわからないので、なんともはがゆい。 しかし世界は広く、人間の歴史は深いということだけわかったつもり…

第三舞台「トランス」

きのうの「トランス」と本家の「トランス」の違いを見るため、 DVDで見直してみた。 家族で意見が出たのだが、第三舞台はラストがブルーハーツの 夕暮れで終わっており、それは「はっきりさせなくても、あや ふやなまんまでいい、ぼくたちはなんとなくし…

劇団OG会「トランス」

大阪天王寺の近鉄裏手のSTAGE+PLUSという定員30名程度の 小さな小屋へ、四天王寺高校演劇部OGを中心に活動しているらしい 劇団の芝居を観に行く。 というのは、第三舞台の「トランス」をやるからである。第三舞台は 一度も本物を見たことはない…

森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」

山本周五郎賞受賞作。一連の作品のバリエーションに 魅力的な女の子を中心に添え、面白い話になった。 ハッピーエンドだとは思わなかったが。