2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

木版10:文勤

北名古屋八景の2枚目、文化勤労会館。 130×90 2版2色

山田洋次「キネマの天地」

テレビで放映していたので録画して見た。 蒲田撮影所の最盛期かトーキーの時代にな って活況にある映画現場の話なんだが。 懐かしいのかな、小津がいてくらいしか知 らないので仕方がないか。 脚本に井上ひさしも参加してもっと面白く できただろうに、寅さ…

NHKテキスト「100分de名著 燃えあがる緑の木」

やっと読み終えたので書店へ行ってテキス トを買ってきた。作家小野正嗣(早大教授 なんだ)の解説である。9月から楽しみ。

大江健三郎「大いなる日に」

燃えあがる緑の木の第3部「大いなる日に」 読了。ここは一気に読んでしまった。 これは再生から崩壊までの物語、信仰を持 たないものたちの祈り、魂のことについて、 死者とともに生きる、一瞬よりはいくらか 長く続く間の喜び等、重層的な展開で深く 押し寄…

秋めいてきた

去年は「だらり9月」に書いたように酷暑 だった。今年も暑い夏だったが、ちょっと 夜は秋めいてきて振り返れば酷暑だったと 云うほどでもなかったか。 今年も8月はだらりとしていた、働いてい たことがあるなんて信じられない自分がい る。でも8月はそういう…

大江健三郎「揺れ動く(ヴァシレーション)」

燃えあがる緑の木の第2部「揺れ動く」フ リガナがヴァシレーションを読んだ。 わかりにくい内容だった、わからないまま に読み進めた。第1部救い主が殴られるま でが受難の物語なら、第2部揺れ動くは再 生の物語だ。もはや読みにくいとか読みや すいの話では…

沢木耕太郎「流星ひとつ」

これは発売当時から読むつもりがなかった、 買うのはもちろんのこと、図書館でもブッ クオフでも手に取らなかった。でもつい読 んでしまった、外で暇だったので。 全編インタビューのみで構成されたノンフ ィクション、でも相手が亡くなって緊急発 売という…

甲子園とオバーと爆弾鍋

単発テレビドラマを録画して見た、珍しい。 沖縄の映画は快作「ウンタマギルー」や「 ナビイの恋」「ホテル・ハイビスカス」と 面白かったが、このドラマも面白かった、 哀し面白かったというべきか。 台湾へ行ったときに通訳の人に聞いたら、 台湾人は中国…

アビーロード50年

1969年8月8日アビー・ロードの横断 歩道で撮影され、9月26日(日本は10月 19日)アルバム「アビー・ロード」は発 売されたらしい。それで50年記念エディ ション版がでるという。 先に月着陸50年だったが、考えてみれば わたしの多感なあの頃は1968年から77年…

新海誠「君の名は。」

社会現象になるほどヒットした作品なので、 テレビで放送した時に(いつだったか)録 画してようやく見た。 新海誠は秒速5センチメートルしか見てい ないのだが、甘くてセンチメンタルな話は 変わらない、若い人たちが好きなのもわか る、うらやましい。 こ…

警句

吉本隆明「ふたりの村上」を読んでいたら、 批評のところではなく、関係ないところで、 そう、そうだったね、自分を戒める。 『「正義」はきびしく疑え、またじぶんが 「正義」に与する場面に立たされたときは、 できるだけ消え入るように。』 そうだ、消え…

ミニ木版画展

木版のクラブの展覧会をいつも集まるとこ ろのロビーで開催。いよいよ大きな版の制 作をはじめた。

大江健三郎「救い主が殴られるまで」

10日に書いたように、来月、100分de名著 で大江健三郎の「燃えあがる緑の木」が取 り上げられるので、まず第一部「救い主が 殴られるまで」を読み終えた。 まだ感想はない、大きな話なのでこれから。

「黒い炎」

高校生のころ、フォーク派とロック派と隠 れクラシック派がいた。ロックといっても レッドツェッペリンなどのハードロックが 全盛だったがいわゆる洋楽のロックがどん どんはいってきてそんなに好きでもないの によく聞いていた。YouTubeをなにげなく 見てた…

来月の100分de名著は、

大江の「燃えあがる緑の木」のようだ。解 説が小野正嗣、現在日曜美術館の司会をし ている作家、読んだことがない作家なのだ が見てみようと思う。おまけに「燃えあが る緑の木」は大江の全集で購入したものの まだ手付かずなので、これを機会に気合い を入…

佐藤優・池上彰「ロシアを知る」

図書館の新刊コーナーで見つけ読んでみよ うかと手にとった本。ロシヤの専門家の佐 藤優がいろいろと分析、解説してくれる。 社会主義のソ連が崩壊し、簡単なマルバツ で評価しがちだが、ソ連の優位性もあった というところはなるほどど思った。昔、柴 田翔…

浦沢直樹「夢印」

ルーブル美術館がマンガをアートを認め、 漫画家とコラボしているという。先に谷口 ジロー「千年の翼、百年の夢」を購入し読 んだが、まあつまんなかったのかブログに 載せていない。 今度は浦沢直樹「夢印」である。 ルーブル、フランス、おフランス、イヤ…

永江朗「そうだ京都に住もう」

昔、まだ退職後の夢があったころ、いやリ アルな現実とは思えず単なる夢であった頃、 夏は北海道で、冬は沖縄で各1か月くらい 暮らすというのはいいね、季節のいいとき は京都で1か月だね、と妻と話し合っていた。 ちょうど老後は海外で住むなどとちょっと …

ちいさな覚え

今日8月6日の朝日新聞朝刊のトップ記事 は原爆74年ではなかった。今日8月6日の NHKテレビの19時のニュースの頭のニュ ースは原爆74年ではなかった。 去年もそうだったのか、今年はそれが気 になった。

「この世界の片隅に」

NHK地上波で放送したので録画して見た。 キネ旬ベストワンと知っていたので、ジ ブリや新海誠のように丁寧に作られたア 二メーションだろうとは思っていたが、 広島の原爆の話で細かい日常を描き最後 に悲劇だと勝手に思い込んでいたのだ。 ところが舞台は軍…

墓参(雑感)

お盆の前に墓参に行った。長く暮らした名 古屋にあるお寺で、車で20km、40~50分、 電車ならドアトゥードアで1hか。 近いと いえば近いがいつかは行けなくなるねと妻 と話をした。子供たちが繋いでいくことを 押付けもしないし時代も変わっていくだろ う。…

池澤夏樹「マリコ/マリキータ」再読

ブログの最近の分のインデックス表示を5 件から15件に増やした。たまに閲覧してく れた人にもすこしだけ遡ってくれればうれしいかぎり。 で、池澤夏樹再読は次、短編集「マリコ/ マリキータ」短編が5つ。 「マリコ/マリキータ」行ったことはない けどグ…