沢木耕太郎「流星ひとつ」

これは発売当時から読むつもりがなかった、

買うのはもちろんのこと、図書館でもブッ

クオフでも手に取らなかった。でもつい読

んでしまった、外で暇だったので。

全編インタビューのみで構成されたノンフ

ィクション、でも相手が亡くなって緊急発

売というのはやっぱり沢木らしくない、宇

多田ヒカルに知ってもらいたかったなら本

人に郵送すればよかっただけじゃないのか。

かつて音楽業界に係る話は虚業の世界なの

で関心がないと云っていたのではないか。

このしっくりこない感は、わたしがこの歌

手にまるで関心がないのでそういう反応を

をているだけなのかもしれぬ、ただの偏見

なのかも。

流星ひとつ (新潮文庫)