マーティン・スコセッシ「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」

1993年アメリカ映画。スコセッシ監

督作品、知らなかった。

スコセッシはやはりタクシードライバー

の衝撃からで、当時はスコルシーズと記

載されていたと思うが、それでその前に

映画館で観た「アリスの恋」(エレン・

バースティンがアカデミー賞をとって観

に行ったと思う、いい映画だった)が同

じ監督作品だと知って驚いた記憶あり。

そのスコセッシがこんな昔の上流階級の

正統的な恋愛、不倫の映画を撮っていた

とはまるで知らなかった。しかもダニエ

ル・デイ=ルイスである。伝統的で保守

的なところから抜け出そうとする進歩派、

自由主義のデイ=ルイスが不倫に向かう

ところが説得力があり見事な演出。

いやwikiを見るとやはり小説の原作があ

った、やっぱりなあ文学は深いなあ。

それでも重厚で堪能した。妻となる ウィ

ノナ・ライダーが結婚後は保守的になる

ところもうまいなあ。