2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

中小田井町並み保存地区

コロナ渦でもう一年以上やってなかった名 古屋探訪シリーズ。新聞で近くにこんなと ころがあることを知ったので、家から歩い て行きどこのお店にも入らなければ大丈夫 と出かけた。家から歩いて1時間強、100m くらいの小さな保存地区だった。スケッチ して…

ジョン・ウェイン「アラスカ魂」

前にも書いたように西部劇のイメージはこ れを見て完全に更新された。インディアン 襲撃も決闘もない、なんとジョン・ウェイ ンのコメディである。そうなのだ時代劇が 仇討ちや果し合いばかりじゃないいろんな 時代劇があるように、西部劇も舞台が西部 なだ…

ゴダール「勝手にしやがれ」

これもまた見たことがあると思っていたの だが、テレビ放映されたので録画して見て いたら最後まで思い出せない、すなわち初 見である。 トレビヤン(Très bien)、感動した。ヌー ベル・バーグがここからはじまったのがわ かる、トリュフォー原案のゴダール…

中公新書「ビル・クリントン」

アメリカ大統領がバイデン氏に交代し、図 書館でそれに関するような本を物色してい たところ、中公新書のクリントンの8年間 を総括するような本を見つけ、読んだ。 クリントンは若くて陽気でいかにもアメリ カ的であり、また今でも人気が高いのはな なぜか…

だらだら読書だらだら映画

もうすぐ一年になるのだ。わたしはもとも と静かに暮らしていたのであまり抑え込め られてはないのだが、このブログを振り返 ると毎日のように読書をして映画を見てい ることがわかる。でも系統立てて取り組ん でるわけでもないし、じっくりむつかしい もの…

ジョーン・フォンテイン「レベッカ」

ヒッチコックの見たことがある映画だと思 っていたが、少し見始めたらはじめての映 画かなと思い最後まで一気に見た。やっぱ り初見だった。 主演男優はローレンス・オリヴィエ、女優 は「旅愁」「断崖」のジョーン・フォンテ イン。彼女は姉がオリヴィア・…

三浦しをん「あの家に暮らす四人の女」

三浦しをんブームである。今回はこれ、変 わった題名だと思いながら、なんと谷崎の 「細雪」へのオマージュだそうな。この四 人は細雪の4姉妹の名前をもじった名前に なっている。前半はおっとりと楽しそうな 共同生活のあれこれ、ところが後半に河童 とカ…

ドン・アメチー「天国は待ってくれる」

原題は Heaven Can Wait なので、ただた だ直訳の題名である。1943年の映画なの で、日本は戦時中の雲行きが怪しくなって きたころに、アメリカではこんなお気楽な お幸せな映画を撮ってみんなが観ていたの だ。ドン・アメチーという名前は知らなか ったがみ…

キム・ノヴァク「愛情物語」

タイロン・パワーとキム・ノヴァクの映画。 戦前に活躍したピアニストのエディ・デュ ーチンの生涯らしい、知らない人。タイロ ン・パワーは顔が濃い人、キム・ノヴァク は「めまい」の人か、後妻の人も印象深い。 アメリカのショービジネスは華やかで尊敬 …

池澤夏樹「ワカタケル」

池澤夏樹が「古事記」の現代語訳をしたと きに勉強した成果により、雄略天皇の物語 を書いたということらしい。雄略天皇はワ カタケルといわれ、埼玉県の稲荷山古墳か ら出土した鉄剣の銘文に獲加多支鹵大王 (ワカタケル大王)とあることから大和王 権が遠…

ヒッチコック「白い恐怖」

まだまだ未見のヒッチコック作品がいっぱ いある。夢のシーンをダリがつくったので 有名だったけど。 イングリッド・バーグマンが美しい、とり わけ美しいと感嘆。グレゴリー・ペックは 若いなあとそれが映画のメイン。 精神心理学を取り込んでのストーリー…

三浦しをん「きみはポラリス」

ポラリスは北極星なのだそうだ。きみは動 かない天の中心の星ということなのだろう。 三浦しをんの短編集、「骨片」「森を歩く」 がよかった。ちょっとどうかなと思わせる のも含むいろんな恋愛の在り方を示す。 きみはポラリス (新潮文庫) 作者:しをん, 三…

安野光雅さん

が亡くなられた、94才。彼のファンだっ た、勝手に影響を受けた人だった。 1.エッセイ 科学的思考を勧めるエッセイが好きだった。 「散語拾語」とか、特に森毅との「数学大 明神」がお気に入りだった。全集(文集) も買ったし、他にもたくさん持っている…

新海誠「天気の子」

地上波でカットなしで放映されるというの で録画して見た。若者を中心に大ヒットし た映画、以前の作品でもきっと書いたが、 美しい東京の街、都会だけでなく普通の住 宅街、裏通りなども見事な描写は時代の記 録にもなるだろう。一方、人の描写は景色 に比…

「なまいきシャルロット」

1985年のフランス映画。 思春期のもっていきようのない不安、反抗、 違和感というものがすごくわかる、自分も まったくそうだった。 ここじゃないどこかへという気持ちが、ピ アノ少女に向かい、船員の男に向かう。 近所の少女がいい、家族とうまくいかなく …

村上春樹「猫を棄てる」

村上春樹の父と父の戦争について語られた 作品。基本は父との和解、あるいは息子の 帰還(放蕩息子の帰還か)である。ここへ きて父のことを知りたいと思い調べ、その 歴史を継承していく作業をとおして父と和 解する、子供のいない村上春樹はこういう かた…

三浦しをん「まほろ駅前番外地」

まほろ駅前のスピンオフ短編集。 こっちのほうがおもしろかった。もう一冊 シリーズがあるので入手せねば。 まほろ駅前番外地 (文春文庫) 作者:三浦 しをん 発売日: 2012/10/10 メディア: 文庫

アマンダ・セイフライド「親愛なるきみへ」

アマンダ・セイフライドとエマ・ストーン の区別がつかなったが、ようやくわかるよ うになった。アマンダ・サイフリッドはマ ンマ・ミーア、ジュリエットからの手紙、 レ・ミゼラブルの女優だ。そしてこれは2010 年の作品、アメリカの恋愛映画、主人公の 男…

トム・ハンクス「キャスト・アウェイ」

トム・ハンクスなので録画してあったが、 どんな映画かまったく知らなかった。それ で漂流もの、無人島もの映画だったのだが、 ウィルソンのバレーボール、Fedexの荷物、 恋人の時計写真が希望となる。ウィルソン はネイティヴな神のよう。 帰還後の人生は新…

辻真先「たかが殺人じゃないか」

2020年のミステリ3冠をとった小説とい うので図書館で借りて読んだ。 わたしの好みではありませんでした、青春 ミステリというのは苦手。辻真先は名古屋 では昔有名だった代議士を親に持ち、テレ ビの脚本家、作家として知っていたが、本 を読んだのははじめ…

箱根駅伝

三浦しをんの「風が強く吹いている」を読 んで、正月に箱根駅伝を見てみようと思っ た。テレビで目にしたことはあったが、通 しで見たのは初めて、もちろんいろんなこ とをしながらであるが。勝負は非情である が、出られなかった多くの選手達も含めて 栄光…

國分功一郎「暇と退屈の倫理学」

ベストセラーになった哲学の本らしい。暇 とか退屈とかの意味を考える、退屈の苦し さとかを考えて、自分だけの生き方のルー ルを見つけるというのだが、そんなことの 意味なんて考えたこともなかった。 ここでの結論は、消費するな浪費せよとい うことで、…

島田裕巳の新書2冊

本の題名が長いのでタイトル欄に書けない、 こういう題名を付けないと読んでもらえな いのだろう。 幻冬舎新書「なぜ八幡神社が日本でいちば ん多いのか~八幡/天神/稲荷/伊勢/出雲/春 日/熊野/祇園/諏訪/白山/住吉の信仰系統~」 と、同「浄土真宗はなぜ日…

お年賀2021

我が家の中だけでも普通であることが(申 し訳ないけど)ありがたい正月だった。 5年振りに「66才の自画像」を描いた。 どうしても眼が強い、もっとどんよりした 眼なんだが、と考えたら鏡の中の自分の顔 を眼を凝らしてしっかり見て描くのでこう いう眼にな…