2020年のミステリ3冠をとった小説とい
うので図書館で借りて読んだ。
わたしの好みではありませんでした、青春
ミステリというのは苦手。辻真先は名古屋
では昔有名だった代議士を親に持ち、テレ
ビの脚本家、作家として知っていたが、本
を読んだのははじめて。
戦後の名古屋を舞台にしているので、懐か
しく、また知らなかったこともあり興味深
かったのだが、友人を渾名で呼ぶところと
かいささか古い感じがして、ミステリとし
てここまで高評価とは思わなかった。
作品中に旧制一中の特攻志願の話が出てく
るが、それは事実で昔知って自分だったら
拒否できただろうかと考えたことがあった
ことを思い出した。