2019-01-01から1年間の記事一覧

来月の100分de名著は、

大江の「燃えあがる緑の木」のようだ。解 説が小野正嗣、現在日曜美術館の司会をし ている作家、読んだことがない作家なのだ が見てみようと思う。おまけに「燃えあが る緑の木」は大江の全集で購入したものの まだ手付かずなので、これを機会に気合い を入…

佐藤優・池上彰「ロシアを知る」

図書館の新刊コーナーで見つけ読んでみよ うかと手にとった本。ロシヤの専門家の佐 藤優がいろいろと分析、解説してくれる。 社会主義のソ連が崩壊し、簡単なマルバツ で評価しがちだが、ソ連の優位性もあった というところはなるほどど思った。昔、柴 田翔…

浦沢直樹「夢印」

ルーブル美術館がマンガをアートを認め、 漫画家とコラボしているという。先に谷口 ジロー「千年の翼、百年の夢」を購入し読 んだが、まあつまんなかったのかブログに 載せていない。 今度は浦沢直樹「夢印」である。 ルーブル、フランス、おフランス、イヤ…

永江朗「そうだ京都に住もう」

昔、まだ退職後の夢があったころ、いやリ アルな現実とは思えず単なる夢であった頃、 夏は北海道で、冬は沖縄で各1か月くらい 暮らすというのはいいね、季節のいいとき は京都で1か月だね、と妻と話し合っていた。 ちょうど老後は海外で住むなどとちょっと …

ちいさな覚え

今日8月6日の朝日新聞朝刊のトップ記事 は原爆74年ではなかった。今日8月6日の NHKテレビの19時のニュースの頭のニュ ースは原爆74年ではなかった。 去年もそうだったのか、今年はそれが気 になった。

「この世界の片隅に」

NHK地上波で放送したので録画して見た。 キネ旬ベストワンと知っていたので、ジ ブリや新海誠のように丁寧に作られたア 二メーションだろうとは思っていたが、 広島の原爆の話で細かい日常を描き最後 に悲劇だと勝手に思い込んでいたのだ。 ところが舞台は軍…

墓参(雑感)

お盆の前に墓参に行った。長く暮らした名 古屋にあるお寺で、車で20km、40~50分、 電車ならドアトゥードアで1hか。 近いと いえば近いがいつかは行けなくなるねと妻 と話をした。子供たちが繋いでいくことを 押付けもしないし時代も変わっていくだろ う。…

池澤夏樹「マリコ/マリキータ」再読

ブログの最近の分のインデックス表示を5 件から15件に増やした。たまに閲覧してく れた人にもすこしだけ遡ってくれればうれしいかぎり。 で、池澤夏樹再読は次、短編集「マリコ/ マリキータ」短編が5つ。 「マリコ/マリキータ」行ったことはない けどグ…

司馬遼太郎「濃尾参州記」

先の「郡上・白川街道・・・」と一緒に出 てきた「濃尾参州記」を読んだ。街道をゆ く全43巻の最後となったもの。尾張、桶狭間の戦いは小学校のときに習って遠足にも行ったのだがそれは名古屋の小学校だったからだったか、豊田佐吉の伝記なんかも習ったから…

是枝裕和「万引き家族」

これを地上波で放映するというので驚く、 録画して見た。パルムドールを取ったとい うので映画館へ行こうと思いつつも重い映 画なので躊躇もしていた。それをテレビで 放送する、テレビもまんざら捨てたもので もない。 社会派の映画だと、貧困問題の映画だ…

北村薫「中野のお父さんは謎を解くか」

去年読んだ「中野のお父さん」の続編。 こんな父娘の関係はありえないのだが、 知的で上品ででも庶民的でつい読んでし まう。出版社の職場もいかにも楽しそう で、そうだサザエさんの世界みたいだ。 中野のお父さんは謎を解くか 作者: 北村薫 出版社/メーカ…

下鴨神社御手洗祭

まったく知らなかった聞いたこともなかっ た。下鴨神社で土用の丑の日に神池に足を つけ燈明をお供えし御神水を戴くというお 祭りでした。土用の少し前の日でしたが、 いやはや古来から引き継がれてきた素朴な 冷たい水で身を清める感の気持ちのいい経 験を…

京都国博

京都国立博物館の常設展を観た。 いわゆる西洋絵画や日本の洋画をなんども なんども観ることでからだに馴染んできた 経験から、こういう日本の古典というべき 仏画や江戸の琳派、狩野派なんかもなんど も観ないと大きな流れみたいなものもわか らないんだろ…

からだとこころ

1か月以上高熱の経過観察であったが、今 日血液検査で異形リンパ球というのがゼロ になってもう大丈夫ですとなった。よくわ からんが、やれやれ。 案の定、選挙結果はわたしの思うようには ならず、考えてみれば40数年ずっとマイノ リティだった、無党派で…

アーウィン・ショー「夏服を着た女たち」

文庫の後ろを見ると1990年2月改版と あるので、そのころ買って読んだのだ ろう。まだニューヨークも行ったこと がなくて都会の男女の機微なんかもあ まり興味なかったのでふーんという感 じだった。 さきの司馬遼太郎の古い文庫を探した ときにこの本も見つ…

司馬遼太郎「街道をゆく 郡上・白川街道、堺・紀州街道ほか」

堺の古墳が世界遺産になったので、そうい えば買ってあっても、まだ読んでなかった と引っぱりだしてきた。 早々、堺のちくまでそばを食べるというく だりがある。有名店である、でも温かいざ るそばである、どうなのか。 中世末期の自由都市、繁栄の都市の…

月着陸50年

日本時間1969年7月21日11時56分だ ったそうだ。わたしは中学3年で、前日に 終業式があり21日の早朝の着陸後、どこ かへ出かけて帰ってきて、月面に降りた? 歩いた?と親に聞いたように思い出す。 理系少年だったわたしには衝撃は大きく 月に行く時代が来る…

レスリー・チャン「さらばわが愛・覇王別姫」

まずレスリー・チャンはまったく知らなか った、超有名スターで亡くなっていること やなにもかも知らなかった。 そしてこの映画も知らなかった、カンヌの パルム・ドール受賞作品。近代中国の時代 に翻弄される京劇の役者二人の壮絶な人生、 清、中華民国、…

期日前投票へ

参議院選挙の期日前投票に行ってきた。 テレビはまるで選挙をやってないかのよう で、盛り上がっていないようだ。 この3年間だけでもいろんなことがあって、 安定とは程遠く、改竄と隠蔽と見え透いた 嘘と嘲笑と非寛容ばかりで、それでも現状 維持がいいのだ…

contondo公演「ポランの広場」

覚王山の揚輝荘にてcontondo公演「ポ ランの広場」を観た。宮沢賢治の戯曲「ポ ランの広場」からその世界を舞台上に。と はいっても観客参加型のパフォーマンスと いうかインスタレーションというか、なか なか楽しいアイデアで、それであとでポラ ンの広場…

覚王山

名古屋探訪シリーズは覚王山。30年くら い前に覚王山参道の茜画廊というところへ いったことはあるがそれ以外では初めて。 覚王山日泰寺、覚王山アパート、そして揚 輝荘である。参道は記憶ではもっとせまい 道路であったが実際は広々とした道路でカ フェや…

木版9:駅西口

彫りの練習は続く。 130×90 2版2色

リチャード・ドレイファス「張り込み」

「張込み」といえば松本清張なのだが、こ ちらは「張り込み」、リチャード・ドレイ ファス主演のコメディアクション、まあお 気楽に楽しみました、後半の脱獄犯とのア クションはちょっとくどかった。リチャー ド・ドレイファスは若くしてグッバイガー ルで…

仁徳古墳

百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録が ようやく決まった。大仙古墳とか大山古墳 とか耳原古墳とか仁徳陵とか御陵とかいろ いろ呼ばれていた前方後円墳は、大阪堺で 住んでいたところから1km程度で、外周一 周約3km、家からぐるっと周ってくると4 kmくらい…

池澤夏樹「光の指で触れよ」再読

「すばらしい新世界」を再読し印象が変わ ったので、続編の「光の指で触れよ」を続 けて読んだ。当時「すばらしい新世界」に とても好感を持ったので続編が新刊で出た 時にすぐに購入して読んだ。(2008.01) ところが理想的な夫婦だったのに別居へ、 精神世…

ジャック・ニコルソン「女と男の名誉」

監督ジョン・ヒューストン、主演ジャック・ ニコルソン、キャスリン・ターナー。マフ ィアファミリーのコメディなのだろう、日 本題名とは違いファミリーの名誉というこ となんだろう。アンジェリカ・ヒュースト ンが怪演、大物感あった。ジャックと長く 恋…

池澤夏樹「すばらしい新世界」再読

2003年10月に文庫化されすぐに購入し て読んだ記憶。そして、ええっと驚く、な んと16年後の再読である。 当時とても気に入って池澤のベストいくつ に入るくらいの評価、妻アユミが魅力的で 家族の在り方も感心していたのだが、再読。 これはいささか違和感…

夏越の祓え

今日は6月晦日なので、夏越の祓え(なご しのはらえ)として「水無月」を食べた。 京都でそういう風習を知って、そしたら名 古屋でも売っていたのだ。

BBCドラマ「検察側の証人」

テレビで前編後編で放送していたBBC制 作のアガサ・クリスティ「検察側の証人」 を録画して見た。検察側の証人は小説は もとよりビリー・ワイルダーの映画「情 婦」の原作としても有名で、このディー トリッヒ主演の映画はあっと驚くどんで ん返しでほんとに…

木版8:サフラン

200×120 2版3色 背景を思案中、仮作品。