京都国立博物館の常設展を観た。
いわゆる西洋絵画や日本の洋画をなんども
なんども観ることでからだに馴染んできた
経験から、こういう日本の古典というべき
も観ないと大きな流れみたいなものもわか
らないんだろう。さらに仏像彫刻もあるし
陶磁器とか漆とか蒔絵とかまるで素養がな
いのだから博物館とはわたしにとっては猫
に小判である。それでも今回も、宝誌和尚
立像(重文)という顔が割れて中から観音
の顔が覗くという仏像に目が釘付けになる、
人のイマジネーションに感心する、いいも
のを観たということがある。だからときど
きは行くのだ。