池澤夏樹「光の指で触れよ」再読

すばらしい新世界」を再読し印象が変わ

ったので、続編の「光の指で触れよ」を続

けて読んだ。当時「すばらしい新世界」に

とても好感を持ったので続編が新刊で出た

時にすぐに購入して読んだ。(2008.01)

ところが理想的な夫婦だったのに別居へ、

精神世界やユートピア農業にはまっていく

ところに不満だった記憶あり。

ところが再読して、これがなかなかいいよ

うに思える。前者があまりに理想的だった

のでこの葛藤、模索がわかる、いやもっと

泥臭くてよかったのに、でもこのようなこ

とも受け入れていくのが人生ということが

わかる、よくわかるような歳になったとい

うことか。

ktoshi.hatenablog.com