アーウィン・ショー「夏服を着た女たち」

文庫の後ろを見ると1990年2月改版と

あるので、そのころ買って読んだのだ

ろう。まだニューヨークも行ったこと

がなくて都会の男女の機微なんかもあ

まり興味なかったのでふーんという感

じだった。

さきの司馬遼太郎の古い文庫を探した

ときにこの本も見つけ再読。

こんどは、うーんと唸った。都会の男

女の機微か、おしゃれだなあ、大人だ

なあ。ほかの短編も楽しくて、「愁い

を含んで、ほのかに甘く」は、これは

映画「Wの悲劇」だ、この短編のリス

ペクトだと思った。  

夏服を着た女たち (講談社文庫)

夏服を着た女たち (講談社文庫)